賀名生の梅林を訪ねて

コース   和泉−河内長野−紀見峠−橋本−五條−賀名生梅林−五條−鍋谷峠−和泉
走行距離   一周 約110キロ
最高地点   鍋谷峠 標高660m    積算標高差 約1800m
走行日・天候   2014年 3月 23日   天候:快晴   ロード
 以前から、るみちゃんのブログで気になっていた賀名生(あのう)の梅林。ま〜し〜さんから「るみちゃん主催の賀名生観梅ツーリングに行きませんか」の連絡を受けたのは前々日。天候も良さそうだし、仕事も落ち着いている、この機会を逃すと次はいつになるかわからないと即答で参加表明させていただきました。もう2年も前の話になりますが、こうやって再校していると、また機会を作ってぜひ訪れてみたいと思う素晴らしい梅林でした。
                                                                  (2016年03月10日 記)
走ったコース
      
                                             賀名生梅林 入り口付近から
 午前4時半、ま〜し〜さんのクルマに乗せていただき出発。大阪湾をぐるっと回って、デポ地・道の駅いずみ山愛の里には予定より1時間近く前に到着。午前8時にるみちゃんとおちあい、集合場所のコンビニで横やんさんも合流してスタートしました。
 まずは国道170号線を進みますが、丘陵地帯のアップダウンのある道をるみちゃんが結構なスピードで飛ばします。あれっ、サイクリングじゃなかったっけ、と最初から息が上がって大変でした。幸い国道から南海電鉄高野線の廃線跡の道に入った途端、のんびりモード(これでお願い)になってくれました。道周囲の風景も、ここが大阪府?と思うような山里となりました。並走して国道371号線が走っているのですが、こちらは交通量多し。廃線跡から今度は旧国道371号線で、紀見峠へ。


南海電鉄高野線を廃線跡の道を走って

旧国道371号線・紀見峠で和歌山県へ

 旧道で峠を下り新道に入ると、途端にクルマが増えました。下り切って紀ノ川を南岸へ渡ります。交通量の多い北岸を避けて、県道55号線で東進。気が付くと、いつの間にか奈良県に入っていました。再び紀ノ川を渡って北岸へ。大和二見駅からは五條市の旧道・新町通りを抜けていきました。格子造りが並ぶ家並は、大部分が現在も実用されているようでした。電柱も地中化されておらず、建築規制はそれほど強くはないようですが、住むことを一番に考えているのかと思われました。この後走った幻の五新鉄道の高架橋跡も見学しました。


五條市・新町通り

 五條市・新町通り

 新町通りから国道168号線に出て少し走った後、今度は廃線跡ならぬ幻の五新鉄道跡を利用した道(2016年時点では通行不能)を通って賀名生へと向かいました。鉄道敷設予定跡だけに、勾配もカーブも緩やかで、とても走りやすい道でした。おまけに一般車は通行禁止です。ほぼクルマが通らないので、あちこち余所見をしながらの走行です。梅も次第と増えてきましたが、梅によく似た枝振りなのに全く花が咲いていない樹が、たくさんの畑や山肌に整然と植えられていました。「別の品種かな?」「なんだろう」と4人で論議していたのですが、賀名生でも同様の木々が栽培されていました。その時近寄ってみて判明、柿でした。帰路に通ったかつらぎ町付近は、つるし柿で有名だそうです。


五新鉄道跡の道、一般車通行禁止

五新鉄道跡の道 周囲は梅と柿

 五新鉄道跡の道はトンネルを抜けたり鉄橋を渡ったりと、紀ノ川支流・丹生川を右に左に見ながら進んでいきます。照明のない少し長めのトンネルと抜けると、ほぼ満開の梅林が現れました。賀名生梅林の手前で、まず出迎えてくれたのが、写真:下右のしだれ梅。淡路・馬廻の枝垂れ梅にも劣らない樹高・樹勢でした。


五新鉄道跡の道、トンネルも3か所ばかり

賀名生手前の枝垂れ梅

 賀名生の梅林は国道168号線の脇にあるのですが、一歩西側に入った斜面にあるので、国道を通っても知らないと気づかれないことが多いそうです。しかし、やはり有名どころ、国道沿いの小さな駐車場には既にクルマが溢れていました。ほとんどの観光客は麓にクルマを止めて徒歩で散策されているのですが、時折クルマでその細く急勾配の道を登ってくる人がいます。クルマだとかえって不便で、ゆっくり楽しめないでしょうに。


梅花を楽しみながら

上方に植えられているのは柿

 梅林は山の斜面に沿ってあり、一周で5qあまり(標高差は200mほど)の生活道路が梅林の中を巡っています。単純計算でも平均勾配は10%以上です。国道からいきなり急勾配の道を100mも進むと、眼前には満開の梅林が広がってきました。早速一枚(トップの写真)。その後も急勾配の道が続きます。歩く観光客の多さとと写真撮影という名目で、少し走っては止まるの繰り返しで、止まっている時間のほうが多いくらいでした。


梅の香の坂道を

満開!

 登っていくにつれて、また違った展望が広がってきました。見上げても満開、見下ろしても満開。梅林が広がります。徳島県内にも、近場の神山・阿川や美郷、阿南市・明谷などの梅林がありますが、これほど立体的な広がりを見せるところはありません。

見下ろして

見上げて

 大分登ったところで、ふと視線を遠方に向けると・・・。遥か遠くに(写真ではわかりにくいですが)雪を抱いた山々が見えるではありませんか! 帰宅後地図で確認すると、大普賢岳方面かと思われました。満開の梅が開く山里の向こうに、雪の山々。予想外の光景に、この日一番の感動でした。

賀名生梅林、 背後の雪山は大普賢岳方面か

 その後も、観梅を楽しみながら、ゆっくりと下りました。
 賀名生からは再び五新線跡の道を引き返して、昼食は五條で中華・豚珍館のチャンポンをいただきました。あっさりとした味も良くボリュームも十分で大満足でしたが、猫舌なので舌を熱傷してしまいました。さらに新町通りをもう一度通って、また交通量の少ない紀ノ川南岸へと移動し、和歌山方面へと向かいます。


 満開の中を

 見飽きることのない

 折角遠征してきたので、同じ道を引き返すのもどうかな、という私とま〜し〜さんの意見を酌んでいただき、関西では練習コースとして有名な鍋谷峠経由で大阪府に戻ることになりました。鍋谷峠は後半になるにつれ勾配がきつくなります、とのことでしたが、無理せずマイペースで走ったため、それなりで峠に到着できました。この道も下方にトンネル新道があるためクルマがほとんど通らず、気持ち良く走れました。


鍋谷峠

るみちゃんご用達の枝垂れ桜

 鍋谷の峠からはデポ地まで下りだけと思っていたのですが、ほぼ下り切ったところから、また短いながらもアップダウンを数度繰り返します。何処を走っているのか、デポ地に向かっているのやら、さっぱりわからないなあ、と思っていたら、これまた毎年るみちゃんのブログで魅了されていた枝垂れ桜に到着です。残念ながら、まだ1〜2分咲きでしたが、満開になるとさぞ見事だろうと思われる枝振りでした。
 満開の梅林はもちろん、咲き始めの枝垂れ桜まで、途中には廃線跡の楽しい道や旧道の古い町並みなど、大阪南部・和歌山・奈良を知り尽くするみちゃんプロデュースならではの充実したサイクリングを楽しんで一日終了。

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