岡山県北部の道、人形峠  (岡山県・鳥取県)

コース  落合・道の駅醍醐−県道65号線−国道482号線−人形峠−岡山県森林公園−湯郷−醍醐桜−道の駅・醍醐
走行距離   一周 約155キロ 
最高地点   人形峠〜森林公園間(標高約1000m)
走行日・天候   2009年 8月 31日  曇り  ロード
 人形峠という地名は、小学生の頃(もう40年以上も前ですが)から日本では唯一のウランの産地(昨年の地震以降はあまりいい印象がありませんが)として記憶していたところです。人形峠という名の由来はウランとは全く関係ないようですが、名前もウランの産地と言うことからもどんなところかと興味があって、いつか一度訪れてみたいと、その頃から漠然と思っていました。
 本来なら、この日は1泊2日で盟友K氏と信州プチツーリングを予定していたのですが、天気予報でどうも東日本は天候が思わしくないとのことで、早々にキャンセル(その後実行)、週末はゆっくり休養予定でした。ところが、西日本は予想外に雨は降らないと思われたため、急遽人形峠を含む岡山鳥取県境付近を走ることにしたのでした。      (2012年 8月17日 記)
走ったコース
     
                                   富村・西富谷にて
 詳細な記憶が残っていないのですが、最終決定したのは確か前日の夜だったと思います。大まかな行程は考えていましたが、後は現地に行ってからの状況で、アドリブ的にという設定。そんな今回のツーリングでしたが、とりあえずの目的は、人形峠を訪れるということと、中国道・落合JC付近を通る度に気になっていて、以前からいつかこの付近をゆっくり訪れてみたいと思っていた黒塗りの屋根瓦の散村風景を楽しむことでした。
 当日朝、徳島を出発した時間も出発地点の道の駅・醍醐に到着した時間も記録無し。現地までは徳島市からちょうど200kmほど。出発時の道の駅や落合の町も閑散としていたので、まだ午前8時前だったかと思われます。


県道65号線・上杉越から南方面


国道482号線、岡山・鳥取県境

 落合の町を抜けると旭川沿いに県道329号線から330号線を経て、県道65号線を北上しました。少し走っては道が変わる設定だったので、途中地図を確認すること数回。県道65号線に入ってからは、漸くほぼ1本道で迷うことがありませんでした。道は2車線の広い道で、交通量も少なく勾配も緩やかで快適でした。
 期待していた旭川の支流は、川底の石が白っぽく、吉野川水系の青石を見慣れた身には色彩的には淡白でやや物足りなく思われました。この日、この後旭川や高梁川など岡山県を代表する河川の本流や支流に沿って走ることが多かったのですが、川のある風景としては、期待したほどではなかったと思うのは天候と季節のせいでしょうか。


人形峠、森林公園との分岐部


富村・西富谷付近の水田と民家

 北に向うに従って天候はやや悪化してきて、上杉越手前からは路面も濡れてきました。上杉越の少し手前からは1車線の細い道になり、勾配もぐっと増して来ましたが、相変わらす交通量はほとんどなく快適でした。
 上杉越から下って右折後の国道482号線も、2車線となったもののさほど交通量は多くなく快適でした。緩やかに登って岡山・鳥取県境を過ぎると、一気にダウンヒル。県境を越えるとこれまで黒塗り一辺倒だった屋根瓦が、一転して赤みがかった茶系統に変わりました。下って国道179号線に左折すると、再び緩やかな登り道となり、交通量も少し増えました。


旭川沿いの勝山 1


勝山の旧街を走る

 人形峠手前では、旧道へと進みました。旧道に入ると、クルマの姿は全くなくなってしまいました。まもなく峠に到着。ウラン採掘も中止となった現在は、閑散としていました。
 ここからは、K氏と相談の上、どうやら峠から南へ道が続いているようなのでそちらへ進んでみることにしました。下り基調だろうと思っていたこの美作25号線とやらは、人形山の東南斜面をトラバースするように、まずは少し登りがつづきました。相変わらず交通量はほとんどありません。標高は1000m近くまで登ったのですが、さほど展望がいいということもありませんでした。ただ、道周囲は落葉雑木林で、深緑や紅葉時期は見応えがあるかも。
 その後の下りは快走。途中、岡山県森林公園というところがあり、この付近は良く整備されているようで、公園を訪れていると思われるクルマが何台も駐車していました。


勝山の街中にて


旭川沿いの勝山 2

 下りきって上曽根というところで、再び国道179号線に。数キロ走ったところで右折、県道56号線へと進みました。すぐに登りとなりましたが、短いながらも結構堪える勾配でした。
 小さな峠を下ると、西富谷という付近では、トップの写真のような稲穂の水田に黒塗りの屋根瓦が美しい、どっしりと落ち着いた民家が点在。今回の主要な目的のひとつであった、この風景です。ここまでにも、そしてこの後にも何ヶ所かこのような民家と水田のある風景を楽しめたのですが、なぜかあまり写真がありません。


醍醐桜 遠景

 往きにも通った県道65号線の一部をクロスして、県道56号線で小さな峠を越えて湯原方面へと向いました。この道はその後走った吾妻山周辺の道とも良く似た、一車線の緩やかに曲がりくねった旧道。交通量は相変わらず少なくサイクリングには持ってこいの道でした。ただ標高はさほどでもないながらも、ここまでに何度もアップダウンを繰り返してきた身には、結構堪えました。
 湯原からは、国道313号線で旭川に沿って南下。この道は交通量が多く、極緩い下り基調。疲れきっていたのですが、いつもの如くK氏が勢いを取り戻して、どんどんスピードアップ。とうとう私が切れてしまったところで、勝山に到着。街並み保存地区との表示を見つけたので、旭川にかかる橋を渡って、そちらへ向ってみました。新庄ほどではありませんが、偶然見つけた竹原の時と同じく予想外の出会い・発見はうれしいもの。川沿いに張り出した民家も、今ではあまり見ることが出来なくなった風景かと思います。


醍醐桜 自転車と幹を比較


水田風景

 勝山から国道181号線で落合方面に向かうのは、交通量も格段に多くおもしろくないと言うことで、これまた偶然目に付いた醍醐桜の標識に従って回り道をすることにしました。醍醐桜の噂はチラッと耳にしたことがあり、この辺りにあるらしいことは知っていました。もちろん、季節柄葉桜であることは自明でしたが、今後のための位置確認という意味もあって寄り道。
 県道64号線から醍醐桜の表示に従って、細い道を3kmばかり。結構な登りでした。が、辿り着いた醍醐桜は、丘上という絶好の背景にあること以上に、樹齢1000年という桜とは思われる幹の太さや生い茂った葉など、その樹勢は圧倒的。これはもう満開の日に訪れるしかない、という見事さでした。

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