宮古島・石垣島 2017 −1日目−  宮古島へ
 退職するにあたり、権利としてはまるまる1ヵ月以上残っている有休休暇を多少なりとも使って、何処か遠出をと考えていました。ところが、年末当たりから、いつになく仕事が立て込んできて、どんどん予定が取れなくなってしまいました。なんとか確保した3月21日から24日の休暇、こんな機会でもなければと思った南の島を巡ることを考えてみました。幸い関西空港発着の時間的に有効な便があり、しかも宮古島と石垣島の間にも、ちょうどいい便がありました。ということで、ちょっと急ぎ旅ですが、ふたつの島を巡るツーリングを計画しました。目的は、美しい海を眺めること、その海を渡る橋を走ること、そして宮古島で働く同級生と会うことです。 (2017年09月16日 記)

伊良部大橋・伊良部島から
コース   徳島==関西空港==宮古空港−来間島−伊良部島−下地島−宮古島・平良(ひらら)
走行距離   70キロ   積算標高 約800m
最高地点   ほとんど平坦 
走行日   2017年 3月21日   天候:曇り   LOOK KG-96
 毎度のことですが、直前までドタバタして、当日午前5時のバスで関空へ。1週間くらい前までは好天の予報でしたが、次第とすっきりしない天候に予報が変わってきたことが唯一の懸念でした。関空も小雨。まあ、天候だけはどうにもなりません。
 搭乗手続きで自転車を預ける時、いつものようにカウンターで預けるのではなく、係員が搭乗口まで一緒に運んでくれ、通常の搭乗口の別枠からチェックとなりました。私にとっては娘くらいの年齢の若い係員が短い移動距離の間に、「レースですか?何か大会?」とか、いろいろ愛想よく話しかけてくれ、最後は「いい旅を」と送り出してくれました。天候はともかく、なかなか気持ちのいい出足になりました。
 午前8時20分に関空発。航空機からの鳥瞰が大好き(特にこのルートは徳島・高知の上空を通るので)なのですが、ずっと厚い雲で地上の風景は全く見ることができません。宮古島到着直前に雲の下に出ると、僅かの時間でしたが海が見えました。曇天にも関わらず、さすがに海の色が違います。これが晴天だったら、どんな状況なのでしょう。この後走った来間大橋が見えます。右手は宮古島、翼下が来間島。

機上から、雲ばかり

機上から、来間大橋
 11時過ぎに宮古島空港到着。路面は、まだ少し濡れていて、つい先程まで雨が降っていたようです。午後からのほうが天候が回復する予報なので、まずは空港で食事をしながら、この日の予定を考えます。結局、計画時から考えていた来間島と伊良部島、下地島をまわってみることにしました。
 12時20分頃、空港を出発。県道243号線から国道390号線へ入って少し進んだところで、沖縄製糖・宮古工場というのを発見。後から上述の友人に聞いた話では、ちょうど今が収穫期で、工場もフル稼働(この時期だけで後はお休みらしい)とのこと。工場の敷地内には、サトウキビを満載したダンプカーが隊列をなしていました。

空港ロビー前

駐車場から宮古空港ビル

沖縄製糖・宮古工場

サトウキビ満載のダンプカー
 国道390号線から離れて、向かったのは宮古島で一番人気という前浜ビーチ。連休明けの週日で、しかも天候がいまひとつだったので、人影も少なめです。砂は、白っぽく肌理細かい。左手向こうには、これから向かう来間島と来間大橋。肝腎の海は、やはり曇天を映してか、驚くほどの青さではありませんでした。

前浜ビーチと来間大橋

前浜ビーチにて
 前浜ビーチから少し進んで、来間大橋。ほぼ直線、1690mの長さは、この後訪れる伊良部大橋ができるまで、沖縄県内で一番長い橋だったそうです。橋を渡って、来間島へ。途中、橋から海を見下ろすと、曇天にも関わらず、その透明度が良くわかります。徳島県南の海もそこそこの透明度ですが、ちょっと次元が違います。この日は、風がかなり強かった(北東風?おそらく10m/sくらい)ので、こんなところでボードセーリングできれば最高だなあ、と思いながら走りました。クルマだと立ち止まるわけにはいきませんが、自転車だと自由に止まれるのがいいですね。橋上を走るクルマも少なく、横風を除けば、快適。

来間大橋と来間島

透明度、抜群

竜宮城展望台から
 来間島へ渡って、ウロウロしていたら、展望台という表示を見つけたので、そちらに進んでみました。細い道を進んでいくと、竜宮城展望台とやらに到着。そこからは、来間大橋から宮古島本島が一望できました。目の前に広がる海の透明度は言うまでもなし。対岸・前浜ビーチの海も同じ。海水の透明さのため、おそらく海底が白砂のところは明るい青、岩礁のところはやや暗く見えているようです。今回、海に入る予定は全くしていなかったのですが、素潜り程度でも楽しそうです。北には、これから向かう予定の伊良部島と伊良部大橋が、うっすらと確認できました。民家が密集する狭い道を引き返していると、手前にも小さな展望所があったので、立ち寄って一枚。橋を引き返す時に、また一枚。今回は橋三昧。いずれも、背景の海が素晴らしい透明度だったのですが、毎度のことながら、それを十分に伝えられる写真がありません。

竜宮城展望台から来間大橋
 来間島を後に、来た道を引き返して、沖縄製糖工場の少し北で国道390号線から海沿いの道へと進みました。与那覇湾の水は、飛行機からも確認できたように、南側の海に比較すると大分透明度が落ちるようです。久松という地区の少し入り組んだ道を、おそらくこちらだろうと進んでみると、次の目的地・伊良部大橋に到着。いくつかの写真で多少は知っていましたが、こりゃ凄い。少し陽も差すようになってきましたが、まだまだ曇天、しかも北東の強風。それでも海の透明度は、どうだといわんばかりです。橋も長さはもちろん、蛇行と上下の高低差が絶妙です。何枚か写真を撮ってみましたが、やはり海と橋の魅力を伝えられる一枚がありません。あまりの強風(写真:下中では右手から左手へ)に吹き飛ばされやしないかと不安になるくらいでしたが、ゆるりと渡り始めます。全長3540m(前後の取付道路を含めると6qを超えるそう)の伊良部大橋は、当然九州一の長さ。しかも、無料(後から友人に聞いた話では、それまでフェリーで4000円だったそう)の橋としては全国最長。加えて、こんな美しい海の上を渡れるのです。
  
伊良部大橋を渡る
 来間大橋と異なり交通量はそこそこあります。路肩は御覧のように多少余裕のある広さがあるので、時々立ち止まって海をのぞき込んだり左右を見渡したり。これは、自転車の特権ですね。途中、2か所ほど、クルマが停車できる広くなったところ(写真:上右)がありますが、確か橋上は停車禁止だったような記憶です。最高部は下に船が通れるように30mほどの高さがあり、結構な高度感がありました。左手には先程走ってきた来間大橋(写真:上右・水平線上の平な部分が来間島)、右手遠くには翌日走る予定の池間大橋もうっすらと見えました。渡り終える伊良部島直前の海の色がまた何とも言えません(うまく撮れず)。
 伊良部島に入ってすぐ、牧山展望台という表示を見つけたので、そちらに向かってみました。いきなり結構な勾配の登り坂でしたが、ちょっと登ると伊良部大橋の全貌が見えてきました。来間大橋と異なり、随分と湾曲しているのがわかります(トップの写真)。辿り着いた牧山展望台は、標高80mほど。いや、ここも絶景です。まだまだ曇天、おまけに少し靄もかかっていましたが、それでもこんな海を見たことがなかったので、大満足です。宮古島本島全体から来間島、池間島も一望。海の色は言うまでもなし。条件が良ければ、どれだけ感動させられることでしょうか。

牧山展望台から宮古島・平良港方面

牧山展望台から伊良部大橋
 橋三昧で、時間をとられて、あまり余裕がなくなってしまいましたが、予定通り下地島へ渡ってみることにしました。牧山展望台からいくつかルートがありますが、素直に来た道を引き返して、細い海水路の一番南側で下地島に渡ろうと思っていたのに行き過ぎてしまいました。この分岐も、後に友人から聞いた話だとわかりにくいとのこと。
 結局、町の中心部らしいところから海水路を越えたのですが、地図で見るほどはっきりした海水路を確認できないまま下地島に渡ってゴルフ場横を南下。当初予定していた道に出て、今度は西へ。小さな島ですが、比較的長い直線道路がありました。周囲は、当然サトウキビが大部分ですが、意外だったのは満開のソバ畑が結構あったことです。宮古そばの原料でしょうか。信州や北海道で見るソバよりやや小柄ですが、見た目はほぼ同じです。途中、後ろからクルマが来たのですが、見通しのいい直線で対向車もないのに、なかなか追い越しません。しばらくして、ゆっくり走る私より少し速い程度(30km/h)で追い抜いていきました。これも友人の話ですが、宮古の人の運転は概ねみなさん極めてゆっくりだそう。

下地島 サトウキビ畑 

下地島 ソバ畑
 北上する道で島北部に進み、これも予定していた通り池の表示で左折。ところが、いきなり細い地道となり、100mほど進んだところで海食崖の海岸に出て、それらしきところがありません。結構有名な筈なのに、とウロウロしていたら、珍しくクロスバイクに乗ったツーリングと思われる高校生か大学生くらいの娘さん3人組がやってきました。何処ですかねえ、間違いましたか?と分岐まで引き返したところ、すぐ先に、それと思われる立派な分岐がありました。100mも進むと駐車場があって、そこからは徒歩。
 到着した通り池、曇り空の上に既に16時前だったので、二つの池が地下で繋がっているという神秘的な色を見るには条件が悪かったようです。ここも陽が差すと、幻想的ともいえる色合いだそうです。通り池からは、さらに北進して、下地島空港の敷地に沿って海岸線を進みました。ここも時間帯と天候であまり気にしなかったのですが、夕日と海が美しいポイントだそうです。
  
    通り池              通り池周辺の遊歩道            下地島空港に沿って
 再び伊良部島に渡って、時間的余裕も体力的余裕もあまりなくなってきましたが、せっかくだからと残った島半周を時計回りに走ることにしました。さほど標高はないものの、多少アップダウンがあります。島最北端にあるサシバを模った展望台・白鳥崎には、ちょっと寄っただけで立ち去ったのですが、これも翌日友人とクルマで再訪して、とても海がきれいなポイントであったことを教えられました。

伊良部島から見た伊良部大橋
 東海岸の道は海沿いの筈ですが、少し小高いところを走っているのに周囲には樹が茂っていて、海は全く見えません。途中、佐良浜という集落では、そこまで2車線の道が突然狭い路地になってしまい、道を見失いました。ちょっと引き返して斜面に密集する民家の間を通り抜け、集落郊外でまた2車線の道に復帰しました。その付近には、沖縄独特の屋根付きのお墓も多数。
 そこから伊良部大橋に戻って、再び強風の中、橋を渡りました。望遠で引き寄せると、結構急勾配に見えますが、実際は数%程度と思われます。
 伊良部大橋から少し北東に走ったバイナガマビーチのすぐ横にあるホテルにチェックインしたのは18時少し前。受付で「自転車は何処に置けばいいですか」と聞くと、「どうぞ部屋に持ち込んでください」と即答。ビジネスホテル用の作りで広くはありませんが、まだ新しくて快適。壁を汚さないように気を付けました。しかし、さすがはトライアスロンの島だなあ。朝の食事も上等だったし、朝食付きで6000円はオフシーズンのためかもしれませんが、場所も街に近く、非常に良かったです。サイクリングで利用するなら、お勧めです。

バイナガビーチ
 
宿泊したホテル 玄関と部屋
 シャワーを浴びて一服していたところ、友人から連絡。このホテルはインターネットで探して予約したのですが、偶然にも友人の職場のすぐ近くでした。5分もあれば迎えに行くとのことで、フロントに降りていくと、既に友人が待っていました。会うのは、少なくとも数年以上振り。
 食事にはまだ少し時間があるので、と翌日回ろうかもと考えていた砂山ビーチへドライブ。ここも前浜ビーチを並んで人気の海岸だそうです。
 その名の通り、駐車場から砂山を乗り越えて、海岸に降りていきます。既に18時半くらいだったので、海の色はそれなり。パンフレットなどを見ると、ここも晴れていれば吸い込まれそうな碧い海のようです。

砂山ビーチ
 街に戻って、友人の職場を見学。野球場と公園だったかを壊して3年ほど前に建てられたという建物は、敷地が広々していて、規模は3月まで仕事をしていた私の元職場とほぼ同じ。外観は、いかにも沖縄の建物という造りでしたが、友人の話では、これが風に強い構造だそうです。まだ仕事中のスタッフに挨拶しながら、内部も見学させていただきました。
  
  友人の職場見学              宮古島を食す           〆のBar・マスターはタコ取り名人
 19時も半ばをまわって、漸く食事へ。旨い肴にビールと泡盛で、友人と積もる話と宮古島の見所・コースなどを、父上が鴨島出身という男前のマスターも含めて、いろいろと話を聞きました。自転車乗りではない二人ですが、後で役立った&納得の情報を沢山いただきました。〆は、島唯一というショットバーへ。ここのマスターは素潜り・タコ取りの名人だそうで、その稼ぎはお店の売り上げより多いこともあるとか。翌日の走行と仕事(友人)もあるので1杯だけでお開き。

宮古島・石垣島 2016 −2日目−  宮古島一周
 この日は、予定通り、宮古島を一周です。幸いにも、前日まであまり良くなかった予報が、午後から晴れ間が期待できるように変わってきました。予報より少し早く、昼前から陽が差してくると、海の色は驚くほど青く透き通ってきました。上述のように、美しい海をみたいというのが今回の旅の主な目的でしたが、これほどまでに素晴らしいとは。本当に宮古島に行って良かったと思える一日となりました。

東平安名崎にて
コース   平良−西平安名崎−東平安名崎−来間大橋−来間島−伊良部大橋−伊良部島−平良
走行距離   115キロ   積算標高 約1200m
最高地点   ほとんど平坦
走行日   2017年 3月22日   天候:曇り   LOOK KG-96
 バイキング方式の朝食をたっぷりといただいて、午前8時過ぎにスタート。
 まずは西平安名崎方面へ向かいます。砂山ビーチは昨日立ち寄ったのでパス。昨夜飲み食いしながら得た情報を元に、できるだけ主要道を外して、海岸線の道を選んで走ります。
 途中、宮古島海中公園という施設がありますが、友人の話では外せない場所ではなく、まだ開館もしていなかったので素通りです。道沿いには、相変わらずのサトウキビ畑、その次に多かったのがタバコ畑。サトウキビは植え付けから収穫までに2年要すると知ったのも友人からです。海はもちろん、それ以外に特に見所もなく、目指す西平安名崎には、ゆっくり走っても9時過ぎに到着しました。

石垣塀のある民家

タバコ畑
         
                 西平安名崎と池間島への分岐
 まずは、岬方面に向かってみました。東側には池間大橋の全貌が望めます。袂には、小規模な牧場。旅案内などでは、宮古牛がグルメ情報として結構載っていましたが、ここなどがその生産地のひとつでしょうか(少し西に離れた多良間島が、牛の一大産地らしいですが)。振り返ると、3基の風力発電。この後、2、3ヶ所で風力発電の風車や太陽光発電のパネル(あまり多くはない)を見ましたが、これも友人の話によると、島の主な電力源は火力とのこと。台風の風は、実用的ではないのでしょう。

 西平安名崎から見た池間大橋

西平安名崎の風力発電

岬手前の牧場
 西平安名崎は、それほどの絶景というほどでもなかった印象でした。少し引き返して、池間島方面へ向かいます。すると運よく、少し陽が差してきました。と、俄然、海の透明度が増して見えます。まずは、池間大橋手前右手から。白砂の海底が、海水の透明度を引き立てています。

池間大橋

池間大橋手前にて 
 少し離れたところに、徳島なら海苔の養殖かなと思われる四角の枠とその上の船舶は、もずくの養殖とのこと。左手に移って。海底の岩場が白砂とのグラデーション。眺めていると、クロスバイクに乗った人が、池間島に向かっていきました。

もずくの養殖

池間大橋を渡る
 橋から西へは、先程訪れていた西平安名崎、その向こうには、うっすらと伊良部島が見えます。橋を渡っていく途中、それまでの橋同様、立ち止まっては海をのぞき込みます。池間大橋周辺は、比較的浅いようでした。

伸びる半島は西平安名崎、背後にうっすら伊良部島

透明度 高い!

池間島灯台

池間島・東海岸線の道
 池間島に渡って、最初の分岐で迷っていたら、ちょうどトライアスロン用の自転車に乗った練習中と思われる方がいたので、道を尋ねました。この日一日、数名の練習中と思われるトライアスリートと出会いました。宮古島トライアスロンの開催は、ちょうど1ヵ月後です。
 島の北端にある池間島灯台にも立ち寄ってみましたが、特に展望もありません。島一周をする道は、左の写真のように広くていい道で交通量もほとんどないのですが、これといってみるべきものはなく、予想に反して海が見えるところもほとんどありませんでした。
 西平安名崎の袂に美味しい食堂があると聞いていて確認したものの、11時からの開店には、まだ1時間以上あったので、未練を残しながら先へ進みました。
 そこからまたすぐに主要道を外して、今度は東海岸沿いの道へ。しばらく走ったところで、島尻のマングローブ林とやらへ立ち寄ってみました。独特の景観を持つ姿、実はこれまでマングローブという言葉は、木の種類のひとつだとばかり思っていたのですが、森林全体を指す言葉だそうです。知らないことは多いですね。

島尻マングローブ林

マングローブ林
 再び県道83号線に入って、南進。当初、地図を眺めながら、この海岸線沿いが宮古島一番の見所かなと想像していたのですが、前日友人から聞いた話では東海岸はあまり面白くなく南海岸がいいらしいとのこと。確かに交通量が少なく走りやすいのですが、東平安名崎に近づくまで海が見えるところはあまりありません。道周辺は、相変わらずの半ば荒れたような畑が続きます。おまけにある程度予想はしていましたが、東平安名崎まで(さらに岬を回っても)飲食店やコンビニはもちろん、自販機さえほとんど見かけませんでした。
 島全体で一番高いところでも、標高100mほどなので、東海岸を走っていても、右手には島対側にある宮古島市の町から伊良部島まで見える状況。前述した火力発電所の煙突がうっすらと確認できました。比嘉ロードパークとやらには、駐車場とトイレ、そして唯一の自販機があったので、非常用に持っていた補給食で小休止。漸く遠くに、東平安名崎と思われる姿が見えてきました。この辺りから、道は海岸段丘様の高台を走るようになります。写真:下右は、数少ない集落のあった海沿いの平地。この辺りは、城辺といういう地区らしい。ぐすくべとは漢字を見ても、初めてだとまず読めませんね。

東海岸から西海岸まで見える

比嘉ロードパークから

東海岸・県道83号線

浦底集落付近
 東平安名崎手前には、新城海岸と吉野海岸という2か所のビーチがあると友人から聞いていました。前者は、あらしろではなく、あらぐすくと読みます。こちらはパスしてしまいました。ふたつともパスもなんだなあ、と思い、吉野海岸へ足を伸ばしてみました。友人の話通り、県道から短いながらもかなり急な坂を一気に下ると、季節外れでほとんど人のいない海。後から聞いたところによると、いつもは県道からすぐのところで料金を徴収されるそうです。料金を徴収しているのは、そのすぐ南にあるゴルフ場だそうです。如何にもゴルフ場という広大な芝生の前庭の奥には立派な建物があって食事もOKとあったのですが、どうも自転車では入りにくい雰囲気でした。後で友人に聞いた話では、そばが美味しいとのこと。先に聞いておけば、迷わず入ったのに・・・。この辺りにやってくると、一度曇っていた空が再び晴上って、ほぼ快晴になってきました。すると天気が良くなっただけではないと思われますが、海の透明度が格段に上がってきました。砂浜で近づいてよく見ると、小さな石と思われたものは、複雑な形をしたサンゴの死骸のようでした。
  
吉野海岸にて
 東平安名崎へは、手前でUターンする県道83号線から岬に向かっての1本道を進みます。少し進んでみると海が見えそうなポイントがあったので立ち寄ってみると・・・。いや、これまでとは、また一段と透明度の高い海。振り返ると先程通ってきた道があった海岸段丘。覗き込んでみると、こりゃ岩場の深いところの底が白砂なのかな? 吉野川支流の穴吹川や汗見川の渕でも透明度の高い川水を拝めるのですが、南海の水は、より明るく暖かそうで、ややグリーンが入る吉野川系より、ずっと純粋なライトブルーです。

東平安名崎の手前から振り返って

私にとって、宝石のような海水
 灯台の少し手前からは、車両進入禁止の表示。自転車なら押してでも行けそうでしたが、一応置いていきました。せっかくなので、灯台にも登ってみます(200円ナリ)。入口に「絶対に200円以上の価値があります」との宣伝文句が貼り付けてありました。100段余の階段を上がってみると・・・。
  
東平安名崎灯台 
 確かに、間違いなく200円以上の価値は十分にあります。360°の展望のうち、300°以上が水平線。直下に見下ろす、東平安名崎から海全体(写真:右上)は、もちろんですが・・・。寄せる波をよく見てみると、海底はもちろん、なんんと立ち上がる波までが透けています。午前中に室戸へ向かう海岸線を走ると、伸びあがる波が朝の光を通して見える明るい碧が美しいのですが、こんな透明感はありません。しばらく押し寄せる波を見ているだけで、満足。

東平安名崎灯台から見た 波
 灯台から振り返ってみると、走ってきた岬への一本道と周辺の海。アップしてみると、横を通った時にも、その透明感に驚いた伊良漁港の碧にも圧倒されます。この後のことを言ってしまえば後が続かなくなってしまうのですが、天候やいろんな条件にもよるのでしょうが、海を見に行く、という今回のコンセプトでは、この東平安名崎周辺がダントツでした。

灯台から走ってきた東海岸線 

伊良漁港
 灯台上からの眺めも名残惜しかったのですが、まだまだ天気のいいうちに先へ進んでみたい。まずはその伊良漁港へ下ってみました。港内の海水の色もエメラルドブルーですが、一歩港外に出たところの透明度は格別です。ちょうど数人がシュノーケリングをしていたのですが、そのすぐ横をカメが凄いスピードで海水中を巡っていくのが、遠く離れていてもはっきりと確認できました。
 岬からちょっと戻った地点で、少し上に登る横道があったので、東平安名崎の全体像が見えるかもと進んだところ・・・。ありました、絶景ポイント(トップの一枚)。どうも観光客用の写真ポイントでもあるらしく、客が並ぶ椅子まで用意してありました。リーフ内外で海の色が異なるし、リーフ内でも海底が岩場と砂地で全く色調が異なるのがよくわかります。
  
東平安名崎遠望              シュノーケリングをする人           伊良漁港にて
 友人から南海岸が一番いいと聞いていましたが、間違いなくその通りでした。東平安崎をまわってしばらくは、岬手前同様海面から30〜40mくらいありそうな海岸段丘の上を、アップダウンする道が続きます。道周囲の植生が全く異なりますが、道北や道東にもあったような感じ。まさに観光道路なのか、走っているクルマもほとんどなく、道は広く快適。路面状況も上々です。
 南海岸半ば付近のムイガー断崖までは、そんな道が続きました。ムイガー断崖では、歩いて展望所まで登ってみましたが、やはり海の透明度・色が秀逸。写真では、少し反射があって、透明感がわかりにくいです。
  
南海岸・ムイガー断崖(写真:中)とその周辺
 イムギャーマリンガーデンというところの海も、またどこまでも明るいブルー。ただ少し歩きが必要そうだったのと、結構人が多かったので遠目に見ただけでパス。そこから内陸の砂川(うるか)方面に食堂をチェックしていたのですが、もう15時と中途半端な時間になっていたのと、いきなり急な登りだったこと、折角の好天だったので、できるだけ陽のあるいい条件のうちにもっと海を見ていたいと思い先へ進みました。ここからは一大リゾート地帯でした。沢山の大きなホテルがあるのですが、全て同系列とか。主要な道はそのホテル群の内陸側を通るのですが、これも前夜に教えてもらっていた海沿いの道へ進みました。
  
イムギャーマリンガーデン                   ホテル群近くの海                  
 リーフ内の、海底が白砂と思われるところは、何処を見ても鮮やかに輝く青。オーシャンブルーというのか、コーラルブルーというのか。言葉を探していたら、こんなブログに出会いました。その方も書かれているように、同じ海でも季節や時間帯、気候条件によって全く見え方が異なるようです。たった1回行っただけで、こんな素敵な海に出会えたのは本当にラッキーでした。こうやって後から振り返っても、普通の観光案内に載っているような観光はほとんどせずに、ただ走って海を眺めてばかりで大満足できました。 
  
 南側の海岸にて
 一大リゾート地を抜けた後も、できるだけ海沿いの道を選んで走り、昨日に続いての来間大橋へ。昼食も省略して先へ急いだ甲斐があった? 来間大橋には、まだ日が高いうちに到着。曇天の前日でも、その透明度の高さに驚いたものですが、快晴になると、また全く違うと言っていいくらいの透明感です。この条件で全貌を見たくて、橋を渡って竜宮城展望台も再訪しました。対岸の前浜ビーチまでも、ずっと透き通ったままの海が続いています。やっぱり、ここでボードセーリングをしてみたいものです。来間大橋周辺は御覧の通り。前日の写真とは、大分異なるのがわかると思います。
  
竜宮展望台から前浜ビーチ          竜宮展望台から来間大橋         来間大橋を渡るMTBに乗った女性達
 展望台でずっといてもいいくらいの眺めでしたが、陽のあるうちに伊良部大橋へと来間大橋を戻っていたら、前日通り池で出会った女性3人組と再び出会いました。その後、何処を走ってきたのでしょう。まさか、私より速く島一周してきた、なんてことはないと思うのですが・・・。
 前述のように、来間大橋から伊良部大橋までの与那覇湾の海水はそれ以外の場所より数段落ちるのですが、天気がいいこの日はそこそこでした。途中、道沿いのハイビスカス?
 で、辿り着いた伊良部大橋。僅かの時間の違いですが、既に夕方の様相。光線の加減が斜めになって海面の反射が強く透明感のある海は見られそうにありません。時間も18時前になったので、ホテルに帰還。

満開のハイビスカス

伊良部大橋、再訪
 シャワーを浴びて、友人と会う前に一杯と思っていたら、友人到着。この日も、まずはドライブ。昨日走った伊良部島と下地島を反対方向に一周。伊良部島の北部、前日ほぼ素通りだった白鳥崎に立ち寄りました。崖沿いまで近づいて海を見ると、もう日暮れ時だというのに、海はまだまだ透明度を保っていたことに、また驚きました。さらに下地島へ渡ります。下地空港の北から西側は、美しい海が見え、夕日の絶好ポイントでもあるとのこと。観光客(若い女性かカップルがほとんど)と思われるレンタカーが10台ばかり止まっていましたが、残念ながらこの日は早々と雲の中に隠れてしまいました。うまくいけば、だるま夕日がみられるかもしれません。
  
伊良部島・白鳥崎からの海             日没は遅く                 2日目は宮古牛   
 春分の日も終わったばかりだったので、日の入りは18時過ぎという感覚で行動していたのですが、19時前になってもまだ沈まない太陽。この時になって初めて気づいたのですが、南にあると同時に随分西に位置する宮古島。徳島とは時差がほぼ1時間くらいあるようです。友人の話だと、日の入りも遅いが日の出も随分遅いとのこと、なるほど。で、20時前になって漸く夕食。小さな町で人口もさほど多くないのに、何軒か回ったお店はどこも満席。水曜日だったのですが。この日は、肉。〆は宮古そばならぬラーメンで2日目終了。

宮古島・石垣島  −3日目−  宮古島から石垣島へ
 3日目、目覚めると曇天。朝食を摂っていると結構激しく雨が降ってきました。午後から回復傾向とのこと。この日は、午後、石垣島へ移動です。

石垣島・宮良川河口 ヒルギの樹
コース   宮古島内陸部−イムギャーマリンガーデン−伊良部大橋−宮古空港=石垣空港−石垣・離島ターミナル近く
走行距離   50+15キロ
最高地点   ほぼ平坦
走行日   2017年  3月 23日   天候:雨のち曇り  LOOK KG-96

宮古島、出発まで

石垣島、到着後
 目覚めると、外はどんよりとした曇天。予報では、朝は雨。石垣島へ向かうフライトは15時過ぎなので、ゆっくりと朝食をとっていたら、結構本格的な雨となってきました。幸い、チェックアウト時間直前まで待機していたら、雨は上がってきました。午前10時過ぎに、ゆっくりと出発。
 ホテルで雨が止むのを待っている間に、島も一周したことだし、今日の予定はどうするかと考えていました。結局、友人からは面白くないよと言われていましたが、走っていない道をということで、内陸方面へと向かってみることにしました。市役所前には、宮古島トライアスロンまで、あと31日の案内板が掲げられていました。
 空港方面には、それまで気づかなかったバイパス様の広い道が伸びており、道沿いには全国どこでも同じような量販店やチェーン店が見られました。空港を超えると、クルマも少し少なくなってきました。その後、時間的に回れる範囲でと、昨日素通りしたイムギャーマリンガーデンへと向かってみました。途中には、相変わらずのサトウキビ畑とタバコ畑。幹線と思われる県道78号線を外れて県道201号線に入ると、交通量は格段に減りました。海は見えませんが、鄙びた畑の中を走る道は、サイクリングとしてはそれなりに楽しめます。

県道201号線

タバコ畑

県道201号線

砂川付近にて
 天候は次第に回復して、ビーチに到着した頃には、有難いことに陽も差してきました。ということで、前日素通りしたイムギャーマリンガーデン、歩道から展望台へと進んでみました。いや、ここもやはり海水の透明度が半端じゃないです。小学生の頃、大掃除後のプールに水を入れた(井戸水で20℃と冷たかった)初日に、25mの端から端前くっきりを見えた、潜ってみたら、そんな感じでしょうか。
 そこから、前日より1本内陸側の道を走って、3日連続の伊良部大橋へ。また雲が少し出てきましたが、3日間のうちでは一番晴れていたかと思います。お昼前だったので、陽が差すと透明度が一段と強調されます。もう次はない可能性が大なので、また橋を渡って往復。伊良部島手前の海も、やっと本来の色を見せてくれたようでした。引き返して空港に向かう途中、チェックしていた宮古そばのお店に向かってみましたが、14時前だというのに、店の前には長蛇の列。出発時間に送れるわけにはいかないので、残念ながらパス。どうも昼飯には縁がないようです。空港に向かっていたところ、また黒い雨雲が近づいてきて、パラリ。急いで空港に駆けつけましたが、予定便が遅れて、出発は40分以上遅延しました。

イムギャーマリンガーデンにて

クバカ 城跡にて

3日連続の伊良部大橋

宮古島空港にて
 搭乗した機内には、関空便と同じと思われる150席以上ある機種と思われるのに、乗客は20名ほど。こりゃ赤字路線で、近いうちに廃止路線になるのか?フライト時間は短く、上昇したと思ったら着陸体制に入ります。相変わらず雲が多く、機上から見えてきた石垣島沿岸の海の色も、もうひとつでした。
 到着した石垣空港からは、強烈な追い風に助けられて南へ。途中、国道390号線沿いにあった、南の島らしい樹木(種類不明)の並木道や、宮良川河口のヒルギ樹林(前述のようにこの時はマングローブが樹名だとばかり思っていた)を眺めなら、港近くの宿へと向かいました。予定通りなら、チェックイン後に竹富島へチラッと渡ることができるかと思っていましたが、航空機延着のため残念ながらその時間はありませんでした。
  
     石垣島 上空から          国道390号線沿いの並木道        宮良川河口付近・ヒルギ樹林
 この日の宿も、自転車は部屋持ち込みOK。しかし部屋が狭いと思われたので、フロントで預かってもらいます。シャワーを浴びて、ちょっと外へ出てみると、行き交う人々の言葉に、日本語はほとんどありません。夕食は近くの居酒屋へ。沖縄料理を中心にビールで、最後の夜を過ごします。ぐるくんの唐揚げが美味しかったなあ。




宮古島・石垣島 2016  −4日目−  石垣島一周
 早くも最終日、この日は石垣島一周です。

川平湾にて
コース   石垣市−御神崎−川平湾−平久保崎−玉取崎−石垣空港==関西空港==徳島
走行距離   115キロ   積算標高 約1400m
最高地点   比較的平坦
走行日   2017年 3月24日   天候:晴れ   LOOK KG-96
 さて、最終日。天気予報は晴れ。意気揚々とホテルを出たところ、後輪がぺしゃんこです。パンクと思ってチューブを交換したのですが、どうもバルブからの空気漏れだったようです。
 気を取り直して、時計回りで空港まで島を一周するべく出発。離島への連絡船乗り場に立ち寄って、観音崎へ向かいます。左手には、水平線に飲み込まれそうに平坦な竹富島が時々見えましたが、いい写真ポイントがありません。到着した観音崎も、それほど強烈な印象はなかったです。
 東平安名崎付近の印象が強烈過ぎたためか、海岸線沿いの県道79号線はクルマも少なく走りやすいものの、海は期待していたほどでもありません。左手に竹富島、続いて西表島を見ながら、西へ半島状になった北端にある御神崎に向かいました。半島状の道も時計回りで進むつもりでしたが、分岐を確認できず、そのまま直進しました。小さなアップダウンを繰り返し、最後は一段ときつい坂を登って岬に到着。

後輪チューブ交換

離島ターミナル

県道79号線から竹富島

観音崎
 10数台で一杯になりそうな駐車場は満杯。やや曇天気味だったので、海の色は、やはりもうひとつ。ここも晴れていれば、歓声があがる海であることは間違いないと思われました。やはり宮古島での体験が見る目のハードルを相当上げてしまったようです。観光客は30名くらいいて、ここでも話言葉から半数が日本人以外のようでした。
  
 御神崎

大崎付近から南へ
 岬からは、最初の分岐がわからなかったので、一周する道が通じているのか少し不安でしたが、そのまま反時計回りに進んでみました。交通量はほぼ皆無、ロード乗りのひとりとすれ違ったので、回れることは間違いないようです。
 ただ、道はほぼ海岸線い沿って海面より30m前後くらいある処を走っているのですが、樹木が繁って海が見えるポイントがほとんどありません。半島の南側に出る大崎手前で、漸く海への展望が開けてきました。一周して来た道に合流する地点は、やはりとても往きに気づかないと思われた小さな横道でした。
 そこから、いよいよ石垣島のメイン・川平湾へと向かいます。小さな峠を越えても、しばらくは鬱蒼と木々が繁っており、なかなか海が見えてきません。漸く到着かというところで、底地ビーチという表示があったので左折。これまた小さな丘を越えて到着いたビーチは、砂浜も海もそれなりにいいところでしたが、やはりインパクトには少し欠けるように思われました。再び川平湾に戻る途中で、これまで(そしてこの後も)ありそうでなかった、いかにも沖縄風というオレンジ色の屋根瓦民家を見つけたので、一枚。

底地ビーチの林

底地ビーチ

底地ビーチ〜川平湾間で見つけた民家
 到着した川平湾。手前の駐車場を含め、さすがに観光客が多いです。自転車を置いて、公園の方へ歩いていくと・・・。そこに広がっていたのは、まさに観光ガイドブックに載っている通りの淡く明るく透き通った海が広がっていました。浮かぶ観光船は、宙に浮いているかのよう。到着した時には、晴れ上がっていましたが、ガイドブックによると午後の満潮時がベストらしい。満潮かどうかはわかりませんが、それでも十分です。

川平湾にて

川平湾にて
 東平安名崎と違って、事前に嫌というほど写真を目にしていたのですが、眼前に広がる本物は、やはりまた格別です。湾内を一周するグラスボートにも時間があれば乗ろうと思っていたのですが、その後の行程を考えて、しばらく公園をウロウロして再出発。
 
川平湾〜海

川平湾 遠望 (県道79号線から)
 再び県道79号線に戻り、島一周コースへ東進、さらに北進します。最初は川平湾を遠目に見ながら、北進し始めると前方に平久保崎への海岸線が見えてきました。宮古島と異なり、石垣島は平坦なところは少なく、山が多いです。海沿いの道も、高低差は少ないながらも、アップダウンを繰り返します。
  
県道79号線からの風景  左:西・クラブメッドの建物   中:北・平久保崎への海岸線   右:西・川平湾方面
 時間がどうかなあと気になっていましたが、県道79号線と県道26号線の分岐で、石垣島最北端の平久保崎まで往復しても帰りのフライトには間に合うと判断して、北へと進みました。途中、牛の放牧場もみかけました。

サトウキビ収穫中

牛の放牧
 平久保崎へは、アップダウンの県道26号線から、また一段と細くなった農道のような道を少し登って到着。川平湾では陽が差していたのに、また曇ってきて、海の様相はもうひとつでした。

平久保崎灯台

平久保崎から東方面
 平久保からは、東海岸にも道があるようでしたが、無難に来た道を引き返すことにしました。平久保小学校の写真をアップしましたが、ここに限らず、大部分の小学校の校庭は芝生でした。途中、ここも見処と聞いていた玉取崎へも立ち寄ってみました。平久保崎もそうでしたが、道中すれ違うクルマは少ないのですが、ポイントにはどこもそこそこの観光客(それでも何処も10〜20名程度)がいました。

平久保小学校

玉取崎から北へ・平久保崎方面
 玉取崎から空港までは思っていたより距離がなくて、余裕で空港に到着できると思ったので、ゆっくりと向かいました。ところが、搭乗準備をしていると、いつの間にか時間が過ぎて、旅の余韻に浸る間もなく機上の人となっていました。 飛行機の窓から、遠ざかっていく石垣島に、さよならです。

サトウキビ畑の向こうに石垣空港

機上から 玉取崎から平久保崎まで
 本当は、もっと長期の休暇を取って、遥か南の島へ行きたかったのですが、宮古・石垣の両島とも、予想を超える海の景観を見せてくれました。その海を渡る橋を走ること、そして宮古島で働く友人と会うこと、全てが考えていた最高の条件で叶いました。おそらく、もう一度行くことはないだろうと行く前には思っていましたが、海で遊ぶことと離島へ訪れることを目的に、時間があればもう一度は行ってみたいと思っているこの頃です。

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