岡山の棚田へ  2016

コース   有漢−美作追分−大垪和―旭川−大平山−有漢
走行距離   130キロ
最高地点   大平山 (680)  積算標高差 約2700m
走行日・天候   2016年  4月 30日   天候:快晴   スポルティフ
 もう1年以上も前の話になってしまいましたが・・・。この年のゴールデンウィーク、本当は後半が動きやすく泊りがけツーリングも予定できそうでしたが、残念ながら天候不順の予報。前半は好天が期待できそうだったので、その前夜に日帰りツーリングを計画。行先は、2014年のゴールデンウィークに走って、新緑と中国地方の山村風景に魅せられた備中周辺を訪れることにしました。その付近の見所など詳細については、くにさださんのブログから貴重な情報を沢山いただきました。
                                                                  (2017年07月02日 記)
走ったコース
           
                                               大垪和の棚田にて

 午前5時前自宅出発、瀬戸大橋経由で有漢ICまで170qほど。有漢ICを降りてすぐにある、うかん常山公園にデポします。この地域特有の雲海の中、午前7時過ぎスタート。今回は、久々にスポルティフでのツーリングです。
 まずは県道332号線を北上しました。県道49号線を左折してすぐは、予想より随分立派な道だなと思ったのも束の間。川関という集落を過ぎると、道は一気に細くなりました。路面もそこそこ荒れていましたが、ちょうど見頃の鮮やかな新緑を楽しみながら走れる程度の勾配で、クルマがほとんど通らないので快適です。

  
霧の うかん常山公園             県道332号線沿い


新緑の県道332号線

 この道、中国自動車道に沿った国道313号線に合流するまで1本道だと思っていたら、峠らしきピーク(国土地理院地形図で確認すると三飛峠と記載)で三叉路がありました。この日最初の迷った分岐部です。要所では、いつものように国土地理院の拡大図のコピーを持参してきていたのですが、ここに分岐があるとは確認していませんでした。実は、今回初めて文明の利器・スマホを手にしていたのですが、うまく使いこなせず宝の持ち腐れとなってしまいました。三叉路からは悩んだ挙句、左手に進んでみましたが、なんとか正解だったようです。
 しかし、峠の北側はほとんどクルマが通らないようで、落ち葉満載です。道は暗く細く、左手は崖のようですが、再び出てきた雲海でよくわかりません。ツーリングとしてはそれなりに楽しめる道ですが、ロードバイクにはお勧めできません。登りと同程度のスピードで、ゆっくり慎重に下りました。写真を何枚か撮りましたが、いずれも少し余裕ができたところで、写っている路面状況は比較的いいところばかりです。道が正解か半信半疑で下っていたので、民家が見えた時は、ホッとしました。

    
県道332号線 峠から北側を下る

 国道313号線に出て少し東進して右折、今度は県道66号線で南下します。ここは幅広い2車線道でした。あまり趣がなく、写真もありません。ピークから少し下ったところで左折、県道333号線へと進みました。この道も県道332号線同様、細く、途中かなり急勾配な区間(進行方向では下り)もありました。出水や落ち葉も多く、面白い道だったのですが、下るのに余裕なくて写真がありません。
 慎重に下って旦土で県道30号線にでましたが、ここも表示がわかりにくく、表示通り一度左折して少し進んだところで、おかしいと思って引き換えし、旦土大橋を渡って予定の370号線へと進みました。

    
神光寺を思わせる藤(県道66号線沿い)        県道66号背から県道333号線の分岐部         旦土大橋を渡って県道370号線へ

 県道370号線は、旭川支流・友清川に沿って遡ります。この道も細く、ちょっと先行きが不安になりました。大谷、松田、など集落の表示を地図で確認しながら進みます。この日走った道は、旭川の小さな支流に沿っていることが多かったのですが、いずれも道と川面の高さがあまり変わらず、小学生の頃フナやメダカなどを捕った小川を思い出す、子供が楽しく遊べそうな流れでした。ただ、何処も川水が濁り気味だったのは、たまたまでしょうか。
 今回のコース、右下のように県道No表示があったところがあまりありませんでした。ただ道脇下に小さく県道Noの入った表示様のもの(30X15cmくらい)が随所にあったので、それで確認した次第です。進んだ県道370号線は県道332号線のような荒れ模様はなく、思ったよりいい道でした。集落があるためでしょうか。


県道370号線 友清川沿いを遡る

  
県道370号線、県道374号線分岐部と峠付近

 峠から下って県道411号線、そして国道181号線へと進みます。県道411号線沿いにあった、美作追分駅で一枚。
 国道181号線は主要道で、さすがに交通量が多く、大型車も多数。早々に離脱したかったのですが、予定の県道341号線分岐を見落とし。さらにもう1本あった341号線の表示に沿って進むと、行き止まりでした。ここでも文明の利器を使いこなせず、宝の持ち腐れです。結局、補給のためコンビニを探しつつ東進を続け、予定外の県道159号線へと進みました(予想通りというか、県道159号線分岐部以外に今回の全コース上でコンビニはありませんでした)。
 県道159号線途中で、370号線を走っていた時にも目にしていた、まきばの館の表示を見つけて、予定の341号線に復帰できるかと右折してみました。進んでみた道は幅広い2車線道でしたが、広域農道のように厳しい坂道ばかり。帰宅後国土地理院地図で確認したら、後一歩で341号線に辿り着くところまで進んでいたようですが、また眼前にきつい坂が見えた段階で諦めて引き返すことにしました。


姫新線 美作追分駅

  
県道159号線周辺の光景

 県道159号線から国道429号線を少し走って、今度は県道455号線へ。この道も狭い1車線です。勾配も最初こそ緩やかでしたが、小滝という集落を過ぎると一気にきつくなりました。しかも、また道が荒れ放題。落ち葉、小石、小枝、出水も多く、苔蒸して滑るところも多数。とうとう乗車を諦めて、少しばかり押す羽目になりました。ここもロードバイクで走るには、あまりお勧めできませんね。
 小山というところで県道342号線に合流するのですが、峠から下ってと思っていたら、まだ登りの途中で合流しました。合流地点近くには、小山という集落も全く見当たりません。振り返ると455号線の分岐には、隠れたように通行止めの表示がありました。通りで道が荒れているはずです。
 ここからは、ちょっと阿讃中央広域農道のような、やや高所をトラバースする道が続きました。ただし、展望はあまりなく、北側斜面の上方に民家が点在するのが少し見えたのみでした。当初の予定通り341号線を進んでいたら、その辺りを通ってきたのかもしれません(写真なし)。まもなく、今回の主な目的・大垪和(おおはが)の標示が出てきました。しかし、その手前でも田植え直前の水の張られた棚田の光景がをみることができました

    
荒れていた県道455号線            県道455号線と県道342号線の合流部           県道342号線沿いの棚田

 少し下って、今回の見所・大垪和西へ向かいます。それらしき集落に到着すると、道脇の狭い広場には観光客らしいクルマ数台が駐車していました。しかし、高台と思われる地点からの眺めはさほどでもありません。そこで、ちょっと下ってみたら、写真:トップのような光景。まだ代掻きが始まったばかりのようです。田植えは1〜2週間くらい先でしょうか。上方はまだ開墾もされていない棚田があり、耕作放棄地なのか、まだ時期が早かっただけなのか不明です。小さな盆地にすり鉢状の棚田は、規模もそこそこあり、なかなか見応えがあります。


大垪和の棚田


大垪和の棚田

 大垪和の棚田を堪能の後、次の目的地・上籾へ向かってみます。県道373号線を県道70号線の交差部まで一度下った後登り返して、上籾棚田の表示にしたがって県道373号線に左折。県道373号線を進んで少しばかり右折したところから、上籾の棚田が一望できました。大垪和に比較すると少し規模は小さいものの、ここもまたいい雰囲気です。
 ひとり悦に入っていると「似たような人はいるもんだなあ」との声が後ろから。RALEIGHのランドナーに乗られた声の主は、聞くところによると津山在住とのこと。私より2歳年少、30数年前のべニックスをほとんどそのまま保存されているそうで、最近自転車乗り復活したそうです。同世代ならではの会話が弾みました。

    
上籾の棚田にて  ランドナー2台

 予定では県道375号線を進んで旭川沿いに出るつもりでしたが、話をしているうちに引き返して県道70号線を下ることにしました。県道70号線から大垪和方面に登り返すことも考えましたが、どうも時間切れ&脚売り切れ状態になってきたので、そのまま旭川沿いの県道30号線に出て北上することとしました。この県道30号線、出雲街道との表示もあったので交通量が多いだろうと思っていたのですが、1.5車線の道で交通量はあまりありませんでした。上籾では肌寒いくらいだったのに、旭川沿いに下ってくると暑いくらいに気温が上昇しました。
 ダム湖畔沿いの県道30号線を、それなりに快適に走って県道49号線へと左折。この道も二桁県道だったので、そこそこの道だろうとの予想は早々に裏切られ(いい意味で)、すぐに1車線の田舎道になりました。きつくはない坂を脚が売り切れ近くで、ゆっくりと登攀。


旭川 県道30号線から県道49号線へ


県道49号線 緩やかな登り

 あまりに遅い進み具合に、県道66号線との交差部も予想よりずいぶん時間がかかって通過。そのまま県道49号線を進めばデポ地近くに直行ですが、先の県道375号線や大垪和近くに戻る寄り道をカットしてしまったので、ここだけはと左折して大平山に寄り道することにしました。

    
県道49号線から県道369号線へ           県道369号線沿いの棚田風景

 有漢側には大平山の標示があったので、東側県道369号線にも標示があるだろうと思っていたのに、全くありません。ちょっと行き過ぎて引き返し、天福寺の標示と山肌に大きなイチョウと寺らしき屋根を目印に最後の登攀開始です。これが最後とゆっくり登り、下から見た通りの大きなイチョウと印象的な山門の天福寺で小休止。その後は、なけなしの脚を新緑の雑木林で気持ちをごまかしながら、大平山山頂へ。


天福寺


大平山への道 新緑の雑木林

 ほぼ標高700mの大平山山頂からは、西側に180°の展望が広がっていました。中国山地らしい、なだらかな山並みがどこまでも続きます。岡山自動車道も眼下に見えました(写真:下、右中ほどに橋脚が見える)。少し靄っていましたが、早朝だったら霧がでていたので幻想的な光景だったかもしれません。


大平山 山頂から西への展望

 自宅から瀬戸大橋経由で有漢ICまで170q、ちょうど2時間。松山や高知へ行くよりも近いくらいです。周辺には、まだまだ楽しそうな道がいっぱいあるようなので、機会を作ってまた行ってみようと思っています。

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