しまなみ海道


コース   今治−大島−伯方島−大三島−生口島  (往復) 
走行距離        約100キロ
最高地点     来島海峡大橋最高地点  (標高 約80m) 
走行日   2003年 2月 16日  ロード  天候:小雨、後曇り時々晴れ
 最近様々なイベントが行われたりして、自転車乗りの間では全国的に脚光を浴びている「しまなみ海道」。本四連絡橋の中で唯一自転車で走って渡ることができるこの道を走ってきました。実はそれほど期待していなかったのですが、瀬戸内海の島々の風景が楽しめる、なかなか快適なコースでした。残念ながら、全線走破はできていません。今度は春の暖かく穏やかな日に、のんびりと走ってみたいと思います。
 そう思いながら、もう7年が経ちました。もう随分と記憶が薄れてきています。   (2011年1月15日 更新)

     
                                              今治・糸山から来島海峡大橋

糸山公園から見た、来島海峡大橋入り口
 しまなみ海道を走ろうと発案したのは、やはり私だったのでしょうか?今となっては記憶が不確かです。前日出張で松山泊だったこともあり、同行となったK氏とN氏とは今治で合流することとなりました。
 当日小雨の中を伊予北条周りで今治へ(35年近く前に初めてのロングツーリングで走ったこの国道196号線は、今も瀬戸内海沿いを走る快適なシーサイドコースですが、松山に近い部分はバイパスに変わりつつあります)。
 しまなみ海道・今治側「サンライズ糸山」で徳島からやって来る二人と待ち合わせでしたが、少し早く着いたので糸山公園の展望台に登ってきました。写真左のループ状の道が自転車・歩行者の大橋へのアプローチです。
 ほどなく二人が到着しましたが、相変わらずの小雨。小一時間程雲行きを見ていましたが、午後からは回復すると信じて、小雨の中をスタート。まずは来島海峡大橋へと向いました。
 走り始めると同時に、むしろ雨脚はやや強くなってきました。来島海峡大橋では、写真:右のように主塔や向こう岸が霧の中に隠れてしまうくらいでした。橋の端はなんとなくおっかなく(海面から約80m)近寄れず、思わず内寄りを走ってしまいます。天候が良ければ瀬戸内海を横切る空中散歩なのでしょうが、寒さであまり楽しむ余裕も無く、来島海峡大橋は足早に通過してしまいました。

 大島は、前半は島のほぼ中央部を走るコースを取ったため、あまり見晴らしがよくありませんでした。しかし、宮窪からは快適なシーサイドコースとなりました。能島や鵜島との間、潮の流れがとても速いのには驚かされます。まるで川のようです。
 ここから先は、交通量も少なくさらに快適でした。しまなみ自転車道の表示通りには進まず、海岸沿いを遠回りすれば、さらに楽しめるかと思われました。

来島海峡大橋

伯方大島大橋
 このしまなみ海道、自転車で橋を渡るのはいずれも有料で、最も長い来島海峡大橋が200円(片道)、それ以外は50円もしくは100円でした。どの橋も賽銭箱のようなところに料金を投げ入れるようになっていましたが、小銭をたくさん持っていないとおつりが無いので不便です。それにしても原付と同料金とは!(歩行者は無料)

 それに、橋は左側通行だとばかり思っていたのに、反対側は原付専用で、同側対面通行、すなわち往路復路ともどの橋でも同じ西側を走るようになっていました。
 この日は天候が良くなかったので、たとえ反対側を走れても見晴らしは望めなかったと思いますが、東側から燧灘の風景(遠く対岸は私の育った西讃地方です)もゆっくり眺めてみたいものです。
 今回走ったコースは最も高いところ(来島海峡大橋)でも標高約80m。大部分がフラットで、橋のアプローチもループになっていたりでほとんどが緩やかでしたが、大三島橋、大三島側だけに短いものの10%くらいの坂がありました。
 また、橋が海水面から高い場所にあるので、一般道(自転車は橋に連続した自動車道は走れない)から橋に登るのにループなど工夫はされているものの、多少の登りがあります。

 伯方島の次は大三島。どちらも交通量が少なく、海岸線に沿って走る快適なコースです。

 大三島・生口島(愛媛・広島県境)にかかるのが、しまなみ海道でも一番美しいともいわれている多々羅大橋です。斜張橋で、確かに端麗な姿でした(写真:下)。写真は、いまひとつですが。

大三島橋、この手前に10%の登り

多々羅大橋
 今回、できれば因島大橋の手前まで走ろうと考えていたのですが、地図を忘れて走り始めたため、いったいどのあたりを走っているのやら、またいくつ島があったのやらわからないままでした。
 多々羅大橋を渡ったところで「広島県」の表示を見つけた時も、初めて県境と気づく始末でした。考えてみると1973年に自転車ツーリングを始めて以来、なぜか踏み込んでいなかった広島県(あと東京都、神奈川県、千葉県、沖縄県が未踏)を走れたことにちょっと満足。(注:その後沖縄は走ったので、2010年末で後の関東一都二県が自転車では未踏の地です)

 さて、多々羅大橋を渡った瀬戸田町には西日光として有名な耕三寺や平山郁夫美術館がありますが、今回はいずれも素通りしてしまいました。もっと余裕を持って、寄って行けばよかったなあとは後日談です。
 耕三寺の近くで、小休憩(ここまでスタートから約43km)。予定では因島大橋の手前までと目論んでいましたが、小雨で走り始めが遅れたことや疲れもあって、そこから5km程走った因島の手前で折り返しました。対岸から見た因島は、造船所のドックが沢山見えました。
 このころには晴れ間も見えるくらいになってきて、復路は路面もほとんど乾いていました。

 復路の来島海峡大橋では、天候が回復したせいか、歩行者やレンタサイクルの親子連れなどの姿が往きとは違って随分多く見られました。
 橋そのものは海面上約80mありますが、アプローチが緩やかなため、小学生でも容易に走れるかと思います。ご家族で楽しめるコースです。春の暖かな一日をのんびりと瀬戸の香りと風景を楽しみながら走るのがベストかと思います。

生口橋、こちらも斜張橋
 瀬戸田から多々羅大橋をミカン畑を手前に、いかにも瀬戸内海でござい、という写真を撮ってやろうとカメラを構えました。ファインダーをよく見てみると、ミカンだとばかり思っていた柑橘類がレモンであることに気がつきました。ますますいい被写体だと写真を撮ったのですが、露出補正がまずくレモン畑が黒くとんでしまいました。後で地図を見るとこのあたりはレモン谷と表示されていました。走られる方は、見逃さないように!走ってみて、ちょっと気になった点(2003年時点ですので、その後状況は変わっている点もあると思います)
  • 通行料を払うのに手元に小銭がたくさん必要、ちょっと不便。(2009年に走った時は、一括割引券がありました)
  • やはり、橋の東側も走ってみたいなあ!
  • サイクリングターミナルはどこ?
    予定を立てる段階でインターネットなどで調べようとしたのですが、はっきりわからないまま唯一自転車で走れる本四橋として訪れるサイクリストも多いかと思います。走行後に汗を流せるシャワー設備くらいあってもいいのではないかと思いましたが、いかがでしょう?(おそらく2011年の時点では改善されていると思います)
  • 最近いろいろと問題になっている本四連絡橋ですが、他の2ルートと比較しても格段に交通量が少ない。橋のメリット(こうして自転車で走れることはもちろん、地元の人々にとっても)もあるのでしょうが、建設費などを考えると???
  • 瀬戸大橋(岡山−香川)や明石大橋&鳴門大橋を含む淡路ルートも自転車単独で走れたら最高だろうなあ。
 「しまなみ海道」はのんびり走れる、予想以上にいいコースでした。
 それだけに、より多くの人に楽しんでいただけるようもう一工夫ほしいところです。

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