尾道・向島・因島  (ちょっとだけ、弓削島・佐島・生名島)

コース   向島運動公園−尾道・千光寺−鳴滝山―向島・高見山−因島・白滝フラワーライン−弓削島・佐島・生名島−因島−向島運動公園
走行距離   100キロ
最高地点   鳴滝山 (800)  積算標高差 約1500m
走行日・天候   2017年 12月 3日   天候:快晴   GINT TCR
 前年(2016年)末前後は、結構な頻度で一緒に日帰りツーリングにいったすーさん。「今年は泊りがけツーリングも何度か行きましょう」と勢いだっていたのですが、すーさんが多忙のため全く実現できませんでした。そんなすーさんと、ほぼ1年振りのツーリング。「山から海が見えるところ」というすーさんのリクエストに応じて、いくつかの候補から選んだのは、尾道としまなみ海道・北側二島を巡るコースです。
                                                                  (2017年12月08日 記)
走ったコース
           
                                                鳴滝山から南東方向、尾道市街と向島
 午前5時、出発。板野ICから瀬戸大橋〜山陽道経由で、デポ地予定の向島運動公園に到着したのは、ほぼ予定していた7時半(200q弱)。ところが、肝心の運動公園の広い駐車場の門が閉まっています。門脇にある表示を見ると、午前8時開門とありました。何処かデポできるところがないかなあとクルマを走らせたのですが、適当なところが見つからず。結局引き返して、8時まで待つことになりました。駐車場には、「サイクリングの人は管理棟へ連絡を」との表示があったので向かったところ、登山届ならぬ出走届けというのか、住所氏名と帰着予定時間などの書き込み表があり、帰着もチェックしているようでした。閉門は21時とのこと。もちろん、無料です。
 8時20分くらいにスタート。まずは、尾道へ向かいます。しまなみ海道は4回目の私ですが、いつも今治出発。おまけに寄り道が多くて、因島・向島まで到達して走ったことがありませんでした。もちろん尾道も初めて。すーさんは2回ほど尾道までやってきているとのことで、尾道への渡船乗り場はすーさんの案内です。自転車乗りに有名な渡船は、数分で対岸の尾道に到着。料金は、乗船後に払うシステムでした。上陸して最初の目的地・千光寺展望台へ向かう前に、onomichi U2に立ち寄ってみました。ここで朝食を、ともチラッと考えていたのですが、まだ開店前のようでした。

 U2 から山陽本線の下を潜って、尾道の細い道を走り、千光寺展望台を目指します。標高140mほどですが、勾配は結構きついです。主となる観光地の裏手から登るのですが、きつい坂道の脇にも住居が建ち込んでいました。駐車場からは、自転車は押して展望台へ。展望台からは、尾道の街から、しまなみ方面が一望できます。少し靄っていたのと逆光でしたが、狭い海路を行きかう先程乗ってきた渡船の姿も見えました(写真:上右、川にかかる橋の左手前が向島桟橋、渡船は手前の船ではなく、ちょうど海峡に出てくる寸前の川を航行中)。写真:下左、一番高いところが向島・高見山。下右は西方面、一番右端に切れる山が、この後向かった鳴滝山です。

 主な観光コースは階段ばかりとのことで、来た道を引き返して、次の展望ポイント・鳴滝山を目指します。交通量の多い国道2号線は避けて、山陽本線沿いの狭い道を西進。高速道路脇に出て位置を確認していたところ、ジョギングをしていた若者が近づいてきて、鳴滝山への道を教えてくれました。この日、二つ目の登りです。ここもそこそこの勾配があります。途中、南・海側に開けるポイントがあり、陽光に輝く海と向島・因島を繋ぐ因島大橋もよく見えます(写真:下中上)。そこから、さらに登って、八注池からは山道を歩くこと10分ほどで、展望ポイントに到着。

鳴滝山の展望ポイントから 手前が尾道、向島と岩子島

 鳴滝山は標高380mほどですが、瀬戸内側の大展望が広がっています。先程登ってきた千光寺は随分と下に。これから向かう予定の向島・高見山や因島、弓削島も見えます。写真:下のように靄と逆光でしたが、条件が揃えば四国も見えそうです。ちょうど居合わせた熟年山ガール4人(おそらく私より年長)が自転車に興味津々で、すーさんが法螺も交えて話を盛り上げていました。快晴・ほぼ無風で居眠りできるくらいの暖かさ。何も考えず多島美を眺めるているだけで心穏やかになれる光景でした。

因島大橋 手前は岩子島 左手が向島・高い山が高見山 右手が因島

 同じ道で尾道市街に戻ります。既に11時近くになっていました。折角だからと、自転車オヤジ二人組には似つかわしくないU2で食事をしようと中に入ったのですが、レストランの開店は11時半とのこと。ちょっとリサーチが足りませんでした。僅か30分ですが、この後の予定を考えると待つは、ちょっともったいない。ということで、再び渡船に乗って向島へ戻ります。左から2枚目はU2の内部、右から2枚目建物と稜線が交わる辺りが鳴滝山展望台。右端は高見山への裏道。

 向島に渡って、しばらく補給地点がないことが予想された(その通りでした)ので、コンビニで補給食を調達。予定では国道を外すつもりだったのですが、1本道を間違えて、国道317号線を走って、高見山の表示で左折。突き当りで高見山は右折の表示が出ていましたが、登りと下りを違う道で行こうと左折したところ、向島洋らんセンターのところで、立体交差した道が平面のアナログ地図でもスマホでもわかりにくく、ちょっとばかり迷いました。漸く確認できて進んだ道は、裏道のようであまりクルマも通らないようでしたが、やはりそんな道が走って楽しい。途中でメインの道と合流しましたが、ここから先も結構きつい勾配でした。

高見山展望台から北へ、ヘルメットの斜め上が鳴滝山

展望台から北東、福山方面

 辿り着いた高見山展望台。ここも南側中心に展望が広がります。北東方向には福山から倉敷方面まで見えているようです。瀬戸内海は、言うまでもなし。因島大橋も、真正面に見えます。鳴滝山以上に、ここからは四国が見えること間違いなしと思われました。展望台の案内図には、円上島の記載もあったので、七宝山荘内半島も見えるかもしれません。そんな条件の時に再訪したいものです。

展望台から南方面、右端が因島 その奥が弓削島 その左うっすら豊島

展望台から因島大橋

 高見山からは南側へ下って、海岸線沿いを走ります。立花釣ヶ浜という砂浜を横目に見ながら進んでいたら、因島大橋の入り口を見落としてしまい、因島大橋を潜って北側まで進んだところで、引き返し。ちなみに砂浜沿いにある立花食堂は人気があるようで、沢山のクルマが停まって人の出入りも多かったです。その立花食道脇から因島大橋に向かう自転車道があります。表示が道の反対側にしかないので、砂浜と因島大橋に気を取られて見落としたようです。因島大橋の自転車道は、道路の下・中央部を通っています。ずっと柵が上方まであるので、風景を見るのには、ちょっと残念。写真:下右、緑区間は歩行者用。

 因島に渡って、これまた自転車乗りには有名なはっさく屋へ。因島大橋袂の公園横にあると朧げに記憶していたのですが、袂には公園が2ヶ所あって、スマホで確認。少しだけスマホが有効活用できるようになりました。お店では定番・はっさく大福をいただきましたが、適度な水分と八朔そのものの甘さと酸味が、自転車乗りにはピッタリでしょうか(写真:撮り忘れ)。そこからは、白滝フラワーラインで白滝山方面へ向かいます。季節のせいだけではなく、道周囲には花が咲くような植物は見かけなかったような。ここも最初こそ緩やかな坂でしたが、一度下っての登り返しは結構きつかったです。標高160mほどにある駐車場からは階段が続いています。駐車場からは、また鳴滝山が見えました(写真:下中下)。この上に五百羅漢と展望台があるようですが、すーさんがSPD-Rの靴だったことと残り時間を考慮して、次回の楽しみとすることになりました。ロータリーまで戻って、ちょっと不安だった高速道路方面の細い道へ進んでみました。幸い路面状況はまずまずで、周囲は雑木林に囲まれて、いい雰囲気の道でした(写真:無)。写真:下右下は、因島大橋と高見山。

はっさく屋から

 高速道路を潜ったところで左折、海岸方面に下って海沿いを走る国道317号線を少し走った後、海岸製沿いを走る県道366号線に左折します。この道、交通量も少なく瀬戸内海の風景を左手に見ながらのサイクリング向けのコースなのですが、短いながらも結構なアップダウンが続きます。海岸線沿いながら、最高地点は標高100mほどまで登ります。最高地点辺りからは、弓削島との海峡付近の光景が楽しめます。
 ここで、少し前にクロスバイクに乗って走る人発見。運動靴で普通のジャージ姿なのに、なかなか追いつけません。漸く追いついて話しかけると、なんと電動アシスト車でした。ちょっと安心しました。しかし、バッテリーなども小さく組み込まれていて、後ろから見ていると電動アシストとは全くわかりませんでした。私と同世代くらい?レンタルかとお聞きすると、昨日届いたところで今日は試走とのこと。「これでなければ、とても登れませんよ」とのことでした。
 
因島・西海岸線 奥は弓削島

 下り切ると、2車線の道となって、家老渡港へ(写真:上中下)。当初は弓削島・佐島・生名島それぞれ外周を走る予定だったのですが、時間切れ・足売り切れ。弓削島の東海岸は、先程の県道366号線のアップダウンが予想されたので、最短コースで、弓削大橋、生名橋経由で立石港へ向かいました。立石港は立派な建物があって自動発券機もあったのですが、家老渡港には、掘立小屋のようなものだけ。フェリーに乗っても係員のような人が誰もやってきません。そうこうするうちに、船は出航しました。私達以外に唯一乗船していたオートバイの方に訊ねると、「もう少ししたら係員が出てくるよ」とのこと。着岸少し前に係員の方が出てきて、料金徴収です。サイクルフリーのカード(自転車料金が無料になります)も持っていなかったのですが、その場で渡してくれて、おまけに上島町のポケットアトラスまでいただきました。聖地を語るだけの対応、さすがです。

フェリーから生名橋
 
弓削大橋

生名橋

生名縞へ

 立石港では出航10分前になっても、何処にもフェリーの姿が見えません。ひょっとしたらと思っていたら、目の前の対岸にある港から出航したばかりの船がこちらに向かってやってきます。僅か5分ほどで到着。すぐの折り返しには、ほぼ満席の車両が載りました。そういえば、立石港の建物前には、フランスの美しい村を模した立て看板が飾られていました(写真:下左から2枚目)。
 到着した土生港付近は、因島の中心部でしょうか。造船で栄えて、随分以前から瀬戸内海の島では唯一の市だった因島。警察や病院はもちろん、いろんな公共施設も多いようで、他の街とはちょっと異なる感じでした。15時半くらいと中途半端な時間でしたが、ここでも折角だからと、いんおこ・お好み焼きを食べることに。17時まで営業しているとチェックしていた新天地へ。頼んだのはしまなみスペシャル。写真ではうまく表現できていませんが、ボリュームもあって大満足。

 食べ終えて、サービスのコーヒーまでいただいて表に出ると、もう16時過ぎ。陽は傾き始めています。これも当初は、井口島に渡って瀬戸田沢港から高速船で尾道へ戻ることも考えていたのですが、ちょっと距離は伸びるものの、そのまま因島西海岸を走って、向島に戻ることにしました。幸い東海岸と異なり、西海岸はほぼ平坦。おまけに緩い追い風で助かりました。再び因島大橋を渡ります。島の西側なので、夕日のいいポイントがないかなと思いながらの走行でしたが、陽が落ちる西側には佐木島があって、夕日は島の向こう側に。残念でしたが、因島大橋を渡り終えて、再び立花釣ヶ浜へ出たところ、うっすらと四国山地が見えるではないですか(写真:下左、ちょっとわかりにくいですが)。いや、驚きました。この日の条件では絶対無理と思っていたのに。夕方の光線の成せる業なのでしょうか。どの辺りかなあ、と帰宅後地図で確認したら、赤石山よりもさらに東のようでした。

右から手前が因島、中央が弓削島、その奥に左端までうっすらと四国山地

夕暮れの因島大橋

 デポ地・向島運動公園に到着したのは、辺りも暗くなり始める頃。上述のように、受付に帰着の連絡をして帰路につきます。脚売り切れで随分と予定よりショートカットになってしまいました。いつも何か波乱のあるすーさんとのツーリングですが、今回は何も起こらなかったなあ、と話ならが帰途についたところで、やってしまいました。向島ICの入り口は、尾道方面と四国方面に別れていて、ちょっとわかりづらい。二人でワイワイ話していたら、条件反射的に四国方面を進んでしまったのです。幸い高速道路に入る手前に気付いて、後続車もなかったので、広い路肩を分岐部までの50mほどをバック。なんとか事なきを得て、その後は順調に戻ってきました。高齢者の高速道路逆走が時々新聞に出ていますが、明日は我が身か・・・。

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