大田尾越・大永山  (附  法皇トンネル  汗見川)

コース 伊予三島−法皇トンネル−金砂湖−白髪トンネル−早明浦ダム−大田尾越−別子−大永山−伊予三島
走行距離   一周 約140キロ 
最高地点   大田尾越(標高約1100m) 大永山トンネル(標高約1000m)  積算標高差 約2800m
走行日・天候   2012年 10月 7日 晴れ ロード    2002年 10月 13日 晴れ MTB
 大永山から大田尾越を走ったのも、もう10年も前。今回、記憶を新たにすることもあって、久々に走ってきました。このふたつの峠がメインであったのですが、実はこちらも長いこと走っていなかった法皇トンネルを訪れることもメインのひとつでした。ところが走ってみると、そのメインふたつの繋ぎであったはずの白髪トンネル前後・特に南側・汗見川の流れがあまりに素晴らしく、何が主目的であったかわからないツーリングになってしまいました。  (2012年10月20日 記)
走ったコース
     
                                       吉野川支流・汗見川沿いを走る、高知県道264号線

 午前6時40分過ぎに自宅を出発、クルマで一路西へ。伊予三島公園にデポ、午前8時過ぎにスタート。まずは法皇トンネルを目指しました。この法皇トンネル、初めて訪れたのが1973年夏(40年前!)、高校1年生の時でした。当時はまだ地道区間が何ヶ所か残っており、文字通り汗と土埃にまみれて到着した法皇トンネル横から流れ出る水の冷たさには、随分と感激したものでした。


具定展望台から北東、燧灘の向こうに荘内半島がうっすらと


具定展望台から北西、土居・新居浜方面

 記憶ではここを最後に走ったのは1985年と思うので、ほぼ30年ぶり。山肌に沿って屈曲する当時の1車線道は、大半が廃道となって2車線の幅広い直線道になっており、その分勾配も増していました(帰路、土居付近から見ると山肌にそこそこの勾配で道を支える橋梁を確認)。が、あっけないほど早く具定展望台に到着。展望台も30年前と異なり随分と改装されていましたが、眼下に見える風景はさほど変化がありません。少し靄っていたので、燧灘の眺望もそれなりだったのが残念でした。


法皇トンネル、北側


法皇トンネル南側、水ヶ滝

 40年前から30年前の10年間近く、富郷キャンプ時にほぼ毎年のように通った法皇トンネルは、直前までの道が幅広く改装されているのに比べて、当時の通り幅の狭い、やや暗めのトンネルでした。全長1600m余と長いのですが、幸い走行中の交通量は非常に少なく快適でした。


金砂湖、ほぼ満水


富郷、県道6号線から県道126号線分岐部

 下って金砂湖は、ほぼ満水でした。初めて訪れた時(1973年)は、この金砂湖までの下りも大部分が未舗装でした。白髪トンネル方面・県道126号線の分岐部付近で、銅山川は少し川幅が広くなっています。初めて訪れた1973年夏、ここで高校の同級生がキャンプをしていたのですが、上流に富郷ダムができた現在では水質が全く変わってしまっています。


県道126号線沿い、猿田川


上猿田の小さな集落

 富郷からは、県道126号線で上猿田経由で白髪トンネルへと向いました。この道を初めて走ったのは1985年だと思いますが、ほとんど記憶に残っていません。最近では2009年に沢山の方と一緒に下ったのですが、この時の記憶も途中で未舗装区間があったことと、杉林が比較的良く手入れされていたことくらいしか残っていませんでした。
 今回走ってみると、県道126号線に分岐するとすぐに勾配が結構きつくなったことと、横を流れる猿田川が思いの外、水量が多く美しかったことが新たな発見でした。


舗装されないままの地道区間


間伐、良く整備された杉林をいく

 上猿田の集落は10家屋にも満たないと思いますが、稲刈りも終わって蕎麦の花が満開、田畑は狭いながら良く手入れされていました。上猿田集落手前からは勾配が緩やかになって、走りやすくなりました。その後は上の写真のように、よく間伐され行き届いた杉林の中を走ります。途中、5ヶ所ほど未舗装区間がありますが、200mほどの1ヶ所を除くと後は50mほどなので、ロードでも問題なしでした(1984年時もほぼ同じだったと思うので、短区間ですが今後も舗装される予定はないように思われました)。


白髪トンネル・北側、トンネル内に電灯なし


吉野川支流・汗見川、渕

 辿り着いた白髪トンネルは、これまた1984年以来ずっとと思われる照明のない真っ暗闇でした。しかし、今回は昨年購入したHL-EL540というライトが本当に強力で、真っ暗闇も全く苦になりませんでした。


真夏なら飛び込みたくなる


立ち止まって、川を覗いてばかり

 トンネルを抜けると高知県。県道264号線を汗見川に沿って下ります。1985年に同じように下っているはずですが、汗見川の美しさに驚いたのは、2004年に仁尾ヶ内林道経由で走った時のことです。2009年に走った時は、みんなどんどん先に進んでいったので、走るだけで精一杯。あまり川の印象は残りませんでした。
 しかし、今回は再確認。猿田川も予想外に良かったので白髪トンネルは北側から登るのもいいかと思ったのですが、撤回。やはりこの道は南・高知県側から登って、汗見川の流れを堪能するのに限ります。


こんな状況がずっと続く


かなり下流でも、透明度は変わらず

 トンネルから少しばかり下ると、姿は見えませんが、かなりの水量と思われる水音が聞こえ始めました。間もなく視界に捕らえた川面を見て、急停止。2004年時に美しいとは思っていましたが、これほどの印象はなかったです。とにかく水量も豊富、しかも透明度も高く、渕ではエメラルド色という表現がピッタリ。下っているにも関わらず、ちょっと走っては立ち止まるの繰り返し。さらに驚くことに、かなり下流・ほどんと早明浦ダム湖に合流する直前まで、この水質が続いていました。


早明浦ダム湖


県道17号線から県道6号線・大田尾越への分岐部

 名残惜しく汗見川と別れた後は、早明浦ダムの直下の街で補給休憩。その後、ダム上まで登ってダム湖に沿ってしばらく進みました。金砂湖同様早明浦ダム湖もほぼ満水でしたが、こちらも放流するほどではないようでした。ダムから10数kmほど進んで、県道6号線へと右折。前置きが随分と長くなってしまいましたが、ここからが本来、今回の主目的のコースでした。


吉野川支流・大北川に沿って登る


大北川、ここの水もご覧のとおり

 今度は大北川という支流に沿って、大田尾越を目指しました。道は川面からすぐに離れていくので十分に見ることが出来ませんでしたが、こちらの水も汗見川同様の美しさでした。


標高700m付近、落葉樹林


県道6号線、標高700m付近

 上の写真は、いずれも標高700m付近でのもの。川は、写真:左の雑木林の遥か下方を流れています。この付近は、比較的緩やかでしたが、峠近くになるとまた少し勾配がきつくなりました。


小さな滝壺も宝石のよう


大田尾越、後方は赤石山系

 写真:上左、標高800m付近にて。道路脇を流れ落ちる小さな滝ですが、ちょうと滝壺に陽光が入って宝石のような輝きでした。支流本流は、遥か下方。こんなところから美しく豊富に流れる水が、吉野川をつくっているのですね。
 漸くたどり着いた峠は、2004年と比べると周囲の雑木が少し大きくなっていて、高知県側の見晴らしが悪くなったこと以外はほとんど変わりありませんでした。


県道6号線、大田尾越から北側


紅葉には、まだ少し間があった県道6号線

 峠からの下り道(2004年は逆走だったので登り区間でしたが記憶はほとんどなし)も、雑木林が繁ってサイクリングにピッタリの道でした。まだまだ時期は早いと思っていた紅葉も、僅かばかり始まっていました。あと2週間もすれば、道は錦に彩られているかと思われました。


別子ダム湖畔にて、後方は平家平方面


七番川(銅山川最上流部)の流れ

 筏津まで下ってくると、県道47号線に合流して左折。今度は銅山川に沿って登ります。数kmも走ると別子ダム。
 ダム手前には銅山越への登山口があります。今は駐車場もできて、登山道も随分と改良されているようですが、1985年に一度登ったことがあります。銅山越の尾根は意外と広くなだらかで、新居浜の町が一望できたことだけがうっすらと記憶に残っています。一服したところで、お仕事コ〜ル(当時は今では死語となったポケベル)で、大急ぎで駆け下り、公衆電話のあった別子村役場近くまで自転車で突っ走ったことも、いまでは懐かしい思い出です(なんて言うことのないコールでしたから)。


大永山トンネル、北口


大永山トンネルから北へ、この谷を下っていく

 大永山への道は、2010年8月に翠波峰経由で富郷から別子〜大永山へと走った時に距離もあって勾配も若干あるような記憶でしたが、今回は別子ダム付近が標高600mを越えているので、さほど距離も標高差もなく比較的楽に到達することができました。
 トンネルを抜けると、その後は特に見所もない記憶(2010年8月)でしたので、一気に下りました。


左手が閉鎖されてしまった旧道


鹿森ダム手前のループ橋、ダム堰堤から
 1978年3月に初めてこの別子ラインを走った時は、まだずっと1車線の道で、随所にオーバーハングした岩肌が頭上にせり出している迫力のある道(下記)でしたが、現在ではトンネルと直線化された2車線の道でほぼ皆無。
 私が全く知らないうちにメジャーになった東平ですが、1978年に走った時は1本道をずっと走り続けたところ、最後はレンガ作りの廃墟のようなところになり、その少し先で突然未知が消失していました。この廃墟のようなところが東平だったのかもしれません。
 1985年当時でも確か新居浜〜別子線は開通していなかったと思います。。

コース  西条−新居浜−別子ライン・大永山−別子村−大田尾越−早明浦−寒風山−西条
走行距離   一周 約130キロ
最高地点   大田尾越(標高1100m)  旧寒風山トンネル(標高1000m)  
走行日   2002年 10月13日  晴れ MTB

 公私の事情から、漸く休日に丸一日比較的時間が持てるようになった2002年。秋晴れの一日、西条市郊外・加茂川ほとりのトリム公園にクルマをデポして、まずは新居浜へ、県道47号線で大永山トンネルへと向かいました。実は、その3週間前、新居浜スタートで大永山〜別子〜富郷〜伊予三島〜新居浜の周回を目指したのですが、悪天候のため大永山往復で中止となったリベンジの意味もありました。


別子銅山跡


オーバーハングの続く道

 上り始めてすぐに、道の駅・マイントピア別子があり、その脇にはレンガ造りの銅山・精錬関係跡のような建物が残っていました。その後は、今(2012年)ではバイパス化で姿を消してしまった、オーバーハングのある崖に沿うような道を登って行きます。当時はまだ東平も全く知られぬ存在で、私もその3週間前に走った時にも、この時も東平への分岐部には全く気付かずに道なりにそのまま進んで大永山トンネルへと向ったのでした。


大田尾越から南方面


車輪の向こうに下っていく道が

 大永山から少し下って、筏津というところで、右折。県道6号線で大田尾越を目指しました。この道、地図によっては高知県側と繋がっていませんでしたが、まあ何とかなるだろうと進みました。
 辿り着いた峠は、なんの味も展望もないところでした。


大北川


旧寒風山トンネルへの道

 峠を越えて一気に標高を下げて、吉野川支流・大北川に沿って走るようになります。支流の水は透明度も高く、水量も豊富で美しいのですが、早明浦ダム湖に到達するや、赤褐色に濁ってしまいました。


瓶ヶ森林道から平家平方面


旧寒風山トンネル北側から、伊予富士方面

 その後、時間があれば本川村から名野川越に出て瓶ヶ森林道を走ってやろうかと思っていましたが、ちょっと無謀だったようで断念しました。旧寒風山トンネルから瓶ヶ森林道に向けて走り始めたものの、どれほども走らないうちにタイムアウト。

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