黒沢湿原・日の丸林道   林道池田漆川線 など

コース 池田−井川−日の丸林道−水の口峠−黒沢湿原−林道池田漆川線−池田 
走行距離     一周 約65キロ
最高地点   水の口峠 (標高1070m)
走行日     2004年 8月 22日  MTB&ランドナー   天候:曇り後小雨
 HPを通じて知り合った高知のM氏から、腕山近くの水の口峠から東に延びる日の丸林道が通じているらしいのでツーリングを考えているとの情報をいただきました。それは是非ご一緒させてください、ということで今回の企画となりました。当初は8月初めに予定していたのですが、悪天候のために延期。この日も空模様が危ぶまれましたが、何とか決行。
 コースは日の丸林道をメインに、未だ訪れる機会がなかった黒沢(くろぞう)湿原を回ることとしました。この2ヶ所が期待を裏切らない場所であったことに加えて、黒沢湿原から池田までの林道池田漆川線(林道とは名ばかりの舗装路)は、背後に中津山や国見山をひかえた斜面の山村風景や吉野川を見下ろす眺望が素晴らしく、降り始めた雨を差し引いてもあまりあるツーリングとなりました。もちろん、初顔合わせであるM氏との道中ツーリング談義が、楽しさに拍車をかけたことは言うまでもありません。

ところで M氏のプロフィール
 年齢は私より若干?若く、現在高知市在住。中学生時代よりツーリングを始め、学生時代は全国津々浦々をツーリング(山登りもかなりのものだそうです)。現在は、多忙の中、週末に四国の林道を中心に走破中。愛車は、知る人ぞ知る「TOEI」のランドナー、他に「ALPS」キャンピング、DE ROSA のロードレーサーなど。今回は、私も間近で初めて見る、あこがれの「TOEI」ランドナーで走行していただけました。

                                                     (2010年11月 6日更新)
     
                                          黒沢湿原
本日の客観的データ

        池田---多美農地---腕山スキー場-----黒沢湿原------池田
時間(時分)  7:50----10:00---------11:20-------12:30-13:40-----15:00
距離(km)    0------22------------32------------48-----------65
標高(m)   120-----890----------1070-----------540---------120
 高知のM氏との待ち合わせ場所は旧池田町体育館。HPで知り合った方とお会いしてのツーリングは初めての経験だったので、ちょっと緊張しました。しかし、それも杞憂、自転車乗り故、直に旧知の仲と変わらぬ具合になって一安心。池田町から井川町までは、国道192号線。日曜日の朝早いこともあって、交通量はやや少なめの道をゆっくりと東進しました。

ちょっと一休み

狭い水田が散在
 井川町で腕山への道・県道140号線へと右折します。予定では、多美農地から日の丸林道を回って水の口峠。しかし、地形図(M氏持参)では何本もの生活道路が交差しており、県道140号線から多美農地へ何処で曲がれば良いのかはっきりしません(上記ルートラボも正確ではありません、ご了承を)。結局、井内集落でそれらしき道を見つけ近づいたところ「メイト文化村・多美農地」の標示を発見。ホッとして先へと進みました。

日の丸林道へ

日の丸林道にて 1
 ところで、このメイト文化村というのは何なのか?井川町のHPにも載っていますが、詳しい説明はなし。芸術家が集まり廃屋を買い取って文化活動している類いのものかと思っていたら、いくつかのロッジと集団宿泊ができる集会所みたいな建物があるのみ。小学生などの宿泊訓練用? それにしては、夏休みの日曜日だというのに誰もおらず閑散としていました。
 さて、道はつづら折れになったりしながら、どんどん勾配を稼いで行きます。道の分岐毎に「メイト文化村・多美農地」の標示があって、迷うことはありませんでした。道路脇の斜面には、狭いながらも水田や畑が散在、さらには2つばかり小さな鎮守もあり、いずれも立派な御神木が大きな日陰を作っていました。

日の丸林道にて 2

日の丸林道から北西方向を望む
 さて、いよいよ日の丸林道です。メイト文化村を過ぎたあたりから多美農地の手前までは、とにかくブヨ(テジロ)の襲撃に悩まされました。ギア比を軽くしてペダルの回転を速くしたり手で追い払いながら進みましたが、何ヶ所かは刺されてしまいました。漸く辿りついた多美農地は、もっと整備された大規模な高原農地かと思っていましたが、結構雑然としたところでした。またあまり眺望もありませんでした。ここで小休止。ところで走行中もそうでしたが、休憩時にはM氏とのサイクリング談義に走行中にも増して花が咲き、しばし大休止に。
 「では、そろそろ先に進みますか」と、多美農地でネギのようなものを収穫していた方に道の確認をして、水の口峠へ。この間は、標高差がほとんどなく緩やかで、北西方向への展望が広がります。途中一ヶ所、崩落あり。

黒沢湿原を走るM氏

黒沢湿原にて
 水の口峠(前回はまだ新緑前であまり気付きませんでしたが、峠周囲の落葉樹林もなかなかのものです)からは、あっと言う間に標高500mほど下り、野住集落で再び県道140号線に戻り、小さな峠を越えて池田町漆川へ。アップダウンを2、3回繰り返すと、黒沢湿原の標示が出てきました。

サギソウ

スイレン
 お昼過ぎに、黒沢湿原の北端に到着。ちょうど小雨がパラついてきたので、湿原北端の東屋で休憩を兼ねて雨宿り。ほどなく雨はあがり、湿原の散策に。
 おりしも黒沢湿原一番人気のサギソウ(一時絶滅しかけたそうです)やヒツジグサ(咲く時間帯でこう呼ばれるそうです)などスイレン科の花も満開。交通のアクセスが悪いためかシーズン中なのに訪れている人も少なく閑散として、予想していたより遥かにいい印象でした。

ヒツジグサ(スイレン科)

サギソウ
 黒沢湿原からは出発地点の池田町総合体育館に直接出ると思われた林道池田漆川線を進むこととしました。走り始めてすぐに、それまでなんとかもっていた空から、大粒の雨が・・・。またすぐに止むだろうと先に進みましたが、雨脚は一向に弱まらず。どこかで雨宿りをしようと思いましたが、小屋のひとつもない道。仕方なく濡れ鼠状態で走りました。

漆川付近の山村 背後は中津山

吉野川、林道池田漆川線より
 林道は、標高500m前後のところをトラバースしていきます。これが予想外の風景を見せてくれました。ちょうど、霧に煙るような山影の斜面に山村が点在。その背後にはいくつもに重なる山影。最後方には、中津山や国見山がその頂を雲の中に隠してどっしりと構えています(写真下左、ちょっと小さいですが)。晴れていたら、また違った美しさがあるのでしょうが、雨の風景もしっとりと落ち着いた感じでいいものでした。

M氏のTOEI
 もう少し進むと、最近できたばかりと思われる展望台がありました。そちらへ進んでみると、今度は池田町で北向きから東向きに流れを変える吉野川が眼下に一望できました。ちょうど数日前から雨が多かったので水は濁流でしたが。天気が良ければ、塩塚峰や雲辺寺山なども間近に見えるはずです。林道池田漆川線は、舗装状態もよく、風光明媚、おまけに自動車がほとんど通らない(すれ違ったのは16kmほど走る間に1台くらい)ので、ツーリングにもロード練習にも最適かと思われました。
 展望台を過ぎると、後は池田町までほとんど下り。下りきったところが出発点の体育館でした。
 M氏のTOEI号をしげしげと眺めながら、また次の企画・再会を約束して、帰途へ。この日の余韻を楽しみながら、下道をゆっくりと徳島市内の自宅へと帰りました。

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