土佐・香美市&香南市の県道を走る   付:四国自動車博物館

コース  野市−県道385号−物部川−県道30号−県道224号−林道畑山奥西川線−県道51号−県道221号−県道224号−県道30号−野市
走行距離   一周 約90キロ
最高地点   林道畑山奥西川線の峠 標高 約600m    積算標高差 約1800m
走行日・天候   2016年 2月 28日   天候:快晴   ロード
 すーさんを誘って土佐・幡多地域を走って四万十・海洋堂ホビー館訪れてから1ヶ月。その時に話題に上がって、以前から一度訪れてみたかった四国自動車博物館に立ち寄ることを前提に、香美市・香南市を巡る県道を中心としたコースを走ってきました。
                                                                  (2016年03月02日 記)
走ったコース
      
                                           県道29号線、植林された杉木立の中を走る
 徳島を午前6時過ぎに出発。高速道路利用で150q程の距離なので、2時間もあれば到着するだろうと思っていましたが、デポ地に手間取ったりして、スタートは午前9時前となりました。
 まずは、県道385号線を北上します。以前は龍河洞スカイラインと呼ばれた有料道路でしたが、現在は県道385号線となっています。三宝山頂上付近にある西洋の城館を思わせる建物は、野市の国道55号線からでもよく目立ち、以前から何だろうと思っていました。初っ端にはきつい勾配を、その建物に向かって登っていきます。南には高知平野から太平洋の展望が広がっていますが、残念ながら霞んでいて、眺めはもうひとつでした。すーさんカリオストロの城と呼んだ山頂の建物へは、県道385号線からのアクセス道路分岐で閉鎖されており、近づくことができませんでした。以前は展望レストハウスだったようです。


旧龍河洞スカイライン

高知平野の向こうに太平洋(霞んで不明瞭)

 そのまま県道385号線を進むと、軽いアップダウンが2、3回あって、下りきると龍河洞です。すーさんと私は8歳違い、育ちも阿波と讃岐と異なりますが、小学校の修学旅行でここへやってきたのは同じだったようです。お互い、それ以来、全く記憶がないなあ、と言いながら、県道385号線をさらに北へと向かいました。地図上では、この区間は狭く記されていたので、どんな道かちょっと不安もありましたが、実際走ってみると所々に民家があり(耕作が続いている棚田も)、生活道路として十二分に機能しているようで路面状況は良好。その割にクルマとはほとんど出会わず、快適な道でした。


龍河洞の入り口にて

 県道385号線沿いの棚田

 峠を越えて下ると、物部川沿いに出ます。極短い距離でしたが、南岸の国道195号線を避け北岸へと向かいました。予想通り交通量は少なかったのですが、昔からの民家に交じって、川岸(少し下流に杉田ダムがあってダム湖畔様)に、しゃれたペンションやログハウス様の喫茶店?が数軒あったのに、ちょっと驚きました。少し遡ったところで再び南岸に渡り、国道195号線から県道30号線へと右折。


物部川北岸から南岸へ

県道30号線から県道224号線への分岐手前

 この道も交通量がほとんどなく、右手には物部川の支流が流れる極緩やかな登りで、走っていて心地よい道でした。4qほど進んで一服したところが、県道224号線への分岐部でした。県道224号線に進むと道は一回り小さくなりますが、右手を流れる小川は浅いものの水量もあって、本流・ダム湖の濁った水とは異なり、澄み切っていました。この日のコースは、道周囲が植林された杉林のところが大部分でしたが、道はいずれも交通量が少なく、なかでもこの道は、走っていて楽しく一番気に入った区間となりました。


県道224号線、川沿いを走る

県道224号線・県道221号線分岐(帰路は右手から手前へ)

 ほどなく県道221号線に突き当たり、左手へ。少し進むと、右180°の折れ返しすぐのところから、林道畑山奥西川線へと左折します。今回唯一の県道以外の区間でした。どんな道かな?通行止めや荒れた道ではないかなと、ちょっと不安もありましたが、峠付近から伸びる林道に工事車両が入っているためか、路面状況は比較的良好に保たれていました。ただ、勾配は結構きつく、16%前後が続くところも。この日一番の難関区間でした。


県道221号線から林道畑山奥西川線(左手)への分岐

林道畑山奥西川線から県道29号線へ

 辿り着いた峠からは下って、県道29号線の交差点に出てきます。ここはこれまでに2度畑山方面から物部川方面へと曲がったことがある、唯一の既知点でした。ちょうど正午でした。ここまで3時間で40q少々。予定より遅れています。
 そこから県道29号線を南に下ったのですが、この区間が曲者でした。道路標示は特に分岐もなかったのに、いつの間にか県道29号線から県道51号線に変わっていました。それまでの三桁県道もそこそこの道だったので、二桁県道のこの区間は特に問題ないだろうと思っていました。が、進んでみると道は鬱蒼とした杉林に両側を覆われていて真昼にも関わらず道は薄暗く、路面には多数の枝葉が散乱していました。所々ではその陰に小石が。左手には、県道30号線沿いとは別の物部川支流が流れており、いい雰囲気でしたが、道幅が狭く川側は結構切り立っていてガードレールも皆無で、ゆっくり川面を覗き込むこともできません。。路面が乾いていたから良かったものの、濡れていたら結構危なそう。逆走だと緩やかな下りとなるので、なおさらかと思います。


県道29号線、杉林が続く

県道222号線峠手前、松ぼっくり

 結構続いた登りが終わると、ここも峠から左右に林道が伸びていました。工事車両は南側から入っているらしく、峠から南の下りは路面状況が比較的きれいだったので助かりました。しかし、どれほども下らないうちに、県道221号線との分岐を過ぎると、標高500m付近をトラバースするように道が続きました。頭の中では尾根の東側を走るとばかり思っていたのに、西側斜面に位置していて西への展望が少し開けていました。思い描いていたのと異なっていて、この後しばらく道を間違えたのかなあと思うくらいでした。そんな道を結構走って(実際はそれほどの距離でもなかった)尾根の東側に出ると、漸く道は本格的に下り始めました。この下り区間、周囲は照葉樹林が続きました。ここも予想より随分と長い距離(疲れてきたのでそう感じたようです)を下って、県道222号線へと右折、また北上します。この道はクルマがほとんど通らないようで、少々荒れていました。峠(素掘りに近いトンネル)手前では、道路上に大きな松ぼっくりが沢山落下していました。


県道221号線の峠部

県道30号線、柚子の木が多い

 県道222号線を下って県道221号線でさらに北上します。また小さな峠を登ります。峠を登り切って少し下ると、先ほど奥西川方面に進んだ県道224号線の三差路に出ました。 ここを左折して、この日唯一の重複区間・県道224号線を逆走して県道30号線に再び出ると、物部川方面から先程走ってきた道の続きを南下します。道は緩やかに登ります。少し後方を走っていたすーさんが、大きなイノシシが凄い勢いで横を走っていったとのこと。この付近もそうですが、道沿いには柚子が多く栽培されていました。

県道30号線の峠

県道30号線、デポ地まであと数キロ

 到着した峠には、この道の途中で何度か目にした土佐・塩の道の看板が建てられていました。峠を越えると、後は野市まで下り。若干の向い風となりましたが、トラブルなく15時半過ぎにデポ地帰着。
 さて、お楽しみは、まだあります。というか実はこちらがメインだった、四国自動車博物館。当初は大豊IC付近にあった筈で、いつか訪れてみたいと思っていたところ。記憶が薄れていたところ、某ブログで野市に移転されていることを知ったのは最近のことでした。幡多地域を走った時も、時間があれば帰りに立ち寄ることを考えていたのですが、とても余裕なし。で、今回ここを訪れることを前提に、コースを設定した次第でした。


 四国自動車博物館全景

 Alfa Rpmeo Giulia TZ2

 入館してみると・・・。展示台数は30数台ほどで、驚くほど多いというほどではありませんが、なかなか濃い内容です。どのクルマもピカピカに磨き上げられています。当然、エンジンの状態も同等でしょう。できることなら、もう少し横にも近づいてコックピット内も覗き込めたら、もっと良かったなあ。スーパーカーブーム世代のすーさんも食いついていました。1960年後半辺りのクルマのデザインが好きな私も、その流麗な曲線美にうっとり。久々に実車を見た私的国産車No.1と思っているTOYOTA 2000GTはもちろん、今回初めて見た Alf Romeo Giulia TZ2 が私の一押し。すーさんの一押しは COBRA 427SC とのこと。閉館間近まで、館内を二人で独占してました。
 四国自動車博物館を目的として組んだ今回のツーリングですが、香南市・香美市を繋ぐ県道は、派手さや驚くような景観こそありませんが、サイクリング心を満たしてくれる楽しい道でした。

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