北海道 2008
 また北の大地を走ってきました。
 今回は、計画段階からもうひとつ気持ちが高まらず、航空券こそ予約してしまったものの、直前の天気予報はすっきりせず。加えて台風が発生し、帰りの航空機が飛ばないのでは、と不安で、直前まで決行することを迷っていました。そんな中、30年前のように雨との戦いを強いられることも覚悟の上でスタートしたのですが、結果的には上天気とまでは言えないまでも雨は最低限遭っただけでした。台風も何処かへ。走ったコースは、計画時からやや無理が多いかな、と思っていた通り余裕はなく、いつものような駆け足になってしまった感は否定できません。
 しかし、やはり北海道は期待を裏切りませんでした。十勝清水から然別湖〜糠平湖の道は交通量もほとんどなく、霧で十分な視界と展望はなかったのですが、逆に然別湖は幻想的な雰囲気。翌日の三国峠も霧で展望はあまりなく雨にも遭いましたが、そのスケールは圧倒的。和寒から剣淵あたりの小麦やトウモロコシ、ジャガイモにダイズ、テンサイなどの広々した畑風景は北海道ならではのもの。そして最終日の北へ向う道。これも北海道ならではの道でした。満喫した3日間、ちょっと駆け足でしたが、贅沢な時間でした。前々回(2003)&前回同様(2006)、愛車は、17年もの LOOK KG 96 です。
1st stage
 札幌から占冠までは輪行。当初からその予定でしたが、天候があまり良くない予報であったので、状況によっては新得まで輪行を延長することも考えていました。本来は滅多にない快適な列車の旅ですが、今回は空模様を気にしながら。結局、山腹から上方は雲の中であるものの路面は乾いていたので、予定通り占冠で下車(降りたのは3人、キップは缶に入れるだけだったので、記念にそのまま持って帰りました)。

日勝峠から清水方面
コース 占冠−日勝峠−清水−白樺峠−然別湖−幌鹿峠−幌糠平
走行距離  140キロ  積算標高 2000m
最高地点 日勝峠(標高1020m)、幌鹿峠(標高1080m)天候:曇
 駅前で組み立てて、午前10時、走行開始。道は広く快適ですが、組み立て時から気になってたのが大型車が結構多いこと。国道237号線・日高峠は標高490mですが、占冠が標高350mなので150m程度の登り。勾配も緩やかで、天候を気にしながらも快調に走りました。
 ところが、日高から日勝峠へと目指す274号線に出ると交通状況は悪化。ツーリングマップルにも記載があるように、大型車の通行がかなり多いのです。しかもトレーラー牽きも多数。幸いな事にマナーの良い運転手が多く、中にはフランスで経験したように、ノロノロ登る私を抜こうとせず対向車がいなくなった直線で抜いていく大型車の方もいました。うれしかったので抜かれ際に片手を挙げてお礼の挨拶をしたら、小気味良いクラクションで応答してくれ、とてもいい気持ちになりました。峠までは勾配はさほどなく、5%以下くらいかと思われました(実際は日高から35kmで標高差800m)。樹海ロードという名に惹かれたのですが、こうも大型車が多いとあまり景色を楽しむ余裕がありませんでした。横を流れる沙流川も、前日までの雨のためか濁流でした。

占冠駅を出た スーパーとかち

日勝峠 日高側
 旅の始まりにはちょうど程良い坂をゆっくり登り日勝峠についたのは13時前。峠は標高1050mでトンネル。登ってきた後ろを振り返るとクマザサの原も見られますが、森林限界にはまだ少しあるような状況でした。一服した後トンネルを抜けると、そこは霧の中。展望がないどころか視界100m以下。相変わらず多い大型車が怖かったこともあり、登り同様のスピードでゆっくり降りました。200m程下ると漸く視界が開けてきて、眼下には十勝平野の一端が望めるようになってきました。しかし相変わらず雲が多く、やや靄がかかったような状態で遠くは霞んでいました。
 十勝清水まで一気に下ると、糠平湖に向う国道274号線の交通量は半減以下。しばらく丘陵地のアップダウンのある曲がりくねった道でしたが、随所に「然別湖・糠平湖」の標示があり迷うことなく進むことができました。鹿追町付近では、直線が続く道となり、その先で274号線から離れるとさらに交通量が減って、出会うクルマはほとんどなくなってしまいました。実は、事前検討がいい加減であったので、この日、峠は日勝峠だけだと思っていました。ところが、然別湖手前には標高900mの白樺峠、然別湖と糠平湖間には1000mを越える幌鹿峠が存在することにその時になって初めて気付く始末。宿泊予定の糠平が標高500mほどもある地点だとは全く知らなかった次第でした。

満開のジャガイモ畑 鹿追町付近

白樺峠 ヌクカウシヌプリ登山口
 本格的な登り(と言ってもやはり勾配は緩やか)に入るまでの道両側には、収穫が近い小麦や花を咲かせたジャガイモ畑が広がっていました。登りに入ると、当然の如く周囲は森林に。行く手の山は雲に覆われていて雨が懸念されましたが、結果的にこの日一日は雨に降られることなく終わりました。白樺峠の少し手前には扇ヶ原展望台というところがありましたが、生憎の霧でほとんど展望なし。晴れていたらきっと十勝平野が一望できただろうに、と思うと残念。白樺峠近くはその名のとおり白樺林が続いていました。翌日の三国峠への道周囲の森林に比較すると少し見劣りするかもしれませんが、この峠への登り道周囲の樹林もなかなか素晴らしいものでした。
 峠から少し下ると、然別湖。標高約800m。然別湖もそんな高所にあるとはこの時まで全く知らず。生憎の霧でしたが、それがまた幻想的な雰囲気を醸し出してなかなかでした。加えて湖畔を走る道は、レンタサイクルでも自転車を楽しめそうな道。何度か立ち止まっては写真を撮ろうとしたのですが、ファインダーの中にその良さを伝える状況が凝縮できず。

然別湖

霧の幌鹿峠
 湖畔から200mばかり登って幌鹿峠へ。ここも霧の中。峠から然別湖畔半ばから一車線となった道を下ると、そこが糠平温泉。17時過ぎに到着。この日の宿泊は、ほぼ30年振りのYH(東大雪ぬかびらYH)。しかしYHとは名ばかり?建物の外観も内部もペンションのようで、夕食もとても洗練された(私にとっては)洋食で、かってのイメージは全くありませんでした(いい意味で)。まだ学生の夏休み前であるためか、20名程の宿泊者は噂どおり(最近新聞でYHが熟年に人気とあった)年配の方や壮年の方が大部分でした。昔ながらのYHらしさがあったのは、夕食時に同席になった人達の雰囲気と、夕食後にペアレント(オーナー)のスライドを使用した近隣の見所とYH主催のイベントの案内。そこで、是非訪れてみたいと思っていたタウシュベツ橋梁が約4kmのダートがあると知りました。そのため翌日三国峠前に立ち寄ることはロードなので断念し、YHのツアーに参加することにしました。結果的にはこれが大正解でした。
2nd stage
 午前6時過ぎ、YHのツアーでタウシュベツ橋梁に向って出発。8名の参加者と共にYHのバンに同乗。この時点では今にも雨が降り始めそうな空でしたが、路面はまだ乾いていました。この後走る予定の三国峠に向う糠平湖畔西側の道を10km程進んだ湖のほぼ北端で、東湖岸のダートの道へ。ダートと言っても比較的よくしまっていてMTBなら楽勝、ロードでもなんとかなりそうなくらいの道でした。4km程進んだところのやや広い空き地でクルマを降りると、数分程気持ちの良い樹林の中を歩いて、糠平湖畔に到着。眼前に現われた橋梁跡は、予想していた以上に廃墟を感じさせる趣がありました(下の写真)。

タウシュベツ橋梁
コース 糠平−三国峠−大雪湖−比布−霧立峠−苫前−羽幌
走行距離   240キロ  積算標高 1500m
最高地点   三国峠(標高1150m)         
 この橋、ダムが完成して糠平湖に沈むことになるまで鉄道が走っていたとのこと。現在は、湖の水量に応じて、このような姿を現したり水没して姿を隠したりするとのことです。糠平温泉よりこちらの見物客のほうが多い、と冗談めかしてYHのペアレントさんが話していましたが、それも有り得んと思える、ちょっとローマ時代の水道橋を思わせる雰囲気。毎冬ダム湖は凍結して、氷面の上下動でかなり痛むそうで、さらに最近の十勝沖地震で中央部付近(写真左、湖面に写っている一部欠落部分)がかなり崩れて、いつ崩壊するか時間の問題、との見解もあるらしいそうです。当然橋上は立ち入り禁止でした。小一時間ほど、橋梁周囲を散策して帰路へ。
 さて、2日目は大きな峠こそ三国峠ひとつですが、宿泊予定の羽幌までは軽く200kmを越える予定。できるだけ早い出発をと思っていましたが、結局橋梁見物から帰ってきて朝食後、8時15分に出発。今にも降り始めそうな空を見て、出発時から背負うザックにはレインカバーを装着。しかし、タウシュベツ橋梁の分岐に至らない内に、空からは雨がポツリポツリと降り始めました。路面も間もなくウェットに。どうも止みそうな気配はないので、立ち止まっていつも愛用している100均合羽を羽織って再スタートです。幸い雨は小雨程度で、走行に支障をきたしたり苦になるほどではなく、多少の見晴らしもありました。坂は相変わらずの北海道・緩やか。周囲は白樺を多く含んだ明るい林から、次第に大きな広葉樹や針葉樹が広がる深い森(写真下左の辺りが一番)となり、今回のツーリングの中では、最も美しい森林地帯でした。
 夏の連休にも関わらず、交通量はとても少なく、天気を除けば最高の条件でした。天候が悪くてこれだから、良い時、それも新緑や紅葉の頃は素晴らしい眺めだろう、と想像しながらゆっくりと登りました。三国峠には9時30分に到着。当然霧の中で、見晴らしはほとんどなし。この日はまだ先が長いこともあり、長居することなくトンネルへ。
 トンネルを抜けると、雨は小康状態になりました。少し走ると時折陽も差して路面も乾いてきました。後ろを振り返ったり、横を流れるユニイシカリ川を眺めながら、下り基調の道を快走。周囲の風景は十勝側のほうが森林が深く雄大な感じがしましたが、走った方向によるのかもしれません。
 大雪ダムまで来ると再び小雨が降り始めました。ここからは国道39号線に合流し、交通量が一気に増えました。この道、30年前に旭川から北見に向って石北峠を越えたのですが、全く記憶無し。層雲峡手前(石北峠側)にはかなり長いトンネルがあり(30年前にもあったのだろうか、記憶無し)、迷わず片側のみ分離されていたやや幅の広い歩道?をゆっくりと走行。トンネルを抜けると両脇は切り立った柱状節理の断崖で、横には石狩川上流の流れ。30年前と比較ばかりして恐縮ですが、その時は小雨で断崖は霧に隠れていたのかあまり印象無し。道路はもっと狭くてすぐ横に何の手も加えられていない川が流れていて、ああ北海道なんだなあ、と思っていたような記憶だけが残っています。今回も天候は局地的に雨(数百mも走らないうちに降ったり止んだりの変化)の状態で、靴は乾く暇なしでした。層雲峡自体は思っていたより見応えがあって、しばしば振り返ったり立ち止まったりしながらその迫力を楽しみましたが、有名な銀河の滝などは素通りしてしまいました。

峠にて

層雲峡
 上川には正午過ぎに到着して、コンビニで昼食休憩。毎度のことながら、食に全く拘りの無い私は北海道でも相変わらずコンビニ愛用。天気予報では午前中より午後から進む方向の天候を懸念していましたが、結局その後天候は回復して、走っているうちに靴も乾いてしまいました。愛別付近ではソバの花が満開。信州や祖谷の山里に咲くソバの花も風情がありますが、北海道ならではの広大な畑一面に咲くソバもなかなかのものでした。
 比布で国道40号線に。石狩川はこの辺りで早くも平野の流れる緩やかな川の様相を呈していました。国道40号線も30年前に音威子府まで走っていますが、よく耳にする名前からするとあっけなかった塩狩峠の記憶のみ。今回のツーリングで唯一ほぼ向かい風となった緩やかにまっすぐに登っていく塩狩峠は、やはり小高い丘程度(標高280m)で終了。

ソバの花 満開

ジャガイモ畑
 和寒で補給食(国道238号線沿いは地図の雰囲気からほとんどコンビニや店舗がないと予想したので)を買い込み、国道40号線を離れて西側の道を適当に進みました。交通量の多い国道を避けるのと、これもまた地図から多少なりとも北海道らしい田園地帯が見られるかなあ、と少しばかり期待してのことですが、その通りでした。特に剣淵付近では、下の写真のように、ジャガイモや数種類の小麦、テンサイ?アスパラガスなどの畑が広がっていました。剣淵から西士別峠へと向う道道293号線周囲は緩やかな丘陵に畑が広がり、美瑛付近には劣りますがちょっと日本離れした風景でした。

小麦畑

テンサイ?
 西士別峠(標高160m)からは、国道239号線をいよいよ日本海に向って西進。士別峠(標高260m)を登って降りるとこの道沿いで唯一町らしい添牛内(予想通りコンビニなどなし)。ここまで160km走っていたので、あと60kmくらいかなあと思っていたところ、「羽幌まで80km」の標示にがっくり。時間は既に15時を回っていましたが、まあ、千里の道も一歩から、なんとか暗くなるまでには今夜の宿泊地に辿り着けるだろうとゆっくり進みました。幸い若干の追風。この日最後になると思っていた霧立峠(標高380m)も緩やかな登りであったので、比較的快調に走れました。とにかく信号が全くなく(60kmくらいの間)、交通量も少なく(大型車もほとんど通らない)、周囲の森林も三国峠には劣るものの、一級品。峠からは緩やかに下る道が続いて、なんとか疲れを騙しながらいいペースで走ることができました。
 日本海沿いに到達する直前、左手前方に多数の風力発電の風車が見えてきました。その数30基ばかり。上平グリーンヒルウィンドファームというらしいのをなんと今初めて知りました。ちょうど18時。さあ、もう少し(数kmと思っていた)だ、と安心したのも束の間、表示は「羽幌まで15km」。日本海に沿って走る国道232号線はいきなり登り、しかも先は見えているものの8%くらい思えるこれまで北海道ではなかった勾配。220kmばかり走ってきた脚にはちょっと堪えました。18時45分、なんとか日の入り前に宿泊予定地の羽幌に到着。缶ビール3本で、翌日早朝出発に備えて早々に沈没。
 
3rd stage
 う〜ん、なんだか蒸し暑いなあ、と熟睡できないで起床。北海道も北部、早朝がそんなに暑いはずが無い。昨夜は窓も開けたはずなのにと思ってよく見たら、二重窓でした。昨夜は気付かずに内窓を開けただけで眠ってしまったらしい。

北へ
コース  羽幌−天塩−道道106号線−野寒布岬−稚内
走行距離  160キロ  積算標高 370m
最高地点  オロロンライン(国道232号線・せいぜい50m弱)
 6時30分、出発。近くのコンビニで朝食を調達していたら、愛想の良い店員さんが「おおっ自転車ですか!目指すは北ですね!」と声をかけてくれました。この日の行程は、稚内空港に15時までに到着すること。休日の早朝、人影まばらな羽幌の町を出ると、道はすぐにアップダウンの繰り返しが始まりました。国道232号線通称・オロロンラインとも呼ばれるこの道、遠別までは短いながらもちょっと勾配のあるアップダウンが続きます。そう言えば日本一長い距離をキャッチコピーに行われていたオロロントライアスロンはここを走っていたはず(今でも開催されているのでしょうか?)。短いとはいえ、標高差50m弱、数%の勾配が続くこのコースをトライアスロンで走るのはしんどいだろうなあ、と思いながら、ゆっくりサイクリング。左手には、日本海。沖にはうっすらと天売島と焼尻島と思われる島影、さらに前方には利尻富士を眺めながら北へと進みました。右手には、何度か廃線跡かと思われる構造物を見ることがありました。遠別の街を過ぎると、アップダウンはほとんどなくなって、平坦な道となりました。

アップダウンが続く

天塩川河口付近にて
 天塩からは海岸沿いの道を進むために、国道232号線から道々106号線へ(午前10時前)。地図上から、ここから先は多分コンビニなど食料調達が可能な店は無いかもしれない、国道の分岐部・この町ならコンビニはあるだろう、と思って町をうろついたものの、コンビニは何処にもありませんでした。なんとか地元のスーパーを見つけて、早めの昼食と補給食を調達。10数畳はあると思われる立派なバス停でしばし食事休憩。

北緯45度

利尻富士を望む
 天塩の街を出てすぐに天塩川に出会いましたが、そこでは前方に風力発電の一大風車群が目に飛び込んできました。前日の上平ウィンドファームを初めとして、この国道232号線沿いにはそこここに風力発電施設が見られましたが、この天塩川沿いのものは他を圧倒していました。まるさんのブログでこのような風景が何処かこの海岸沿いにあるらしい情報を得ていましたが、30基ほどの巨大な風車が等間隔で林立する様は圧巻でした(冬場のメンテナンスは大変じゃないでしょうか?)。
 しかし、それ以上に圧巻だったのが、そこから北へ向けての道々106号線。所謂サロベツ原野の中心部からは少し離れているのですが、建物や看板はもちろん、ガードレールや標識もほとんどない、原野の中をただひたすら北へ向うだけの道。残念ながら、利尻富士の端麗な姿は間もなく雲の中に隠れてしまいましたが、何も無くても、いや何も無いだけにただ北へ向けて淡々と走る道がなんとも言えず。ちょっと走っては立ち止まったり振り返ったりで、なかなか進めませんでした。写真も沢山撮ったのですが、やはり力不足。なかなかあの広大さを伝えることができません。今回のツーリングで、天候条件もありますが、北海道らしさを最も感じさせてくれた道でした。
 この道を走っていてちょっとばかり残念だったのは、時折追い抜いて行くクルマやバイク(自転車は3日間で10人弱しかすれ違わなかったのに、バイクはその10倍以上)のスピードがやたら速いこと。全体の交通量はとても少ないのですが、それだけにもっとゆっくり走ったら、と思わずにはいられませんでした。道は全くフラットで、風は緩い東風で進行方向に向って右手からほぼ直交であったため、向かい風に苦しめられることもなく、12時30分、抜海に到着。

野寒布岬

稚内 ドーム型防波堤
 抜海からは右手はクマザサ?が繁る小高い丘となり、野寒布岬まで10km余り。時間的余裕もできたので、ゆっくりと走りました。  野寒布岬にはほどなく到着。岬の西側は寒村といった感じであったのですが、東側は稚内の街がずっと続いた端となっているようで、突然多くの観光客とそれを目当てにした店が乱立しており、岬自体にはほとんど見所が無いように思われました。それにしても立ち止まると肌寒いくらいの体感。この後、稚内の街中に向けて走る途中に目にした電光掲示板では、13時と一日で最も気温が高くなる時間帯にも関わらず15℃!でした。四国なら3〜4月くらいでしょう。

稚内駅

帰途の機上から 遠別付近
 予定より早く稚内に到着したので、ちょろっと街を散策。なかなか行けない礼文・利尻、せめてフェリー乗り場でも拝んでおこうと港へ向ったところ、国際フェリー乗り場の標示がありました。その下にはロシア語。近くに止まっていたタンクローリーもロシア語でした。ドーム型防波堤(これも当地で案内を見つけた)や最北の駅・稚内駅をブラブラしているうちに時間が迫ってきて稚内空港へ。一時は懸念していた台風も何処へ。無事機上の人となり、3日間の旅は終わりました。

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