堀割峠    および 美郷周辺の道(梨ノ木峠、月野峠、倉羅峠など)


コース   畑−森林公園−神山−梨ノ木峠−川島−掘割峠−月野峠−神山−倉羅峠−柳水庵−畑  
走行距離   約125キロ
最高地点   梨ノ木峠(430m)、掘割峠(340m)、月野峠(標高710m)、倉羅峠(770m)、柳水庵(490m) 
走行日   2002年以来 何度か走行   (上記&地図のコースは 2010.04.29 晴れ ロード)
 川島付近から美馬辺りにかけての中流域が吉野川で最も魅力的な様相を呈している、というのが独断と偏見に満ちた個人的見解です。そんな吉野川・中流域の眺めを一望できる掘割峠は、お気に入りのひとつです。緩やかに蛇行する吉野川の流れと川沿いの緑、そして善入寺島の整然と区画された田畑の美しいコントラストの眺めは、いくら見ていても飽きません。
 川島側からの登りはかなり急勾配なので、神山や山川から美郷に入ってきて川島側に降りるようなルートを取るのが定番となっています。川島側に比べると、美郷側からの登りはまだ緩やかです。峠に辿り着いた時、眼下に広がるこの風景は、それまでの疲れを忘れさせてくれます。
 峠越えの一番の楽しみは、登った達成感と眼下の眺望ではないでしょうか。  ( 2010年10月30日更新)

     
                                  掘割峠から北東方面、善入寺島・吉野川(潜水橋・川島橋)を見下ろす(2009.03.29)

 掘割峠
 落合峠、大坂峠とならんで、徳島県内の峠ベスト3のひとつと思っている掘割峠ですが、意外にも2002年の初訪問以来、訪れたのは10回に満たないようです(2010年10月現在)。あの吉野川と善入寺島の風景をと写真を探したのですが、何度も訪れてもっと沢山の写真を撮っていると思ったのに、意外といいのが見当たりません。自分が思っているほどは訪れていなかったようです。

掘割峠にて、吉野川展望中(2010.03.15)

パッチワークの善入寺島(2008.02.11)
 上述のように川島側からはかなりの急坂で、部分的には20%近いところが何ヶ所かありました。ただ峠近くの後半は緩やかです。一方美郷側からは、それほど急な部分はなく標高差もあまりありません。いずれもソメイヨシノが道沿いに多く植えられています。サクラの季節もいいでしょうが、やはり新緑の頃の眺めが一番かと思います。条件がよければ、東方面には遠く眉山や淡路島から本州・和歌山まで見渡すことができます。

河川敷ではイベント開催中(2007.10.21)

善入寺島全景と阿讃山脈(2001.12.16)
 山瀬駅近くから美郷へ抜ける県道245号線からは、掘割峠南側へ抜ける道があります。途中、徳島カートランドというサーキット場がありますが、それ以外は2軒ほどの民家を除いて何もないけど自転車にとっては走りやすい山道です。
 また、川島から山川方面山麓中腹を走るチェリーラインと呼ばれる桜並木のある道もあります。どちらも蛇行していて見通しは良くなくスピードを出して走るには不都合かと思われます。ノンビリ走るのには、もってこいのコースと思われます。

 梨ノ木峠
 梨ノ木峠は、掘割峠の東・鴨島と神山を結ぶ県道31号線の町境です。ここも吉野川側(鴨島側)から登ると、特に最初が急勾配です。その後少し緩やかになって、掘割峠同様、ソメイヨシノの並木が続きます。標高は掘割峠より100m近く高いのですが、峠やその近くからの展望はほとんどありません。

梨ノ木峠・展望なし(2010.04.29)

梨ノ木峠・鴨島側の桜並木(2008.04.14)
 一方、神山・阿川からの道。こちらも柳水庵方面への分岐部直後は勾配がやや急で、道は狭く鬱蒼とした杉林に覆われています。真夏でも少し暗く雨が降ったらいつまでも湿っていて滑りやすいです。おまけに道は荒れていて崖側にはガードレールもなし。下るのには、慎重になったほうが良さそうです。ただ、そこを過ぎると道は少し幅広く勾配も緩やかになって、走りやすくなります。広石辺りには廃屋(時期が合えば満開のヒメコブシが美しい)があり、道から少し外れたところには銅山跡もあるようです。残念ながら、上述のように辿り着いた峠からの展望は全くありません。

県道31号線・広野のヒメコブシ(2007.04.01)

月野峠・美郷側、最後の集落(2010.04.29)

 月野峠
 月野峠は、美郷・東山(北へ掘割峠、東へ柳水庵方面の分岐部)と神山・焼山寺方面をつなぐ道です。何度か訪れた中で、今回(2010年4月)初めて美郷側から登りました。最初は緩やかですが、途中から急になって中谷集落付近からが最も急で、15%程度までの坂が多いように思われました。焼山寺側から登っても、意外と勾配があります。いずれもほとんどクルマが通らないので、勾配がややきついことを除けば快適に走れます。ただし、ここも峠周辺の展望はありません。
 下記・柳水庵付近から写真:右上の集落に向っても細い道があります(確か地道だった記憶、写真左下)。また、峠少し北側からほぼ稜線北側を、倉羅峠まで通じる道(月野倉羅林道)もあります。これも地道です。

柳水庵から月野方面へ(2006.12.30)

倉羅峠手前から川島方面(2002.11.24)

 倉羅峠
 さて、最後は倉羅峠です。酷道、これでも国道?とよく言われる193号線。この南に続く土須峠、霧越峠と並んで、倉羅峠前後も道路状況はお世辞にも国道とは思えませんが、それ故?交通量が少なくて自転車乗りには、楽しめる道であるかと思います。ただし、少々勾配がきついことを除けば。ただ、あまり展望は広がりませんし、周囲も鬱蒼とした杉林が多くて、景観的には今ひとつかもしれません。峠付近でも全く展望が望めません。美郷側・神山側ともに、少し下ったところに少しばかり展望が広がるところがあります(写真:右上)。
 美郷側からだと、三ツ木への分岐を過ぎた辺りから急勾配となります。登りに向って左手には旧道がありますが、こちらも急勾配。九十九折れになる(写真:左下)最後の集落後も結構急な登りが続き、個人的には16%の表示がある神山側よりこちらから登るほうが、苦手です。標高差が神山側より大きいためかもしれません。
 神山側からは、2車線の広い部分もところどころにあり、南側であるためか美郷側よりは少し明るい雰囲気です。上述のように16%の表示もありますが、実際はもう少し緩いと思われます。こちらも案外展望はなく、峠の少し手前で雲早山方面がチラッと見える程度と記憶しています。
 県道250号線・三ツ木宮倉線分岐部の少し手前には、高開地区という石積みの段々畑で有名なところがあります。写真:右下は国道193号線から眺めた付近で、ここから上方に向って続いているそうです。個人が管理されている春のシバザクラも美しいそうです(未訪)。

美郷〜倉羅峠への道(2010.03.15)

美郷・高開の石積み(2010.03.15)

 おまけ

  柳水庵は、神山・阿川と美郷・東山を結ぶ道の峠にあります。峠の名前は?地元の自転車乗りはみんなこの道を柳水庵と呼んでいます。ここも交通量が少なく、適度な登りで練習にはいいかもしれませんが、阿川側の斜面にある集落付近はちょっと雰囲気があるものの、それ以外は展望もなくサイクリングとしてはさほど楽しい道ではないかもしれません。

 林道・焼山寺名ヶ平線は、倉羅峠から少し南へ下ったところから四国霊場十二番・焼山寺を結んでいます。焼山寺手前からは月野峠南側下方へ通じる道も分岐しています。林道とは名ばかりの全線舗装。ほとんど交通量がないので走るのには持ってこいですが、路面状況は良好とは言い難いです。途中、少し標高を稼ぎますが、展望はあまりありません。周囲の雑木林も紅葉はあるものの、目を奪われるほどのものではありません。

柳水庵の切り通し(2003.01.18)

林道・焼山寺名ヶ平線(2002.11.24)

 倉羅峠・北側手前からは、県道250号線・三ツ木宮倉線方面に向う林道があります。北側斜面をほぼトラバースするような形で道が続いているので、さほど上り下りはありませんが、北側斜面だけに冬季は写真:左下のように凍結していることも多いようです。また、展望はほとんどありません。この周辺は、枝道が沢山あるようです。その辺りの情報は、平キンちゃんが詳しいと思います。

倉羅峠から、三ツ木方面への林道(2006.12.30)

県道250号線・三ツ木宮倉線、峠にて(2003.05.04)
 県道250号線・三ツ木宮倉線を越えて、さらに高越山方面に道が伸びています。こちらも分岐多く、一部コンクリート舗装もありますが、地道も多いです。ロードではちょっと厳しいかも。

 県道250号線・三ツ木宮倉線。美郷から穴吹川方面に向うこの道は、舗装はしているものの、かなり荒れています。数回美郷側から走っていますが、行く度に荒れ具合が悪化しています。峠は切り通しになっていますが、全く展望なし(写真:右上)。美郷側、穴吹側ともにあまり整備されていない杉林の連続で、景観は望めません。

柳水庵&梨ノ木峠への分岐、神山・阿川の梅林(2009.03.01)

 以上のように、美郷を中心として、吉野川方面や神山・穴吹方面にいくつかの道があって、これらと結ぶと結構アップダウンのあるコース設定ができます。
 しかし、個人的にお勧めできるのは、やはり掘割峠。川島側からだと特に前半が急ですが、展望台からの眺めは訪れる価値が十分。上載の写真では、その魅力を十分お伝えできないのが残念です。是非ご自分の目で確かめられることをお勧めします。

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