林道辺川内山線  鶴峠・東方面の林道
 この日は、すーさんと今年初の日帰りツーリングの予定でしたが、天気予報が思わしくなく中止。しかし、県南は晴れマークだったのと、先にちょっと気になる道を見つけたので、向かってみました。    (2017年06月18日 記)

林道杉地臼ヶ谷線
コース  徳島−大川原−上勝−美杉峠−杉地臼ヶ谷林道途中往復−美杉峠−林道辺川内山線−鷲敷−鶴林寺東の林道−徳島
走行距離   約75キロ    積算標高 約2000m
最高地点   杉地臼ヶ谷林道 標高900m
走行日   2017年 1月22日   天候:快晴   シクロクロス
 午前9時10分くらいに、勝浦町の河川敷をスタートしました。県道16号線は、できるだけ旧道を走って上勝へ向かいます。坂本集落へも立ち寄りましたが、雛飾りがない街道は閑散としていました。正木ダムを渡って、ダム湖南岸を走り月ヶ谷温泉から美杉峠方面へ左折。
 昨年4月以来ですが、こんなにきつかったかなあ、この道。極楽街道、との表示がありましたが、何を指しているのやら。
  
    正木ダムの堰堤を渡る            ダム湖・南岸の道          美杉峠への道・極楽街道との表示
 美杉峠には、2時間少々かかって到着。この日の最初の目的は、峠から西へ伸びている杉地臼ヶ谷線を、昨年4月に走った林道杉地線の合流部まで走ってみることでした。ところが、入り口で通行止めの表示(写真:左下)。よく見ると、5q先で崩落とのこと。地図上では、合流地点までそれくらいとみていたので、とりあえず崩落地点まで進んでみることにしました。当初は、臼ヶ谷方面に下るつもりでしたが、とても時間と体力がなかったので、ちょうど良かった・これ幸いと予定短縮で行けるところまで行って往復としました。

林道杉地臼ヶ谷線、美杉峠側入り口

杉地林道との分岐部近くから南東方面
 稜線に沿って途中からは南斜面を走る道は未舗装ですが、かなりクルマが入っているようで、良く踏み込まれていました。ただ、結構ぬかるんだ泥道。前日、擦り減ってスリック化した32Cタイヤを35Cに交換、筋力低下でフリーを28Tから32Tに変更したシクロ車は、美杉峠までの舗装路で既にインナーXロー状態でした。美杉峠から少し下りもありましたが、2q弱進んだところからは登り一方となりました。途中、何度も足つき。復路に、結構勾配もきつかったことを再確認しました。美杉峠の分岐から、ちょうど5q手前で昨年4月に走ってきた合流地点に到達。その少し手前からは、太平洋が見えました。崩落・通行止め地点は、そのすぐ先のようです。林道に入ってから降り始めた雪が結構本格的に降ってきたので、ここで折り返し。ちょうど正午くらいでした。
 
南東方面、太平洋が見える
 
林道辺川内山線通行止めの表示    開通記念の石碑  
 美杉峠まで戻った後は、この日のメインと考えていたへ向かいます。前夜、国土地理院地図を見ていて、こんなところに道があったっけと気になったところです。美杉峠を南側に少し下ったところから始まる道は、国土地理院地図では旧相生町平野付近から北上する道とほんの少しで繋がっていないのですが、Google mapの写真を見ると、どうも連続しているようです。
 美杉峠を少し下ったところで、その分岐を確認。名称は、林道辺川内山線というようです。石碑を見ると、開通後、既に10年近くとのこと。これまで何度か美杉峠は通過しているのですが、気に留めた記憶がありません。しかし、分岐部の入り口に、これまた全面通行止めの看板がありました。よく見ると、こちらもこの先100m地点に崩落のため、と小さく表示あり。で、進んでみると、その付近で崩落で道の大部分が塞がれていましたが、クルマは通行不可なものの自転車は全く問題なしでした。

辺川内山線、唯一南への展望がある付近

舗装されて、きれいな路面
 この道の情報は全く持ち合わせていなかったので、きっと地道だ、かなり荒れているかもしれないと思いながら進んだのですが、結果的には全線舗装でした。一部コンクリート舗装もありましたが、アスファルト舗装は路面状態が非常に良く、拍子抜け。美杉峠側分岐部から少し登った最高地点付近と思われるところで人が乗っている一台のクルマを見つけたので、相生側につながっていることが確信できました。

県道291号線手前、辺川集落

県道291号線分岐部、左後方から下ってきた
 美杉側からだと、少し登って後はただひたすら下りです。相生側からだと、おそらく休める区間がなく、そこそこの登りが続き、ヒルクライムの練習にはいいかもしれません。あまりに快適な路面の下りと、これといった展望はほとんどなかった(1ヶ所だけ東南東に紀伊水道が見える箇所あり)ので、写真もほとんど撮ららないままでした。しかし、こんないい道、今まで見逃していたのだなあ。知人の誰かが走ったという情報も記憶にありません。相生側からの入口は、県道291号線・辺川谷のバス停の分岐を北へ(写真:右上、後方へカーブする道、バス停の裏に林道辺川内山線の表示あり)。この後、四方見隧道経由で鷲敷へ。

相生・旧平野小学校跡

四方見坂トンネル
 美杉峠前後では雪が舞って結構寒かったのですが、相生まで降りてくると少し暖かくなりました。鷲敷は13時30分頃通過。そのまま那賀川左(北)岸を走って、当初から余裕あれば回ろうと思っていた鶴林寺方面から東へ伸びる道へ向かうことにしました。
 カタツムリの歩みで峠まで登って、予定の道は峠からすぐに分岐と思っていたら、結構勝浦側に下ってからの分岐でした。国土地理院の地図では尾根沿いかなと思っていましたが、峠から下った分だけ最初からいきなりコンクリート舗装の激坂です。おそらく距離はどれほどもなかったのでしょうが、そこまでの走行距離は70q弱だったものの1700mほど登った後の脚には堪えました。途中、何度も足つき。

鶴峠・北側に下って、再び登り坂

ピークを越えると、地道に
 漸くピークと思われる地点を過ぎると、南東側には羽ノ浦方面が一望できそうでしたが、手前の木々が邪魔して見通せるところなく、写真もありません。南方面への展望は、この道を走るにあたって期待していただけに残念無念。そのまま下り始めたところ、まもなくコンクリート舗装は未舗装になりました。しかも、進むほどに道は荒れてきます。ピーク手前で、仕事帰りと思われる軽四2台と擦れ違ったたのですが、引き返したほうが、ずっと道が良いことを知っていたのでしょう(というか、その後進んでみると東側はクルマ通行不可と思われました)。ピークから少し下った後、また登り返して、写真は眼下に勝浦の町と遠くに徳島市街が見えた唯一のポイントから。
 
ピークから少し東側、唯一北・勝浦川から中津峰、徳島市内の展望が広がる地点
 そこから先は、さらに道が荒れてきて、いったいどうなることやら。果たして、勝浦まで下ることができるのかと不安にもなるくらいの荒れ具合でした。林道辺川内山線がこんな風かと予想していたのですが、こちらがこんなに荒れているとは思っていませんでした。写真:右下のすぐ下で、右手に池発見。こんなところに池があると驚きながら、そういえば国土地理院地図でも道脇に池があったなあと記憶を思い出しました。国土地理院の地図では登りも下りもほぼ同じ道線表示だったので、登りのコンクリート舗装は予想していたものの、後半も同じくコンクリート舗装だと思っていたのは甘かったようです。

さらに進むと、道は荒れる一方

両脇からはシダ類が繁茂
 登りと同じくらいゆっくりのスピードで、なんとか勝浦に下ってデポ地へ。走行距離75q少々、積算標高はちょうど2000m。Av.12km/hr。美杉峠周辺の林道は、ルートラボでトレースできなかったので、こちらを参照に。鶴林寺北側下方から東へ伸びる道は、国土地理院地図でご確認をお願いします。

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