林道倉羅川井線  林道今丸線  他

コース   神山−林道倉羅川井線−東宮山−林道今丸線−県道250号線−林道大原横山線−林道月野倉羅線−神山
走行距離   一周 約70キロ
最高地点   東宮山山頂直下 標高1000m  積算標高差 約2300m
走行日・天候   2015年 5月17日  晴れ  シクロクロス
 東宮山を初めて訪れたのは、2009年3月。当時は、まだ川井峠方面にも今丸方面にも道が繋がっていなかったと思います。国道438号線・伴蔵から急坂を登っての往復路でした。今回、この付近の道に精通している平キンちゃんから川井峠から東宮山まで道が続いている、今丸方面にもOKという情報をいただいたので、骨折後のリハビリとシクロクロス車の試乗を兼ねて、久々に登ってきました。   (2015年09月06日 記)
走ったコース
     
                                         県道250号線から東宮山、Z字に斜走するのが林道今丸線
 神山を午前8時20分くらいにスタート。まずは国道438号線を西進、川井峠へ。いつもなら45分ほどの道程を、ほぼ70分かかって漸く到着。道中、今日の鮎喰川の水は今一つだなと思っていたら、かなり上流の堰で工事中(本日は休み)でした。


川井峠トンネル手前の林道分岐部


林道倉羅川井線、急なコンクリート舗装が続く

 トンネル手前で林道倉羅川井線へ右折。平キンちゃん情報では、舗装化が進んでいるとのことでしたが、分岐からしばらく地道が続きました。一部鋭利な石だらけの部分もあったのですが(距離にして200mほど)、舗装路以上に快適な踏み込まれた土道の部分もあり。これこれ、こんな道が楽しいんだなあと思っているうちに終了してしまい、写真撮り忘れです。
 その後はコンクリート舗装が続きました。勾配は結構きつく、15%前後が続きます。道自体は植林された杉林を強引に切り開いた感じで、趣はありません。川井峠から東宮山直下まで、約3qで標高差300m。標高はあっという間に900mに達しました。


翌週に登った剣山スーパー林道が見える


 神山の町を見下ろす

 その付近からは、展望が広がりました。初めての道なので方向感覚がよくわからなかったのですが、写真:上左、稜線から伸びている道は、剣山スーパー林道・川成峠から木屋平方面に下る道を思われました(翌週に登りました)。写真:上右、東方面には、鮎喰川に沿った神山の町が一望できました。


背後の山は、高城山、雨雲レーダーが確認できた


奥は雲早山辺り

 写真:上左、道は法面の状態からも、まだ新しいことがわかります。最奥は高城山、小さくわかりづらいですが、肉眼では雨雲レーダー塔が確認できました。
 写真:上右、稜線直下に走る道筋は、スーパー林道柴小屋〜土須間と思われます。写真を撮りながら、なんだか今日の自転車はすっきり見えるなと思っていましたが、工具・替えチューブなどを入れたサドルバッグを忘れたのに気付いたのは、この後随分経ってから。


林道今丸線分岐部


崩落

 標高900m付近から少し進むと下りになりました。と、前方に子鹿発見(写真撮れず)。下っていくと、200mほどで今丸林道の分岐点。なんと、ここは2月にすーさんと登ってきて雪で諦めた地点です。山頂まで、あとほんの少しだったわけ。で、ピークまで戻ってみました。北側に地道があったので進んでみたところ、すぐに広場があって「東宮山↑」の歩行路表示。以前にやってきた時の記憶はボンヤリとしか残っていないのですが、なんとなく印象が違う感じでした。季節柄虫も多そうだったので、山頂へ向かうのはパス。今丸林道へ向かいました。
 林道今丸線は、写真:上左、分岐から左へ大きくカーブすると尾根を越えるのですが、そこで通行止めの表示。平キンちゃんから開通している話を聞いていたのですが、最近崩落でもあったのでしょうか。100mほど進んだところで、やはり。写真:上右のような崩落。自転車を置いて下見をしたところ、それほどひどくなさそうなので、担いで30m弱。下手に降りるとブルドーザーが入っていたので、ここからは問題なく下れることを確信しました。


峠少し下方から、県道250号線・高越山方面


砂利道 

 峠からは、コンクリート舗装と砂利道がしばらく続きました。砂利道部分、写真ではわかりづらいですが、大きな一枚石がでている部分も。きれいな青石でした。初めて落合峠を訪れた1992年は、これより遥かにひどい状態だったなあ。骨折療養中なので、慎重に下りました。途中、材木を切り出し作業中のところあり。そこからしばらくも未舗装でしたが、さらに下ると比較的新しいアスファルト舗装になりました。しかし川井峠からの道に勝るとも劣らぬ急勾配。舗装路とはいえ、ここも慎重に下りました。北方向には、高越山方面と思われる山容と、かなり高い部分に横走する道(写真:上左、おそらくその後県道250号線で分岐を見た林道二戸線と思われる)が確認できました。


今丸の集落


穴吹川支流・二戸谷川

 今丸の集落は、穴吹川から見るとかなり奥。こんなところにも、しっかり人が暮らしている、まだまだ徳島県内にも知らないところがあるものです。
 林道今丸線を下りきると、国道492号線に合流。横を流れる穴吹川を見ながら、少し下ったところで、今度は県道250号線に右折。穴吹川がきれいなのはみなさんもご存じのとおりですが、予想外のヒットは県道250号線横を流れる二戸谷川の流れでした。雨が降って水量が多かったためでしょうか。これまでこんなに水量のある谷だと思っておらず、気になったこともありませんでした。写真:上右は、人工の堰にできた光景ですが、この日一番の水風景。水底に黒っぽく見えるのは落ち葉です。


相変わらず荒れている、県道250号線


峠手前付近は、新緑が美しかった

 県道250号線を走るのは数回目かと思います。知る人ぞ知る荒れた県道。来る度に荒廃していくなと感じていましたが、今回はタイヤが太かったためか、意外と道路状況がいいように感じられました。ただ、峠前後はやはり結構荒れていて、ロードバイクだとストレス感じそう。
 記憶と少し異なっていたのは、やたら勾配がきつく感じたこと。もう少し緩やかだと思っていたのですが。道は大部分が杉林の中ですが、峠の少し手前・標高700mを越えた辺りからは(写真:上右)落葉樹林となり、爽やかな新緑のトンネルとなりました。トップの写真は、その付近から東南方向へ。中央の三角山が東宮山(標高1090m)。左手から山腹をZ字に走る道が、その直前に下ってきた林道今丸線。剣山は最奥手の山に続いて、さらに右側画面の外。


林道大原横山線、東側入口(右手)、左手に林道倉羅川井線の表示


林道月野倉羅線

 峠を越えて美郷側に少し下り林道大原横山線に入ろうとしたところ、この日二度目の通行止め標示です。ここも工事はお休みのようだったので、強行突破。幸い、100mほど路肩工事をしていただけで、走行には全く問題なし。林道というもののほぼ全線舗装。写真:上左は林道大原横山線の東側入口。左手には林道倉羅川井線との表示がありますが、先程走ってきた川井峠までは直通していないはず?サドルバック忘れに気付いたのは、この付近になって。
 国道193号線・倉羅峠に出て北側に少し下り、今度は林道月野倉羅線(写真:上右)を東進。この二つの林道は2006年・年末以来です。いずれも北側にどこか杉林の切れ目があれば、吉野川と讃岐山脈の展望が望めるはずですが、木々が繁茂して視界は開けないのが残念でした。


左右内付近から焼山寺(山腹)方面


二ノ宮付近

 月野から神山方面に下って、すぐのところから林道に入るつもりでしたが、結構荒れており、疲れと修理道具忘れもあって迷わずパス。しかし、そのまま下ってしまうのには惜しく、左右内から登り返して、焼山寺を右手山中腹に見ながら(写真:上左、最奥が剣山)、庄部経由で、道なりに走って二ノ宮へ。前週のにし阿波に比べて、ほぼ半分の距離・積算標高差なのに、脚完売でした。

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