内子・肱川周辺・八幡浜  (愛媛県)

コース 双海−内子−肱川−野村−宇和−八幡浜−長浜−双海 
走行距離     一周 約170キロ 
最高地点   出石山 (標高800m)
走行日・天候     2011年 9月24日  晴れ    ロード
 同じ四国内でも、東端の徳島市内に住む私とって、愛媛県や高知県の四国西南に位置する地域は、随分遠いところです。松山まででも200km弱。四国西南地域は、そこからまだ100kmi以上もあり、京都よりも距離的にはずっと遠いのです。時間的にも結構かかり、地図を眺めていると、いろいろと魅力的なコース取りが出来そうなのですが、実際にはなかなか訪れることができません。
 今回、3連休の一日、旨く時間が取れたので、これまで走ったことのなかった道を繋いでサイクリングをしてきました。サイクリングとは言いながら、今回は欲張って距離を走ることも念頭に置きましたので、あまり写真はありません。

 走ったコース
     
                             出石山へと向う県道28号線から、保内方面・宇和海 遠くにうっすら見えたのは・・・?

 徳島を午前5時前に出発。途中一休みして、スタート地点の道の駅・双海に到着したのは午前7時も少し回った頃。準備をして7時30分過ぎにスタートです。まずは国道378号線を西へ。向かい風の予想に反して緩い追い風に助けられ、下灘で内子へと向う県道54号線への左折までは快調に走行。今回、ルートラボでコースを設定して各区間の地図を印刷して持っていったのですが、小さな集落の名前がほとんど記載されていなかったこともあり、最初と最後に迷ってしまいました。
 まず最初の迷走。県道54号線を進み県道226号線で内子に向う予定だったのですが、地図の縮尺を読み違え遥か手前で左折してしまいました(分岐部には地名を書いてくれていたのですが、上述・ルートラボの印刷には地名なし)。少し進んだところでコンクリート舗装となり、みかん畑の中を進むようになりました。進行方向もどうも異なるよう思えました。ちょうど地元の方の軽四がやってきたので道を尋ねると、やはり間違っていました。折角登ってきたのに、最初から後戻りです。

下灘の港と伊予灘

県道54号線と226号線の分岐部

 国道54号線は海岸からすぐに600m近く登るので急勾配が続くのかと思っていましたが、意外と緩やかで快走路でした。交通量はほとんどなく、時折下灘の港も眼下に見下ろすことができました(写真:上左)。間違ったところから大分進んで、今度はちゃんと左・内子右・大洲の標示があるところ(写真:上右)で内子方面・左手県道226号線へと進みました。
 分岐部から少し登ると鳥越峠(標高530m)と地図ではあるのですが、切り通しの峠は標示もなく眺望も全くありません。そこからは内子に向って下りですが、道は細く木々が繁ってやや暗く、濃い目のサングラスでは、ずらして走行する羽目になりました。また陽も当たらないので、少し肌寒いくらいでした。
 しばらく下ると、道は2車線のところもでてきました。途中「石畳の宿」という看板や観光案内も見ましたが、遠回りになりそうなのでパス。しかし、この後、道に沿って流れる肱川支流・麓川はなかなかいい感じでした。先日の台風の影響で、おそらく通常よりやや水量は多かったものと思われます。若干濁りがありましたが、何ヶ所か見られた石積みの堰はコンクリートの川を横断するものと異なり、とても自然な感じでした(写真なし)。また全く事前には知らなかったのですが、屋根付き橋もありました。
 ちょうど稲刈り時期で随所で作業中でした。地図を見ると、この付近は県道やその他の道が入り組んでいて、上述の石畳の宿などまた別のコース取りを楽しめるかと思いました。


稲刈り、真っ盛り

麓川の屋根付き橋

 落合から県道243号線を下ってくると、内子の街です。街並み保存地区らしいものがあるとは確認していたのですが、あまりはっきりとは事前に調べていませんでした。旧道と思われる商店街を「こんなものかなあ」と思いながら走っているとJR内子駅についてしまいました。
 来た道を少し引き返したところ、ちょうど銀行の角に街並みの地図を発見。その交差点を山手(北)のほうに向って進むと、確かに馬籠や妻籠ほどではありませんが、細い道沿いに旧屋が軒を連ねていました。まだ午前9時くらいでしたが、既に観光客と思われる人がパラパラ。
 山手に向っての坂道を、民家を巡りながらゆっくりと往復しました。


内子の街並み 1

内子の街並み 2

 内子の街並みを後に、県道32号線を南下しました。肱川支流に沿って走る32号線ですが、途中までは北から下る支流に沿って、そして間もなく肱川本流を遡るように進みます。赤谷橋で右岸・県道32号線から左岸・国道197号線へ渡りました。
 国道はさすがに交通量も少し増えました。ところどころにトンネルがあるので、できるだけトンネルを回避した旧道を走るようにしました(一応電装準備)。通常トンネルなどでショートカットされると一気に朽ちていく旧道ですが、この辺りは旧道沿いに民家が少しばかり残っていて生活道として活用されているらしく、道が荒れることもなく交通量も皆無で快適でした。ただ、最後のトンネル回避区間は崩落のため通行止めで、栗木トンネル内を走る羽目になりました。
 そうそう、内子方面からの肱川支流はともかく、本流は全くの濁流・土色でした。ダムがあるとこうなるのでしょうか?国道197号線をさらに遡って、鹿野川ダム湖が途切れてしばらくすると漸く水が澄んできました。肱川の流れが浅くなってきた辺りで県道35号線に左折し、野村町に向って進路を西へ。以前にK氏とこのひとつ北側の県道29号線を走っていますが、この県道35号線も幅広く立派な2車線の道。支流を遡っているのですが、緩やかで交通量少なく快適ペースで走れました。


内子の街並み 3

内子の街並み 4

 国道441号線に合流して桜ヶ峠トンネルを抜けると、野村の街が見えてきました。意外と大きな街です。全く土地勘がない上に事前調査もほとんどできていない(大縮尺の道路地図を眺めてなんとなく良さそうな道と判断してコース設定)ため、野村の街はもちろん、肱川がどんな風に流れているのか、八幡浜に抜けるに当たっていったいどの辺りが分水嶺なのか、全く全体像が十分把握できていませんでした。
 野村の街を素通りして進むと、街外れに野村ダムがありました。道はさらに登っていきます。ダム湖の途中で国道441号線から県道29号線へと移って、今度は宇和町へと向かいます。宇和海とは地図ですぐ横にある宇和町ですが、なんと宇和町・八幡浜市の間が分水嶺で、宇和町は回りくねった肱川支流のようでした。同じ四国に住んでいても、東の果てと西の果てなので、全く知りませんでした。有名な四万十川が四国西南部を蛇行して太平洋に流れますが、少し規模が小さいものの肱川は同じように大きく蛇行して瀬戸内海・伊予灘に注いでいます。
 宇和町では、交通量の多い国道56号線を仕方なく2kmほど走った後、県道260号線経由県道25号線で八幡浜へと向いました。県道260号線付近は、写真:下左のような水田地帯が広がっていますが、北にあるトンネルを抜けると八幡浜まで一気の下りで、トンネルが分水嶺であることが良くわかりました。野村も宇和も小さな盆地のようです。


宇和付近にて

八幡浜・保内間の国道197号線・側道トンネル

 八幡浜は正午過ぎに到着。コンビニで補給後、国道197号線で保内へ向います。八幡浜は九州・別府へ渡るフェリーも出ている港があるのですが、結局海岸線には出ないままでした。保内までの峠にあった国道197号線の自転車・歩行者用側道トンネルは明るくて快適でした。
 保内からは、県道28号線で出石山経由長浜を目指しました。国道からの分岐部はすぐにわかりましたが、少し進んだところで道が急に細くなったり分岐したりで、ちょっと躊躇いましたが、まあこっちだろうと適当に進みました。3km弱進んだところで大洲方面との分岐部に、左手・出石山の標示があって一安心。道は1車線ですが、勾配はさほどきつくもなく、時折山頂にある金山出石寺へ向うのかと思うクルマが通る程度で、ノンビリと走れました。振り返ると、保内の街と宇和海が一望です。水平線上にうっすらと見えたのは(写真:トップ、肉眼ではもう少しはっきり見えた)、佐田岬半島先端?それとも九州?
 山頂近くになると道は平坦になるところがあって、周囲は少し鬱蒼とした杉林になって、視界はなくなりました。再びあった大洲方面への分岐部を過ぎると、また少し勾配が急になって郷の峠に到着。ここから左手に金山出石寺の標示。再訪することもないかもしれないと進みましたが、ここからの坂がかなり急でした。ただ、北側・伊予灘方面への展望は2ヶ所ほど広がるところあり。360度の展望を期待してやっと到着した金山出石寺は、駐車場からまだ少しばかり歩かなくてはならないようで、ロードシューズだったため断念。やはりツーリングは歩くことも考えてSPDシューズが妥当ですね。
 出石山から長浜方面への下り始めは、杉林の中・枯葉が覆う細く曲がりくねった急勾配の道で、全くスピードが出せませんでした。また展望もほとんどありません。ただ、後半に入ると道幅も広がってスピードアップ。河口近くで合流した肱川本流は、ここでも濁ったままでした。


出石山から、伊予灘を越えて山口県方面

県道330号線から伊予灘

 長浜でまだ14時くらいだったので、予定通り県道330号線で大洲方面へ向い再び54号線で下灘へと向うルートを取ることにしました。が、長浜でウロウロしたものの、なかなか330号線の入り口が見つかりませんでした(それにしても国道378号線の交通量は多かった)。地図とにらめっこして、ここしかないだろう、とJR伊予長浜駅の裏手の道へ入ると正解。330の標示を見つけました。ただこの道、標示がなければやはり間違ったと思ったかもしれません。細い1車線の道ですぐにコンクリート舗装になりました。他に分岐はなかったよなあ、と思いながら少し進むと、いったん道が開けて2車線の明るい道へ。
 ところが、間もなく再び1車線の細い道、そしてまたコンクリート舗装に。この日最初に間違って進んだ道に良く似ています。勾配も結構急で長浜の街はあっというまに眼下に沈んで、伊予灘の向こうには本州・山口方面が見えてきました。快適な眺望とは裏腹に、道の状況はどんどん悪化していきます。どうも迷ったようだ、そこまでに二つ分岐があったので、どちらかで間違えたかと思いました。が、かなり登っていたのと道は東へ向いて進んでいたので、間違っていてもなんとかなるかと引き返しませんでした。しかし、行き止まりだったら・・・。
 かなり(客観的にはさほどの距離ではなかったのでしょうが)登ったと思われるところで、小さな木工場らしきところがあり、そこに分岐があり両方に先の地名が書いてあるのですが、手持ちの地図には地名がなくてわかりません。作業音が響いていたので誰かいるだろう、道を尋ねようと声をかけましたが返事がありません。仕方なく、恐る恐る東への道へと進みました。後で地図を確認したところ、この既に迷っていたと思っていた木工場のようなところまで330号線だったようで、右手に進んでいたら予定通りだったようです(分岐部にあったうろ覚えの地名で後に確認)。
 恐る恐る進んだ東方向の道は、さらに少し登って尾根筋を南側から再び北側へと進み、その後少しずつ下り始めました。時に分岐があり、その都度行き先の表示が書いてあるのですが全くわからない(上述のように手持ちの地図に標示なし)ので、とにかく東へ下る方向へと進みました。ひょっとして途中でいきなり道消失なんてことはないだろうな、とかなり不安もありましたが、クルマの轍を見つけて一安心。
 結局、農林作業道のようなところを通って下りきったところは、下灘から5km弱ほど西側JR北灘駅の近く満野という地区でした。疲れ果てましたが、終わりよければ・・・でなんとか道の駅双海まで無事帰還。

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