鵜の田尾峠 | ||||||||
鵜の田尾峠は、徳島県吉野川市鴨島町と香川県東かがわ市白鳥町を結ぶ旧国道318号線、県境の峠でした。1986年に鵜の田尾トンネルが開通して以来、クルマはほとんど通らなくなったようです。道は次第に荒れて、残念ながら現在では完全に閉鎖されています。 (2012年 9月23日 記) | ||||||||
苔むす旧鵜峠への道 |
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この道を初めて走ったのは、1976年初夏のことでした。今ではほとんど記憶が残っていないのですが、大坂峠引田側同様、旧道ならではの曲がりくねった勾配の緩やかな、自転車乗りにはやさしい道でした。それから20数年ぶり、2003年の1月に走ってきた記録です。それ以前にも、入り口で閉鎖されていたものの、峠での閉鎖はなく白鳥側へ抜けられた記憶があるので、2003年までの間に1、2回は走っていると思うのですが、記録もなく記憶は不確かです。 |
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展望はあまりなし |
上述のように、鵜の田尾トンネルの開通以来、旧道沿いには民家もなく、畑もなく生活道路としても必要性がなく、林業としても成り立つ林がないためか、旧道の交通量は皆無になってしまったようです。トンネル手前で180度Uターンして登り始める旧道の入り口には、2003年の時点でも鎖を張って閉鎖されていました。 誰もいないだろう、との自己責任で無理のない程度で探索を、と旧道へと足を踏み入れました。 道自体は、20数年前の記憶どおりで、1車線の緩やかな登り坂。峠に近づくと平坦に近い道が結構長く続いていた記憶が残っていたのですが、その通りでした。ただ、あまりいい展望はなく、吉野川を見渡すこともできませんでした。これも記憶どおり。 |
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道路脇は松や杉、檜があるかとおもえば雑木林があったりで、自動車が通らなくなった道には落ち葉が積もって、とても滑りやすくなっていました。場所によっては、トップの写真のように苔の緑がとても美しい所さえありました(特に峠から香川県側)。倒木が道を遮るところが2、3ヶ所ありましたが、とにかく自動車が通らないので快適でした。 | ||||||||
峠は香川徳島県境、ここにもチェーンが |
通行止めとなって、落ち葉だらけ |
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峠がちょうど徳島・香川県境です。ここにも通行止めの表示がありました(これと同じ物が徳島側の旧道入り口にありました)。気にせずに乗り越えて進んだのですが、香川側のトンネルを出た新道に合流するちょっと手前で、3つ目の通行止め表示があり、その先でクレーン車が入って作業中でした。新道へ出て白鳥から引田をまわり、大坂峠を越えて帰る予定でしたが、仕方なくここで引返しました。と言うわけで、走行ルート地図は1976年の時に近いのですが、現在は完全に廃道となっていて、相当に痛んでおりMTBでも走行は無理かと思います。自転車には走りやすいいい坂だったので残念です。 2016年末時の情報は、 こちら |