川への想い

    2006 a la carte  早朝の Grenoble     (2006.07.10)

 初めての Etape du Tour ツアー参戦、最初の宿泊地は Grenoble(グルノーブル)でした。Grenoble と言えば、私の世代では冬季オリンピック開催地だったとの印象が強い人が多いのではないでしょうか。衛星中継もなく、日本人がそれほど活躍したわけでもない1968年に開催されたこの大会が私の同世代前後の記憶に残っているのは、Claude Lelouch(クロード・ルルシュ)監督による記録映画・13 Jours en France(邦題:白い恋人たち)によるところが絶大かと思います。Francis Lai(フランシス・レイ)作曲のメインテーマも有名でした。
 

 今でもツーリング事前情報収集には結構いい加減な私ですが、2006年当時は地球の歩き方・フランス編を見たくらい。Grenoble という地名は上述のようなこともあってよく知っていたのですが、フランスのどの辺りにあるのか、周辺との位置関係などは全く確認しないままでした。そんな Grenoble に3泊したのですが、到着したのは日付も変わる少し前の夜中、翌々日は Etape du Tour 参戦のため、午前3時過ぎ起床で、完走後帰着したのは夜遅く。もちろん、疲れ果てて沈没。最終日の朝も、観戦目的地の宿泊地・Lourdes(ルルド)まで500q以上の大移動でしたので、朝もあまりゆっくりできませんでした。

 ということで、街の中をちょろっと散歩できたのは、到着翌日の早朝のみでした。早めの朝食を摂って、まだ人気のない街へと歩いてみます。まずは、まっすぐ北へと向かって、ローヌ川支流のイゼール川岸へ出てみました(写真:上左)。少し東側には、有名なロープウェイがあるらしいのですが、まだ始動していないようでした。路面には、前日の Gap でも見かけた自転車専用の表示が見られました。周辺には、前日陽が落ちる前に見えてきた山頂付近が切り立った山々が見えました。写真だと整然として清潔そうな街に見えますが、ちょっと裏道に入ると意外にも悪臭(トイレのような)が鼻につきました。3連泊したのに、街を散策したのは、この1時間弱だけでした。

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