林道下切貝の股線  広域基幹林道塩江琴南線
 1〜2年くらい前だったと思いますが、国土地理院の地図を眺めていて、内場ダムの奥から広域基幹林道塩江琴南線に抜ける道があることに気付きました。自転車でも走れそうな感じです。塩江琴南線は2002年に一度走っているのですが正確な日や出発地点は何処だったかが不明で、ただ工事中のドロドロ道だった記憶だけしか残っていません(写真も)。この道を久しぶりに走ることも兼ねて、未走の道を訪ねてみました。 (2016年02月02日 記)
  
林道下切貝の股線・塩江琴南線交差部
コース   清水峠−内場ダム‐林道下切貝の股線−広域基幹林道塩江琴南線−柏原渓谷−国道193号線−清水峠
走行距離   約70キロ   積算標高 約1600m
最高地点   林道下切貝の股線峠 標高760m
走行日   2015年12月13日  晴れ  シクロクロス
 清水峠付近にクルマをデポしてスタートです。塩江までは国道193号線、塩江からは県道7号線で内場ダムへ。内場ダムからは未走の湖畔西側を進むことも考えていましたが、件の道が通れるのかどうかわからず、引き返しとなった時に西湖畔の道を通ることを考えて、いつもの東側を進みました。県道7号線と県道154線の分岐・焼堂付近では、樫の新芽を食べる?ヤマガラが出迎えてくれました。

内場ダム・堰堤から

焼堂の分岐部にて、ヤマガラ
 ここからは初めての道です。数は多くないものの民家が散在する県道154号線を、右手の分岐に注意しながら、のんびりと進みました。焼堂の分岐から約3qのところで、県道下切貝の股線の分岐を確認しました。林道の名前は、ここの表示で知りました。その前に見つけた道(名前不明)の分岐には「通り抜けできません」の表示があったのですが、ここにはなかったので、山の北側まで抜けられると確信しました。

県道と林道の分岐部

 林道下切貝の股線
 林道に入っても、印刷携帯した国土地理院の地形図の道で間違いのないことを確認しながら進みました。標高500mを超えた付近までは、まだ民家が4軒ほどありましたが、最終の民家を過ぎると、路面は舗装されているものの、だんだんと落ち葉の量が増えてきました。標高750mほどの峠までに出会ったのは、下ってきたオフロードバイク1台のみでした。道は極一部のコンクリート舗装を除いて、ほぼ全線アスファルト舗装でした。ただし、枯葉と小枝多数散乱。所々で小石の散乱、おまけに苔生したところも多く、雨後だと滑る可能性大と思われました。MTBには物足りない道だと思いますが、ロードではストレス多そうでした。

林道下切貝の股線

林道下切貝の股線、峠手前
 勾配は一部で15%強までありましたが、全体としては10%弱くらいでした。途中に「平成13年竣工」とか「平成9年竣工」とかの標示があり、細切れに作られたようでしたが、辿り着いた峠の石碑には「昭和60年開通」とありました。交通量が少ないためか、積もった枯葉を除くと路面状況は比較的良好そうでした。峠付近からは、北に開けた展望がありました。残念ながら、すっきりしない天候のため、楽しめるほどの眺望は得られませんでした。晴れていたら、瀬戸内海も見ることができると思います。

林道下切貝の股線、峠の石碑

林道下切貝の股線、北側の展望
 滑りそうな道を慎重に下って、広域基幹林道塩江琴南線との交差地点に(トップの写真は分岐部の表示です)。当初の予定では、広域基幹林道と北側を並行して走る県道167号線との間を行き来する3本ほどの道をジグザグに走ろうかとも思っていましたが、時間がなさそうなので、そのまま広域基幹林道を西進しました。

林道下切貝の股線・塩江琴南線交差部

広域基幹林道塩江琴南線
 広域基幹林道は記憶通り小さな、それでも結構急勾配のアップダウンの繰り返し。下っても50m先がブラインドコーナーとなっているところがほとんどなので、下りでもスピードが出せません。時折、茶色く色付いたクヌギ系統の落葉樹が彩を添えてくれましたが、これといった展望も趣もなく、私にとって一番苦手なコースレイアウト。おそらくもう一度来ることはないだろうなあと思いながら終点に到着しました。

広域基幹林道塩江琴南線

広域基幹林道塩江琴南線、西側の終点
 終点からは、長柄ダム湖方面に進んでみる予定でしたが、分岐を間違えてしまったのと時間切れになりそうだったので、県道39号線から最短距離で県道167号線に進みました。柏原渓谷(徳島県人には渓谷とは呼ばないでしょうが)を横手に見ながら、東進。最高地点を少し過ぎたところから左手に進むと、最初に林道下切貝の股線を下ってきた分岐部のところに出てきました。南から下って来て東に向かい、北から登ってきて西へ進む、という感じです。そのまま西へ進むと、2、3度走ったことのある内場ダム方面へと向かうので、途中から左折して初めての道へと進みました。やはり初めての道は楽しい。と言いたいところですが、途中少し荒れた部分あり。アスファルト舗装でしたが、波打っているというか、持ち上がったところが多数あって、ここはロードではストレス多そう。シクロクロスでもゆっくりと下りました。
 再び国道193号線に出て、清水峠まで。往路復路とも国道193号線では数名の自転車乗りをすれ違いましたが、そこから奥のコースでは、ひとりの自転車乗りとは遭遇せず、でした。

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