富山へ  −1日目−
 一枚の写真を見て、こんな光景に出会ってみたいなあと旅への思いを募らせることは誰でも良くあることだとは、高茂岬の記事にも書いたのですが、海の向こうに見える冠雪の立山連峰を見たいというのは、いつも一緒に走ってもらっているすーさんの予てからの希望でした(もちろん私も)。今回は、それを実現するべく富山へと向かいました。そんな光景を見られるようにと能登半島を中心に走ることを考えたのですが、能登半島は予想以上に大きく、前後の往復行程も含めての1泊ツーリングとしては、とても無理。ということで、なんとかそんな光景が見えそうな能登半島の付け根・氷見付近と、翌日は私の希望で砺波平野と五箇山を訪ねるという行程になりました。結論から言うと、あまりの好天で靄っていたためか、海を隔てての立山連峰を見ることはできませんでした。が、2、3度走っているものの、もう40年近く前で、毎回1日程度だった富山は、ほとんど初めて訪れたと言ってもいいくらいの、目新しい印象がいくつも残った楽しい旅になりました。  (2018年06月20日 記)

七尾城山展望台から七尾湾方面
コース   羽咋−羽咋健民自転車道−県道3号線−和倉温泉・能登島大橋−七尾−七尾城跡−国道160号線−氷見−県道304号線−羽咋
走行距離   100キロ   積算標高 約1100m
最高地点   七尾展望台 標高380m
走行日   2018年 6月 2日   天候:快晴   GINAT TCR
 午前3時半、徳島を出発。この日、名神高速は夜間工事中だったこともあり、舞鶴道経由で北陸道へと進みました。神戸JCTは、新名神高速乗り入れで複雑になっていました。7年前のカーナビには当然未載です。舞鶴道に進むと途中から、思いもよらぬ雲海に出くわしました。雲海は日本海側に出ても少し続きました。
 敦賀JCTで北陸道へ。白山ICで高速道路を降りましたが、その手前では、右手方向に冠雪の白山を見ることができました(運転中写真なし)。高速道路を降りると、新設・拡張工事中の道路が、予定していた海岸線に沿って走る・のと里山海道(高速無料区間)に直結していました。この道を走ることは、行程の途中であったこともありますが、以前から一度行ってみたかった千里浜なぎさドライブウェイが見られるだろうと思ったからです。能登に向かう道だから交通量は少ないだろうとの予想に反して、結構な交通量がありました(四国や淡路島と比較して)。
 しかし、意外と海岸の展望は広がりません。いつものように詳細な事前情報は持っていませんでしたので、とりあえず途中にあったPAで一度休憩を兼ねて、海を眺めてみます。2ヶ所あったPA、能登側の志雄PAが海岸へのアプローチも眺望も良かったです。当たり前のようにクルマが走っていましたが、砂浜に降りてみると、クルマが走るせいもあるのでしょうが、上質のアスファルトに近いくらいの感触でした。しっかりと踏み込まれたところでは、MTBなら余裕で、ロードバイクでも走れるかなと思うくらいでした。
 左上 明石大橋は、何度渡っても大きさに圧倒されます!
 上 舞鶴道での雲海
 左 デポ地・眉丈台地スポーツ公園 
 右 千里浜なぎさドライブウェイ
 柳田ICを降りてすぐの羽咋・眉丈台地スポーツ広場というところにデポ、9時半過ぎにスタートしました。スタートしてすぐの滝町付近は、いつも利用している地図(ツーリングマップル)に、国道を外して、自転車道という小さな記載が海岸線沿いにありました。海岸線に突き当たる手前にそれらしき道を見つけたので進んでみました。すると、周囲には黒塗りの屋根瓦に杉の板壁という、独特の民家が続きます(写真:下中上)。この地区だけの造りかと思っていたら、板壁こそ他ではあまり見られませんでしたが、黒塗りの屋根瓦は、この日一日ずっと続きました。富山の民家の造りを再認識です。
 さらに進むと町から外れて海岸線を走るようになりました。正に海岸線・海のすぐ横で防波堤も何もありません(写真:下左)。余分な構造物がない光景はいいですね。時に東側へ押し曲げられた幹の樹木を見かけるくらい冬場は北西風が強烈だと思われましたが、路面の状況は極上です。真新しい舗装区間もありました。定期的に整備されているのでしょうか? 帰宅後調べると、羽咋健民自転車道というらしいです。いや、この道を走っただけでも、一日の価値があったと思われるくらいです。右手には、時折上述の独特の造りをした民家が続く集落が現れます。何処かで立ち寄ってみたら良かったと思うのは、後の祭り。柴垣付近ではクルマが砂浜に入っていたので、すーさんが降りてみましたが、さすがに踏み込まれていないところはロードバイクでは走行不可でした(写真:下右下)。
 走りながら、この道、どうみても廃線跡利用だろうなと思われました。帰宅後調べた羽咋健民自転車道のHPには記載がなかったのですが、るみちゃんからの指摘で再度検索したところ、廃線になった北陸鉄道・能登線跡地を利用しているとのことでした。
 能登半島の東側へ出る予定だったので、まだ北へと続く羽咋健民自転車道を志賀で離脱、県道3号線で東へと向かいました。併走する道があるところでは、できるだけ県道3号線を外して、田植えが終わったばかりの水田地帯を走る農道を選択。周囲に見られる民家は、やはり黒塗りの屋根瓦で立派な造りが多かったです(写真:下右)。
 県道3号線が突き当たると、東側・富山湾沿いは国道249号線。のと鉄道七尾線が並走しています。田鶴浜駅に立ち寄ったところ、ちょうどラッピングされた列車が停車中でした(写真:下2枚)。駅舎内に入ってみると、当然無人駅でしたが、三江線福塩線と異なり、列車の運行本数は意外と多かったです。
   
 田鶴浜駅からは、国道249号線を離れて和倉温泉方面へ進みます。こちらへ進んだ目的は、能登島大橋を見るため(写真:下左)。計画段階では、能登島を走ることも考えたのですが、こちらも結構距離が延びるので却下。能登島大橋は、角島大橋のような美しい海に架かる光景を期待していたのですが、意外と海水は濁っていました。ちょっと残念。内海だからかと思ったのですが、この後富山湾のもっと奥に進むことになるのですが、そちらのほうが透明感が良好だったので、付近の居住などの状況によるのかもしれません。
 能登島大橋からは、七尾市街へ進みました。ちょうどお昼になったので、能登食祭市場と名売った道の駅に立ち寄ってみましたが、富山の美味は夜のお楽しみに取っておくことにして、近くの蕎麦屋さんで昼食。七尾の街は再開発されたのか、道が広く新しく、周囲の家々も整然としていました。一服後、この日唯一の登り区間・旧七尾城跡から城山展望台へと、県道177号線を進みます(写真:下右)。
 この城山展望台という場所もツーリングマップルで見つけたのですが、奇しくも現在(2018年6月20日現在北海道)日本一周中のsimitさんが、その数日前に訪れていました。地図では細い道の表示でしたし、東側に抜ける道はもっと細いように思われたので少し不安がありましたが、simitさんのブログでおそらく問題ないだろうと判断して進むことができました。到着した展望台からは、ひょっとしたら立山連峰も見えるのではないかと期待もしていましたが、能登半島の先まで見えそうな北側の展望(トップの写真)に反して、南東方向の展望は全くありませんでした。
  展望台が最高地点かと考えていましたが、一度下るようなそぶりを見せた道は山肌をトラバースするように回りながらさらに少し登って漸く下りになりました。
 稜線の東に出ると、立山連峰が見えるのではと淡い期待を抱いていましたが、周囲の木々が高く、海が見えるポイントはほとんどありませんでした。もちろん、立山の姿は何処にも確認できません。写真:右は、東海岸の国道160号線に出る手前です。この付近の民家も黒塗りの屋根瓦で、大きな家が多かったです。
 さて、ここからがいよいよこの日のメインイベント、であった筈の国道160号線。快晴のもと、緩い追い風で快適に走ります。しかし、あまりの天気の良さ、気温も高かったためか少し靄がかかっていて、どうもすっきりしません。走っていると、立山連峰が見えるらしい標示を所々で見かけるのですが。 灘浦海水浴場付近からは、富山湾に浮かぶ虻ヶ島の向こうに、そして写真:下右、ズームアップして少し強調をかけた一枚ですが、富山市街に架かる橋(新湊大橋)と雲の間くらいに、冠雪の立山連峰が見えるはずだったのですが・・・。小境海水浴場で散歩していた地元の方に訊ねたところ、晴れた日はここから立山が見えるのだが、今日は見えないなあ・・・とのことでした。
 氷見市街の北部までやってきました。目を凝らしたら、あれがそうかとすーさんと希望的観測で話をしますが、とうとうすっきりとした立山連峰の姿は見えないまま、諦めることになりました。ここからは、県道304号線で西側のデポ地へ向かいます。途中から、ひとつ南側の国道415号線へ進むことも考えていたのですが、そのまま県道304号線を進みました。400m弱登るこの道は、交通量も少なく、いい道でした。僅かに東側の展望が広がるところでは、未練がましく立山が見えないかと振り返ってみますが、当然見ることはできませんでした。
 峠を下って金丸付近からは七尾線に沿う県道2号線でデポ地へ。この県道2号線のすぐ西側を走る旧道沿いには、やはり黒塗り屋根瓦の大きな家が多数ありました。時に板壁を持つ家もあり、また一枚の大きな屋根を持つ造りの家も何軒か見かけました。写真、撮り忘れです。
 16時頃、デポ地に帰着。クルマで宿泊地の高岡市へ向かいましたが、氷見市から高岡市への道が4車線で立派なのに驚き、また高岡市も予想外に大きな街で、路面電車も走っているのに、また驚きました。駅周辺には、全国チェーンのホテルが林立しています。こんなに沢山誰が泊まるのでしょうか。ただ、食事に出た19時前、土曜日の夜というのに閑散としていたのは、やはり地方都市の光景でしょうか。ホテルにあったコピーを頼りに入った居酒屋・八五郎で旬の魚・貝を堪能して、一日目終了。

富山へ  −2日目−

五箇山・菅沼集落
コース   南砺閑乗寺公園−国道156号線−五箇山・菅沼集落−五箇山・相倉集落―国道304号線−城端−南砺閑乗寺公園
走行距離   75キロ   積算標高 約1200m
最高地点   国道304号線・五箇山トンネル  標高580m  
走行日   2018年 6月 3日   天候:快晴   GIANT TCR
 翌日も快晴です。朝食を摂りながら、この日の計画を練ります。ホテルの窓から立山連峰の姿は全く見えなかったのですが、ここまでやってきたのだから、ダメ元で高速道路を少し東方面へ進んでみることにしました。
 すると、有難いことに富山IC前後から、前方に冠雪の立山連峰の姿がくっきりではないものの十分に確認できる程度に見えてきました。予定していた流杉PAで停車。駐車場からの木々の向こうに立山連峰が見えましたが、引き返そうとスマートICで出たところ、田園の向こうにもっといい条件で山々を見ることができました。これで、すーさんの希望をちょっとだけですが、叶えることができました。
 写真:左・上、流杉PAを出たところから、すっきりではありませんが、立山連峰が確認できました。
 北陸道を砺波ICまで戻って、この日のデポ地は南砺市・閑乗寺公園。砺波ICを降りた後の国道156号線も4車線で幅広いです。交差する道も広く、路肩も広いのは除雪対策のためでしょうか。また、散居村で有名なことはよく知っていましたが、とんでもなく大きな民家が何軒もありました。納屋と思われる建物だけでも、我が家のような一般的住宅よりずっと大きい。しかも当然かもしれませんが、細部に至るまで手入れが行き届いているような佇まいです。
 到着した閑乗寺公園は、ちょうど100qマラソンのイベント中でした。展望台からは散居村の遠望が十分楽しめたので、この後最初に訪れる予定だった鉢伏山にある散居村展望台に寄り道することは中止して、そのまま国道156号線を南下することにしました。
右 閑乗寺公園から散居村
左 いい道が多い
   (県道280号線)
左下 半端なく大きな民家
   (走行中のため門だけ)
下 閑乗寺公園、元スキー場
 国道156号線を、庄川に沿って遡ります。ひるがの高原を分水嶺として流れてくる庄川は、上流にいくつものダムがあるため、水質はさほど良いように見えません。まず最初に見えてきたのが、小牧ダム(写真:下左)。ダム下方、左岸にある民家は、やはり黒塗りの屋根瓦で、大きな家が多いです。また右岸には旅館でしょうか、木造三階建と見える大きな建物が見えました(写真:下右下、湯谷温泉旅館というらしい)。
 
 道は緩やかに登っていきますが、多くの部分でスノーシェードと思われる構造物に覆われていました。この日も快晴で日差しが強かったのですが、陰になったところはヒンヤリと登りでも心地良いくらいでした。何本か対岸へ向かう橋も見かけました。写真:下中上は古い橋。下左下は現在建設中。この角度から見るとわかりませんが、大きく右手にカーブしています。川面からも50mくらいの高さがありそうでした。
 写真:右下、広角なので高度感がわかりにくいですが、かなり切り立った山肌に道は造られています。祖谷渓は川面から道までの標高差が150m以上ありますが、ここもそれほどではないものの、結構な標高差があり、また周囲の山の大きさもなかなか見事でした。日曜日のためか、大きなトラックなどはほとんど通らず、クルマの通行量もそこそこでしたが、オートバイがクルマより多いくらいに思えました。オートバイ乗りにとって有名な道なのでしょうか?クルマ以上に排気音が響くので、スノーシェードが多いこの道では、やや不快に感じました。
 
 二つ目の祖山ダム・ダム湖で、国道156号線は左岸から右岸へと移ります。対岸に旧道と思われる道を事前に確認していたのですが、そこまでのトンネルで確認していた迂回路・旧道は閉鎖されているところが多かったので、そのまま国道を進みました。道の駅・たいらまで一度登るのですが、右手ダム湖畔沿いに旧道と思われる道が確認できました。通れたかな?と思われる遠目の状況でした。
 下って、再び左岸に渡ると、南砺市・平地区。ここでも、写真:下右のように、黒塗り屋根瓦・切妻式の大きな民家が並んでいます。合掌造りの流れでしょうか。ここからは往復になりますが、折角なので世界遺産でもある合掌造りの菅沼集落まで進んでみることにしました。
 
 平の集落から少し進んだところにあるのが、大きな合掌造りの村上家。国指定重要文化財だそうです(写真:下右)。内部を見学できるようですが、そのまま先へ進みました。相変わらず、道は広くて立派です。写真:下左下の橋(湯出島橋というらしい)など、対岸に渡るのかと思って進むと、途中でカーブして同じ岸に戻りました。「贅沢な橋だなあ」とは、すーさんの一言。思いは全く一緒でした。
 到着した菅沼集落。クルマの駐車場が国道沿いの高台にあり、その付近から見る集落全体像が良く、手前にベストビューポイントと記されているのにも納得です。下ったところにある駐車場に自転車を停めて、少し歩いてみました。少しある水田も田植えが終わったばかり。初夏の明るい日差しの中で、集落全体が輝いているように見えました。いくつかの合掌造りは観光客相手の土産物や軽食などを提供していましたが、嫌みなく周囲に溶け込んでいる雰囲気でした。好天の日曜日にも関わらず、観光客が少なかったことも、いい印象が残ったひとつかもしれません。後述する相倉集落より良かったとは、すーさんと一致した意見です。
 説明的な写真ばかりですが、電線などはもちろん、余分な構造物がなく、こじんまりとですが、よくまとまって落ち着いた雰囲気の集落でした。
 唯一往復となる平まで戻る途中、村上家の近くの豆腐料理も出す蕎麦屋・拾遍舎で昼食。ここでその後を相談です。実は、冠雪の立山連峰を拝むことと同じくらい、可能なら組込もうと楽しみにしていたのが、小松にある日本自動車博物館。しかし、ゆっくりしているうちに時間的に厳しくなってしまいました。ということで、今回は泣く泣く諦め、その後もゆっくりと観光することにしました。ということで、往きに素通りした村上家へ立ち寄ります。もちろん、合掌造りの内部を見学するのは初めて。2階、3階と回ってみますが、近世の農具や生活道具が沢山展示されています。しかし、現在でこそ電気で照らされていましたが、切妻両端の障子窓だけでは暗くないのでしょか?
 平地区まで戻って、国道304号線を少し進んだところから、もうひとつの合掌造り・相倉集落へ寄り道しました。ここまでの道中、なんとなく菅沼集落より相倉集落がメインのような表示が続いたように思われたのは錯覚でしょうか。合掌造り民家の数だけなら、ほぼ同じくらいに見えましたが、菅沼集落の家の方が少し大きいように思われました。また、合掌造り以外の建物がほとんどなかった菅沼集落に比較して、相倉集落では間に瓦屋根の民家も見られるのが、統一感としては少し魅力が損なわれているように見えました。しかし、これは観光客の意見であって、写真:下中上や下左下などは、現在も一般の方が全く普通に生活されているようで、それはとても貴重なことだと思えました。ちょうど屋根吹き替え中の家もありました。
 相倉集落には菅沼集落のような高所から見るポイントはないのですが、手書きのビューポイントとの表示に従って集落の外れの少し高い位置へ進んでみたところ、そこに示されていた1950年当時の写真が、ほとんど現在の光景と変わっていないことにも驚きました(写真:下右の撮影位置付近)。
 
 相倉集落でゆっくりした後、国道304号線で峠のトンネルを越えて城端方面に向かいます。途中、東南方向に少しばかり雪の残った山を遠望することができました(写真:下左)。最高地点となる五箇山トンネルは、長さが3q以上あります。事前に地図で旧道らしき道が西側を迂回しているのを確認していました。写真:下右上の梨谷大橋手前から左手に旧道と思われる道が伸びていましたが、ちょっと不安が残ったので、そのままトンネルへ進みました。梨谷大橋から覗いた谷は広葉樹に覆われていて、紅葉の時期はいい眺めが期待できそうでした(写真:下右下)。
 トンネルを抜けると、城端までずっと下りでしたが、路面が結構荒れていました。積雪と冬用タイヤの影響でしょうか。
 
 下り切って、デポ地に向かうために県道21号線を右折する三差路から、少し先にある城端駅に向かってみました(写真:下左下2枚)。ここは、高岡駅始発の城端線の終着駅です。高校時代から一緒に走り始めた友人が、40年ほど前この付近を走ったと話していたことを思い出していました。国道304号線は城端の街中を抜けているのですが、街の中に入った付近から道幅も広がり、路面状況も上々となりました(写真:下左上)。街路灯や道沿いの家も何処とはなく統一されています。チラッとみる横道もきれいそうでした。富山の小京都とも呼ばれる城端駅の観光マップで、魅力ありそうな場所を見つけたので、少し散策してみました。最初に向かったのは、土蔵群蔵回廊という裏道(写真:下右)。
 続いて、県道21号線の山田川沿いでは、何やら歴史遺産のような建造物。近づいてみると、現役の職場のようです。日本抵抗器製作所というところでした。
 城端をちょっと散策した後は、県道21号線でデポ地に向かいます。直線道路が続く道沿いには、収穫前の小麦畑が続いていました。途中、信号のない見晴らしのいい交差点で、先に近づいていた右からの大型トラックが、停車して待ってくれたのには驚きました。
 
     上 小麦畑が続く県道21号線沿い

     左 直線道路が続く県道21号線 
 最後は、ちょっとだけ頑張って閑乗寺公園までの登りで終了。
 訪れたのが好天の清々しい季節だったこともあるのでしょうが、何度か訪れて多少は知っていたつもりの富山県でしたが、日本海側という一般的な印象とは全く異なる、広々として明るく感じました。家々も大きく、しかも手入れも行き届いていて、道も広く、交通マナーも良く、随分と認識を新たにしました。目にすることができなかった富山湾を隔てた立山連峰の姿や走っていない能登半島全体、日本自動車博物館を訪れることも含めて、要再訪です。

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