四国のみち 柴小屋〜大川原高原〜杖立権現越〜婆羅尾峠 | |||||||||
たまこさんのHP(コース詳細図あり)で見つけて以来、一度訪れてみたかった柴小屋(下記)から四国のみちを経由して大川原高原に至る尾根沿いの道。なかなか実現できなかったのですが、2006年4月、minuteman・あべさんの主催で漸く走ることができました。参加者は、あべさん、オルベア師、k-moriさん、N浜さん、私の5名。コースは柴小屋から大川原高原まで、ほぼ稜線に沿う四国のみち(下記地図では正確にトレースできていません)を追従。大川原高原からは神山へ下る4人と別れた後、単独で杖立権現越まで走り、そこから再び四国のみちを婆羅尾峠へと目指しました。ガイドにお任せの前半と異なり後半は途中迷走で、なんとか婆羅尾峠へ。 (2011年1月16日 更新) | |||||||||
柴小屋付近 写真ではわかりづらいが、かなり急な階段状の下り |
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神山−柴小屋−天ヶ滝休息所−大川原−杖立−波羅尾 時間 9:30---11:10-----12:40--------13:40-14:30-15:30 距離(km) 35-----50---------55----------65------73-----80 標高(m) 135---1150-------960---------910-----650----530 |
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四国のみちは、以前にHANO氏と中蓮寺峰や千羽海崖の道を走りましたが、よく整備されている上に風光明媚で、なかなか楽しめる道でした。しかし、稜線の山道は大山〜大坂峠縦走の時にブッシュでえらい目にあったこともあり、今回はいろいろ万全の体制で臨んだつもりでした。ところが、集合場所の神山からすぐの地点で、棚田の石垣と農家の風景、満開の桜がとてもいい雰囲気のところがあったので写真を撮ろうとしたところ、デジカメが不調。いきなり不安なスタートとなりました。 柴小屋への道は2002年の9月(下記)以来。今回はゆっくりと登ったためかその時より随分と楽に感じました。登り道周囲はほとんど植林された杉林が続くのですが、しっかりと間伐されていて、なかなか整備された林が続くのにはちょっと驚きでした(前回は余裕が無くて気付かなかったようです)。5人でワイワイしゃべりながら登って行きますが、あべさんは時々振り返って走りながらカメラ撮影の余裕です。次第に視界が広がり、約1時間半で柴小屋到着。しかし、予想通りひどい黄砂で展望は全く望めませんでした。 |
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野間殿川内林道、一服中 |
カーブミラーの後方が柴小屋休憩所 |
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柴小屋で昼食休憩(あべさんは携帯コンロ持参!でカップ麺作成)の後、いよいよこの日のメインディッシュ・四国のみち。初っ端から標高1200mから200m以上一気に下るので、いきなり写真:トップのような階段状の激下り坂。私以外の4人は、嬉々として飛び込んでいく(まさにそんな表現がぴったり)のですが、私は早くも押しの一手。その後も、斜面をトラバースする下りが続きます。たっぷりと落ち葉が積もった落葉樹林(新緑や紅葉もさぞ美しいでしょう)のとても雰囲気のいい道が続きますが、私は遅れないように走るのが精一杯。デジカメ不調のためばかりでなく、写真を撮る余裕無しでアップできる写真がありません。 | |||||||||
剣山スーパー林道から押し上げて四国の道へ |
ほぼ、こんな感じ |
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途中、一箇所のみ多量の倒木で行く手が塞がれたところがありましたが、総じてあまりダート慣れしていない私でも乗車可能な道が続きます。天ヶ滝休憩所で一服。ここから大川原方面が一望できました。その後、また心地よいダートを下り、梅ノ木峠へ。ここまでの道もとても雰囲気のある道でしたが、如何せん、みんなに遅れまいとするだけで精一杯。梅ノ木峠からはだらだらと登って、上勝からの道と合流し、大川原へと辿り着きます。実は、四国のみちはずっと大川原まで稜線を辿っていて旭ヶ丸の展望台も通過するもの、と思っていたのですが、最後に稜線を外れたことだけがちょっと残念でした。 | |||||||||
時には、押し |
広いジープ道も時にあり |
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さて、大川原高原で(私は徳島市内から自走のため)神山へ下る4人と別れ、私は単独で久々に徳円寺方面へと進みました。大川原から杖立権現越までは、下り基調の舗装路で快走。杖立権現越で散々迷った末(直接佐那河内に下るのはちょっと味気ない。かと言って、上勝側へ下る道はコンクリート舗装で鬱蒼とした植林の中で展望なし。その道を途中から東へ進んで婆羅尾峠へ出る未踏のコースもある)、迷った時は後で後悔しないように先へ進めとばかりに、これまた走ってみたかった四国のみちを婆羅尾峠(写真:二段下・イラストマップの表示で約7kmとあったので時間的にも走行可能と判断)に向けて進むことに決定。結果的には紆余曲折はありましたが、思い切って進んで正解でした。 | |||||||||
斜面を滑らないように |
写真で見るより、かなり急勾配 |
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杖立権現からしばらくは随所に案内表示があり、道も整備され比較的緩やかでほとんど乗車可能でした。時に現れる階段状の下りも、初めてサスペンション効果を満喫できた程度でした。こりゃあ、いい初心者コースだなあ、とルンルン気分でした。4kmほど進んだところで、やや急な階段の登りの後、急な(少なくとも私の技量では乗車不能)下り。ところが、この下りきったところでそれまでいたるところに案内表示があった四国のみちが突然消失(見落とし?)してしまいました。左方に折り返すようにコンクリート舗装の道(上勝側へ下るような)が伸びるのみ。稜線を進もうとしても道が見つからず、佐那河内方面へ下る道もわかりませんでした。 | |||||||||
15%くらい、誰も最後まで乗って登れず |
案内板もありましたが・・・ |
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他に道がないので、仕方なくコンクリート舗装の下りへ。不安に思いながら先へ進みました。しばらく下った後、今度は小さな沢に沿って登り。小さな分岐が時々ありその度に立ち止まって地図を確認するのですが、もう全く何処を走っているのかさっぱりわかりません。谷に入っているため視界も効かず。とにかく東のほうへ、稜線へと進みました。2kmあまり走って漸く稜線に出たところ、唐突に四国のみちに合流。ところが、権現越と婆羅尾峠の表示が、予想していたのと180度反対と思える方向を示していました。稜線の南側を走っているとばかり思っていたのに、北側を走っていたのか?今もって何処を走ったのか不明です。 | |||||||||
比較的走りやすかったところ |
階段もところどころに |
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まあ、なんとか四国のみちに出たので一安心、と先を進みました。時折中津峰と思われる電波塔が木立の間に見えました。ところが、一難去ってまた一難。イメージでは、そのまま稜線で婆羅尾峠(こちらは何度か走っているので)に辿り着くと思っていたのに、四国のみちの表示はあざ笑うが如く、北側斜面をどんどん降りていきます。もちろん急な階段で乗車不能。なんだかそこに見える婆羅尾峠から遠ざかっていくような・・・と不安に駆られながら進んでいると、枯れ草の向こうに遠ざかる車の姿。やったー!車道・峠近くに出たぞとほっとした先に、東屋あり。ここで小休憩の後、100m程下ると舗装路に。やれやれ、と思いながら下りを快走。 ところがまたまた、あれっ、なんか違うぞ、いつもは東進するはずの道が西進している。と思っていたら、突然道が荒れたダートに。これはおかしい、とまた引き返す。くたびれた足でなんとか戻り、漸く何回か走った婆羅尾峠に到着した時には、もう余力は残っていませんでした。如意輪寺の満開のサクラを楽しむ元気もなく徳島へ。楽しめたと言えば、とても楽しんだのですが、今もってもう一度走れと言われても、後半は何処を走ったのか全く把握できていません。再訪することがあれば、もう少しきっちりと把握してきます。 |
野間殿川内林道、旭丸峠 | |||||||||
野間殿川内林道から見た神山・鮎喰川方面 |
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神山町役場付近で雨乞いの滝の表示を目印に左折。少し走ると今度は雨乞いの滝とは反対方向へ。なかなかわかりにくい道です。途中一ヶ所、剣山スーパー林道の表示がありますが、狭いコンクリート舗装の道があったりで、本当にこの道を進めばスーパー林道に通じるのかと、初めて訪れたこの時には不安になってしまいました。しかし、進むにつれて標高も上がってくると道もしっかりと山の稜線目指して登るのがわかるようになってきます。ふもとから約15kmあまりで標高1000mの旭丸峠に到着。徳島方面は、眉山や神山森林公園などが眼下に見えます。また、大川原高原や中津峰への縦走路もここを経由しています。西方向へしばらく進むと剣山スーパー林道との合流点に出ます。 | |||||||||
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剣山スーパー林道との分岐部 |
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スーパー林道から上勝方面 |
本当は、雲早トンネルへ出たところまでスーパー林道を走ろうと思っていた(この区間は1994年に一度走っていて、雲早山北面の樹海の印象がとてもよかった)のですが、時間が足りなかったのと国道193号線が通行止めの表示があったので、未練を残しながら途中で引き返しました。 帰路は、往路を途中から左折して悲願寺方面へと進みました。昭文社・ツーリングマップルでは「分岐多く迷う」と表示されていますが、実際その通りでした。拡大地図を見るとわかると思いますが、いたるところに作業道と思われる分岐があります。少々迷いながらも下りへの道へと進みましたが、逆方向で登っていくとしたらと迷っていた可能性大。 |
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野間殿川内林道は全線舗装ですが、こちらは大部分ダートでそれなりに荒れていました。またかなり勾配も急な部分があり、上の写真・神山の町を見下ろすあたりから一気に斜面を降りていきます。 |